- お見合いで何を着て行けば良いか分からない
- お見合いでスーツはOK?
- 魅力的に思われる服装を知りたい
お見合いで着る服は第一印象を左右する重要なものです。間違った服装選びは、スーツを着て野球をするようなもの。
いくら性格やスペックが良くても「常識がない」と思われ、交際OKをもらえません。
この記事では、結婚相談所を成婚退会した筆者が、お見合いに相応しい男性の服装について画像付きで解説します。記事の内容を読み進めれば、お見合いで与える印象をよくすることができ、服装が理由で振られることがなくなります。
男性がお見合いの服装を選ぶときのポイント

男性がお見合いの服装を選ぶときのポイントは、「清潔感」「センス」「サイズ」の3つを“全て”満たすことです。
- サイズがピッタリでも、センスのない服を着ていると「常識がない」と思われる
- センスのいい服を着ていても、サイズが違うと「年上」「肥満」「若作り」に見える
- ファッション誌に載っていそうな見た目でも、体臭が酷いと近寄りたくない
お見合いの服装は、どこか一つでも欠けているとマイナスイメージになってしまいます。
清潔感を重視して信頼感を与える
清潔感がないと、いくら外見や性格が良くても交際をお断りされてしまいます。清潔感は女性にとって交際の前提条件。「清潔感がある=モテる」ではなく、清潔感が無いとそもそもスタートラインに立つことすらできない。という位置付けです。
女性は美意識が高く、衛生面をとても気にします。マニキュアで爪の先までオシャレをしますから、女性は男性以上に細かい視点を持っていると思ってください。
- 服のしわがない
- 襟や袖の黄ばみがない
- 糸のほつれや毛玉がない
- 異臭(特に汗の臭い)がしない
少なくとも上記に当てはまらない服を選びましょう。毎日のお手入れが負担なら、服を新調してお見合いの時だけ着るようにすると良いです。服を着用する回数が少ないと、新品感も長く保てます。
服のしわの基準は「関節以外にしわがないか」
服のしわの基準は見る人や程度にもよるので一概には言えません。ですが、関節以外にもしわがあるなら、清潔感がないと思われやすいです。

理由は、自然にできるしわではないため。
- 脱ぎっぱなしで長期間放置していた
- 適当なたたみ方をしていた
- アイロンをかけていない
関節以外のしわは上記のような「甲斐性の無さ」を連想させます。
襟や袖の黄ばみの基準は「服の色と違わないか」
襟や袖の黄ばみの基準は服の色と違わないか。特に白いシャツは黄ばみや黒ずみが目立ちやすく、普通に洗濯しているだけでは半年~1年ほどで黄ばみが出てきます。

- 漂白剤や重曹を使って洗濯していない
- クリーニングに出していない
- スチームアイロンをかけていない
黄ばみや黒ずみは上記のように、ちょっとした手間を嫌っていると出やすい汚れです。しわと同じように「甲斐性の無さ」や、新品に買い替えない「面倒くさがり」な印象を与えてしまいます。
糸のほつれや毛玉は「1か所でもNG」
糸のほつれや毛玉は全体的に出ることが多いため、1か所でも見つけたらNGと思った方が良いです。

- 洗濯ネットを使用していない
- 衣類の洗い分けをしていない
- 処理していない
糸のほつれや毛玉は、上記のように「気配りできない人」「面倒くさがりな人」という印象を与えます。
異臭の基準は「汗が付いているか」
臭いの基準は「異臭がしないこと」ですが、自分の臭いの判別は難しいです。(人は自分の臭いには鈍感で、他人の臭いには敏感になるようにできているため)
異臭の原因で最も多いのは「汗の付着」。ちゃんと服を洗濯していても、毎日お風呂に入っていても、汗の染みついた服を着て汗をかくと、強力な異臭が発生します。

- 時間に余裕を持って行動する(走らない=汗をかかない)
- 制汗スプレーを使う
- 早く待ち合わせ場所に着いて汗を抑える
- 新調した服を着る
このように汗をかかない対策をして、根本的に臭いが発生しないようにするのが効果的です。
シンプルかつ上品な服装で女性に好印象を与える
一般的に無難と言われるのは、次のスタイルです。
- 上半身:ジャケットと襟付きシャツ
- 下半身:スラックスやチノパン
夏でも短パンはNG(半袖はOK)
冬は上記にコートを羽織る

色は上下でメリハリをつけること。上半身が白系なら下半身は黒系のパンツを履く。上半身が黒系なら下半身は白系のパンツを履くのが無難なスタイルです。
お見合いの服装はセンスが大事ですが、ファッション誌に載っているようなイケメンを真似する必要はありません。それよりは、「自分の体格や髪形に似合っているか」のほうが大事で、自分に似合っていない服装は逆効果です。
自分に似合っているかを調べる方法は、街で見かける人を観察すること。自分と同じような体格・髪型の人を見つけて、その人が着ている服装を参考にするのが無難です。
ジャストサイズの服装で清潔感と知的さを印象づける
サイズが合っていないと実際の年齢、実際の体格よりも悪く見られます。お見合いの服装はジャストサイズのものを選びましょう。
- きつすぎると「若作りしている」ように見られる
- ウエストが大きいと「肥満」「年齢よりも上」に見られる
- 袖が長いと「みっともない」印象を与える

ジャストサイズとは具体的に次のような寸法感です。
- ウエスト:ベルトが無くてもズレ落ちない
- ズボン裾:立った時に裾が靴に当たらない
- シャツの袖:手をぶら下げた時に手首が隠れない
お見合いにおすすめの男性の服装スタイル

男性におすすめのお見合いの服装は、ほどほどなフォーマル感。ホテルの高級レストランでも、パチンコ店でも、どこにいても違和感の持たれない服装が無難です。
ここではお見合いにおすすめのスタイル。
「スーツ」「ジャケパン」「スマートカジュアル」の3つについて解説します。
スーツスタイルできちんと感と誠実さを演出する
ホテルラウンジ、料亭、パーティー会場など、かしこまった場所でお見合いをするなら、スーツは十分選択肢に入ります。逆に公園や休日の繁華街でのスーツは避けた方が無難です。
スーツの選ぶときの注意点は次の通りです。
- 普段着ないスーツを選ぶ(通勤などで毎日着るスーツはしわが多いため)
- ジャケットは黒よりグレーやネイビーの方が若干良い(黒は暗いイメージがあるため)
- ジャケットとスラックスの色は合わせる
- 革靴は黒や茶色が無難

ネクタイを選ぶときは次の点に注意しましょう
- ブランドやキャラクターものはNG
- すごく太い、短い、蝶ネクタイなど独特なデザインはNG
- 派手な色(金色、カラフルなど)はNG

「男性のスーツは3割増し」と言われるように、スーツが与える誠実さは私服よりも格段に上です。
ジャケパンスタイルでカジュアルさと品を両立する
ジャケパンとは、「ジャケット」+「パンツ」の略語で、上下が同色ではない組み合わせも含みます。スーツよりもカジュアルさがあり、休日の繁華街などでも違和感なく溶け込めます。

ただし、以下の点に注意して下さい。
- 配色は小物を含めて2~3色にする
- ジャケットは黒系の色にする(明るい色はカジュアル感が強い)
- 夏でも長ズボンをはく(短パンはカジュアルすぎる)
ジャケパンは選択肢が多い分、スーツよりも失敗パターンが多いです。
スマートカジュアルで優しさと親しみやすさを引き出す
スマートカジュアルはフォーマルとカジュアルの中間の意味で、どんな場面にも対応できる万能さがメリットです。ジャケパンもスマートカジュアルの一種ですが、スマートカジュアル自体に明確な定義はありません。

選ぶときのポイントは次の通りです。
- シャツは襟付きが無難(Uネックでも良いが、襟付きの方が誠実さが増す)
- パンツはスラックスかチノパンにする
- 靴は革靴かローファーにする
スマートカジュアルは、季節や場所に応じて組み合わせを自由に変えられます。
【季節別】お見合いにおすすめの男性の服装

ここではお見合いにおすすめの服装を季節別に解説します。基本的には以下のスタイルが無難です。
- 春:ジャケパン
- 夏:襟付きシャツ+長ズボン
- 秋:ジャケパン
- 冬:コート+ジャケパン
春は軽やかさと爽やかさを意識する
春はジャケパンスタイルが無難です。
| 部位 | 種類 | 色 |
|---|---|---|
| アウター | ジャケット | ダークグレー ネイビー |
| シャツ | Uネック 襟付き | 白 ベージュ |
| パンツ | スラックス チノパン | 黒 茶色 |
| 靴 | 革靴 ローファー | 黒 茶色 |

基本的には無地の服を選び、白の服を着ることで爽やかさを。白と黒のメリハリをつけることで、軽やかなイメージを出せます。
夏は汗対策と快適さを両立させる
夏は襟付きのシャツ+長ズボンの組み合わせが無難です。
| 部位 | 種類 | 色 |
|---|---|---|
| シャツ | 襟付き | 白 ベージュ |
| インナー | Vネック | 白 |
| パンツ | スラックス チノパン | 黒 茶色 |
| 靴 | 革靴 ローファー | 黒 茶色 |

熱くて肌を露出したくなる季節ですが、短パンは避けてください。上半身は半袖でも大丈夫ですが、待ち合わせの時はジャケットを羽織っておくほうが良いです(写真との乖離を無くすため)。胸元を緩める時は肌着が露出しないよう、Vネックのインナーを着てください(肌着が見えるとだらしない印象を与える)。
脇や背中に汗のシミがあると、清潔感が無いと思われてしまいます。制汗スプレーを使ったり、早く待ち合わせ場所に早く来て涼んでおきましょう。
秋は色と素材で落ち着きと大人っぽさを演出する
秋は春と同じで、ジャケパンスタイルが無難です。
| 部位 | 種類 | 色 |
|---|---|---|
| アウター | ジャケット カーディガン | ダークグレー ネイビー 茶色 |
| シャツ | Uネック 襟付き | 白 ベージュ |
| パンツ | スラックス チノパン | 黒 茶色 |
| 靴 | 革靴 ローファー | 黒 茶色 |

茶色やベージュなどの暖色系の色を取り入れることで、温かみがでて落ち着いた大人っぽい雰囲気を出せます。
冬は重ね着を工夫して防寒と清潔感を両立する
冬はジャケットの上にコートを羽織るのが無難です。
| 部位 | 種類 | 色 |
|---|---|---|
| アウター | コート | 黒 グレー |
| トップス | ジャケット カーディガン | ダークグレー ネイビー 茶色 |
| シャツ | Uネック 襟付き | 白 ベージュ |
| パンツ | スラックス チノパン | 黒 茶色 |
| 靴 | 革靴 ローファー | 黒 茶色 |

イメージとしては、お固い会社で着ても違和感を持たれない服装。防寒性や機能性からダウンジャケットを着る人も多いですが、お見合いでは避けましょう。コート+マフラーの方が清潔感を与えられます。
男性がお見合いするときの服装は小物で差をつける

小物と服装の組合せが悪いと「変わった人」と常識を疑われ、マイナスのイメージを与えてしまいます。
例えば、スーツ姿で大きいリュックを背負っていると「スーツ=会社」「大きいリュック=アウトドア」と相反するイメージで違和感を覚えます。平日の仕事帰りならまだしも、休日のデートで相応しい所持品とは言えません。
手入れされた革靴で清潔感と大人の余裕を演出する
靴の汚れをそのままにする人は、面倒を嫌う傾向があり、靴以外にも粗が見つかることが多いです。
どこか一部にほころびがあると、「他にも粗があるんじゃないか」と思ってしまうのが人情。靴の手入れは、「他にも粗があるんじゃないか」を防ぐ効果もあります。
底がすり減った靴や、しわの入った靴、汚れている靴は放置せずしっかり手入れしましょう。

手入れが面倒ならお見合い用の靴を新調するのも手です。
実用性とセンスのバランスが取れたバッグを選ぶ
お見合いでは見た目(第一印象)が全てですから、実用性とセンスのバランスを意識したバッグを選びましょう。

ポイントは周囲との同調を意識すること。具体的には次の通りです。
服と色合いを揃える
基本的には服と同じ色のバッグを選びましょう。バッグの色合いが服装と違うと、次のような印象を与えます。
- 常識がズレている(=一緒にいる私も恥をかく)
- 周りに合わせる気がない(=自己中心的)

女性と同じスタイルにする
多くの女性はお見合いの時、手に持つか、たすき掛けの小さいバッグを選ぶことが多いです。なるべく女性と同じスタイル(たすき掛け、ほどほどの大きさ)にしましょう。
女性と大きくかけ離れるスタイル(両かけのバッグや大荷物)は周囲からも浮きやすく、女性の理解が得られないことが多いです。センスは「自分がどう思うか」ではなく、「他人がどう思うか」という視点が大事です。

極端に大きいカバンにしない
極端に大きいカバンは「仕事帰り?」「それ、お見合いに必要?」と常識を疑われてしまいます。「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、恋愛においては「相手に合わせる」が最適解です。
お見合いの前後で別の予定を組むと、「私はついでか…」と思われる恐れもあります。やむを得ない事情があっても、別の予定があることを悟られない服装やバッグを選んでください。

アクセサリーは控えめにする
過度にアクセサリーを身に付けると「チャラい」「不誠実」「浮気性」というイメージを与えてしまいます。
お見合いは結婚を前提とした出会いの場。家族を守る誠実さを与えることが最重要ですから、色気の露出はほどほどにする方が良いです。目安は以下の通りです。
| 名称 | 判定 |
|---|---|
| ピアス | NG |
| ネックレス | 小さいものならOK |
| 指輪 | 微妙 |
| ブレスレット | 微妙 |

どう感じるかは人によるので一概には言えませんが、ネックレス以外はつけない方が無難です。
お見合いで避けるべき男性の服装

ここではお見合いで避けるべき男性の服装を解説します。
ポイントは相手女性との温度感。ワンピースで上品な服装をしている女性と同じくらいのフォーマル感を出さないと、本気度を疑われてしまいます。
カジュアルすぎる服装
カジュアルすぎる服装は、相手女性との服装(熱量)のギャップが生まれやすく、確実にマイナスのイメージを与えます。具体的な服装は次の通りです。
| 部位 | 種類 |
|---|---|
| アウター | ジャンパー ダウンジャケット |
| シャツ | ポロシャツ パーカー 柄物のシャツ |
| パンツ | デニム 短パン スウェット |
| 靴 | スニーカー サンダル |


着心地や機能性を重視することから「自己中心的な人」という印象を与えます。
派手すぎる色柄の服装
派手過ぎる色柄の服装は「周囲の目に鈍感な人」「気配りできない人」とマイナスの印象を与えます。
- 4色以上の配色
- 赤、緑、黄色などの色味が強い服
- チェック柄の服

アピールすべきは個性ではなく、誠実さ。一緒に道を歩いたときに、周囲から注目されるような服装をしていると、相手女性は恥ずかしい気持ちになります。
サイズが合っていない服装
サイズが合っていない服装は、「面倒臭がりな人」「ズボラな人」という印象を与えます。見た目の印象も悪く、体型が太く見えたり、年齢が上に見えたりとデメリットが多いです。

将来的に太ることを見越して大きめのウェストを買うのではなく、今現在の体型に合わせた服を買いましょう。
自分らしい服装でお見合いに自信を持って臨もう

お見合いにふさわしい服装は場所、年齢、季節、体型、髪型などによって変わるため、一概には言えません。しかし、基本的にはあらゆる場面に対応できるジャケパンスタイル、スマートカジュアルが無難です。
「清潔感」「センス」「サイズ」の3要素をおさえて、自分らしい服装でお見合いに臨んでください。



