結婚相手に求める条件としてよく挙げられるのが「性格」「人柄」「価値観」といった内面。
そして多くの女性が求めるものは
「一緒に居て気を使わない人」
「自然体で居られる人」
これらは言わば包容力とも言えます。
- 包容力があるとどうなるのか
- どうしてそんなに包容力が求められるのか
- 包容力はどのようにして身につければ良いのか
当記事では、結婚相談所を10か月で成婚退会したゲーマー筆者が、包容力について解説します。
包容力は恋愛のみならず、すべての人間関係に応用がききますので是非参考にしてください。
包容力がある人の特徴
ここでは包容力があるとどうなるのか。
包容力がある人の特徴を解説します。
感情的にならない
具体的には
- キレる
- ムキになる
- 手を出してくる
このような事を日常的にしていると、相手は顔色をうかがうようになったり、「関わりたくない」と思われ人は離れていきます。
素直
プライドが高すぎると素直になれません。
具体的には
- よく自慢話をする
- 話を遮(さえぎ)る
- マウントを取る
- 指摘を受けても言い訳・反論する
- 謝ったら負けと思っている
- お礼を言わない
このような人の事。
これらの行為はデート中に嫌われる行為として、8割以上の女性が「不快を感じる」と回答。
約半分の女性は「すぐにでも別れたい」と回答しています。
高学歴や仕事ができる男性ほど、この傾向が強いです
利他的
自分の事ばかり考える人は嫌われます。
具体的には
- よく主張する
- 自分にとって利益のある事を優先する
- 自分の都合の良いように解釈する
- 媚びを売るのが上手
- 立場が下の人に対しては遠慮しない
- 「言わない方が悪い」という考え
- 理屈っぽい。効率重視の考え
代表的なものは「店員への横暴な態度」
これはデート中に嫌われる行為で最も多かった意見です。
自分の事を考えるのは普通の事ですし、大半は自分が満たされて初めて他人を気遣うようになります。
ですが、何でも「もらって当然」という考えは嫌われます。
過去付き合っていた友人も、上記の特徴に当てはまるものが多く、人を使う(利用する)のが得意でした
悪口・陰口を言わない
他人を悪く言う人は
- ミスに寛容でない
- 器が小さい
- 私も裏では同じような事を言われるかもしれない
このように思われ、良い印象は持たれません。
「馬鹿」「アホ」「クズ」このような罵倒でなくても
- 「自分勝手」「気まま」
- 「口先だけ」
- 「後腐れない」
- 「告げ口している」
元カノや他人の事をこのように言える人は「人格に問題があるのではないか」と勘ぐってしまいます。
「性格は言葉に表れる」と言われたりしますが、あながち間違いではないと思っています
包容力があるとモテる理由
ここでは包容力があるとなぜモテるのかを解説。
その理由を知ることで、包容力の重要性や、包容力を身につけるヒントを得られるかもしれません。
ストレスを感じないため
包容力がある人は相手の悪い点も受け入れているため、プレッシャーをかけてくることがありません。
そのため
- 一緒に居て気を使わない
- 気まずい空気を感じない
- ミスを責めない
このような印象を抱き、居心地の良さを感じます。
将来一緒に生活をする上で、居心地の良さを感じるのは重要。
家に帰っても仕事やデートのような対応を求められると、気を休めることができません。
率直に意見を言い合えるため
いくらお互いが好き同士でも、過ごす時間が増えると相手の嫌な所の1つや2つは出てきます。
そんな時、言いたいことが言えない関係だと不満が溜まっていき、ある日突然「別れたい」と言われたりします。
「うちは問題ない」とタカをくくっている男性に限って突然パートナーから「別れたい」と言われたりします
相手は「何も言わない」のではなく、「言えなかった」のかもしれません。
- 言っても変わらなかった
- 言っても相手にされなかった
- 言ったが「お前が悪い」と言われた
- 言ったら逆ギレされた
一度でもこのような経験があると、相手は意見を言わなくなります。
落ち着いているように見え安心感がある
女性は男性に信用や誠実さ、安心感を求めます。
背景には
- 身体目的で近づく人がいる
- 詐欺目的で近づいてくる人がいる
- DV被害に遭いたくない
- ストーカー被害に遭いたくない
このような世間に対する不安感があります。
近年はマッチングアプリが流行し、知らない人といきなりデートするのも当たり前の時代になってきました。
その反面、プロフィール詐欺や写真詐欺、ドタキャンや音信普通になる人も当たり前に出てくるようになり、女性は相手男性の内面を良く見るようになっています。
包容力を身につける方法
ポイントは「我慢する」のではなく「考え方を変える」こと。
そもそも、起こった出来事自体に良い・悪いは無く、それを受け取った人がどう解釈するかで良くも悪くもなります。
例えば、
コップに水が半分入っていたとして、「まだ半分もある」と思う人がいれば「もう半分しかない」と思う人も居る。
事故で足を骨折したとき、「骨折で済んで良かった」と思う人がいれば「運が無い」と思う人も居る。
要は気の持ちようで、どちらにも受け取ることができるのです。
では、どうすれば考え方を変えることができるのか。
その方法を順番に解説していきます。
他人に期待しない
基本的に他人は変わりません。
基礎的な人格形成は3歳までで終わりますし、環境要因によるものも12歳頃までに体験した出来事がベースになって決まります。(諸説ありますが)
大人になってから考えが一変する事もまれにありますが、九死に一生を得る程の体験をしなければ人が変わることはまずありません。
ではどうすれば良いかというと、他人に期待しないこと。
期待値が高いと
- 思い通りに動いてくれない
- 期待通りの結果になっていない
このようなときに、怒りの感情が湧いてきますが
- ペットの猫がゴミ出しをしてくれない
- 子供(幼児)が働かない
こんなの当たり前ですよね?むしろ「何言ってんだ?」と思われてしまいます。
昔、同僚は「中国人はいい加減」という事にイライラしていたそうですが「この人達はそういう民族なんだ」と思うようにするとイライラしなくなったそうです
ジャッジしない
- ○さんは上から目線でしゃべっててイライラする
- ○さんは理屈っぽくて嫌い
相手をジャッジしていると上記のような感情が湧きますが、フラットな目線を持っている人は
- ○さんは「まだそんなところなの?」と言った
- ○さんは「根拠は?」が口癖
このように私情を挟みません。
「イライラする」とか「嫌い」といった主観を含めると拒絶している感じがしますが、事実を淡々と述べると人によって解釈が異なります。
このような中立の目線で見ることが「受け入れる」ということに繋がります。
自分を客観視する
人間は感情で動く生き物。
「感情的になってはいけない」と頭で分かっていても、反射的にイライラしてしまうこともあります。
そんな時は自分を客観的に見ること。
例えば、些細な一言で怒りの感情が湧いたとき『あ、今自分イライラしているな』と、自分がどのような感情を抱いたのかを考えるのです。
このとき
- 「イライラしてはいけない」
- 「ポジティブに考えないといけない」
と自分を卑下(ひげ)しないこと。
単純に自分がどう思ったのかを考えるだけで良いです。
「○○してはいけない」は自分の事を「悪い」とジャッジしている証拠
相手の身になって考える
一見イライラすることがあっても、相手の事情を聞くと「それなら仕方ない」と思ったことはありませんか?
例えば、料理の提供が遅く、イライラして店員を呼び出し怒鳴りつける。
ありがちな光景だと思いますが、相手の身になって考えると
- 接客能力が無いのではなく、手が足りていない
- クレーム対応に追われ、ますます提供が遅れる
- 従業員は上司に再三要請している
このような状況なのかもしれません。
また、感情的に怒鳴り散らすことで
- 近寄りがたい人間と思われる
- 器の小さい人間だと思われる
- 手が止められて混雑状況は更に悪くなる
このようになり、周りの人間の評価を落としてしまいます。
昔、免許の更新に行った時、係員にクレームを入れている人を見ましたが「それでよく優良ドライバーになれたなぁ」と思いました
ですが、何も言わないわけにはいきませんよね。
そんな時は「提供が遅いこと」と「30分待っている」という事実を淡々と伝えるだけで良いです。
「自分がされて嫌なことはしない」だけでは不十分。
なぜなら
- 旅行の楽しさは旅行に行った人にしかわからない
- いじめの苦しみは、被害者にしかわからない
- 経営者の孤独感は、経営者でないとわからない
このように、経験が無いと想像もできないため。
人の心を理解している人は博識であることが多いですし、知らなかったとしても憶測でものを言うことはないです。
自分を満たす
自分が満たされていないと、人に与える事はできません。
例えば
- 餓死しそうなのに他人に食べものを与える
- 凄くトイレに生きたのに他人にトイレを譲る
- 貧乏なのに寄付をする
どれも簡単にできる事ではありませんよね?
つまり「人に与える」という行為は、自分が満たされている証拠でもあります。
そして自分が満たされている人は、どこか余裕を感じ「落ち着いている」という印象を抱かせます。
自分が満たされるには人から認めてもらわなければいけない。
大抵の人はそう思っているため、まずもらうことを考える(あるいはもらってから返す)のですが、自分で自分を満たすのがギバー(与える人)の考え方です。
具体的には
順番に解説します。
自分で自分をほめる
これをすると、他人に自慢話をしたり、マウントを取らなくなります。
例えば、
- 「今日も一日よく頑張った」
- 「嫌味を言われても言い返さずよく我慢した」
このように自分をほめます。
特にほめることが無いなら、マイルールを作ってみましょう。
例えば
- 毎日靴をそろえる
- ご飯を食べる時に「いただきます」と言う
- 家を出る時に「いってきます」と言う
このような事を「毎日やる」と決めて、できたら自分をほめるのです。
当たり前の事と思われるかもしれませんが、毎日できている人はそれほど多くありません
これを繰り返していく内に自己肯定感が高まり、自分を信頼するようになってきます。
自分を信頼することで自信に繋がります。
成功の基準を下げる
みんな成功の基準が高いです。
例えば、副業で月1万円を稼いだとしても「それならバイトの方が良くない?」と一蹴されます。
でも、0から1を生み出す事は想像以上に難しい事です。
わたしも副業経験があるので0→1の難しさは分かります
そして、そのような小さなことで感動できる人は
「嬉しい!もっと頑張ろう!」とエネルギーがみなぎりますし、相手のちょっとした気遣いにも「ありがとう!」とお礼を言ったりします。
うまくいっていないカップルは、相手の好意を「当たり前」に思っていることが多いです。
「ありがとう」の反対は「あたりまえ」
小さなことでも喜べる人、幸せを感じられる人は、自分にも・他人にも良い影響を与えます。
根拠のない自信を持つ
自信の無さは頼りない印象を持たれ、「頼りない人とお付き合いはしたくない」と思われてしまいます。
ポイントは、オラオラするのではなく、オドオドしないこと。
具体的には
- イレギュラーが発生しても何食わぬ顔をする
- 最悪の事態を冷静な内に想定しておく
- 身近な成功者のハウツー談を聞いておく
このような事をしておけば、何か問題が発生してもあわてることは少なくなります。
例えば、待ち合わせに遅れた場合は、
- 分かった時点で謝罪する
- 理由を言う(差し支えなければ)
- いつごろ到着しそうか具体的な時間を言う
変に隠すよりも、正直に伝えた方が「この人は隠したり、言い訳したりしない」と信用が生まれます。
もし店が臨時休業の場合は
- 次の候補を探しておく
- 代わりの店がすぐ見つかりそうな地域を選ぶ
このように、もしもの出来事を沢山妄想して、最適解をストックしておく。
もしくは成功者に聞いて、知識として持っておくと何かの拍子に役立つことがあるかもしれません。
わたしも友達の恋愛話を元に、彼女に送るプレゼントを決めたことがありました
芯を持つ
与える人には人が集まってきますが、その中にはもらうことばかり考えている人がいます。
そんな人につかまると、自分の時間やお金を吸われた挙句、こちらが困っても助けることはせず、居なくなってしまいます。
そのため、嫌なものは「嫌」。できないことは「できない」と、主張することも大事です。
どういう時に自分の意見を主張するのか。
判断するポイントは人それぞれですが、わたしが「この人と関わりたくない」と思う基準は次の通りです。
- 会って話をしている時でも普通にスマホを弄る
- 「お金貸して」と言ってくる人
- 勧誘やセールスをされていると感じた時
- 上から目線・マウントを取ってくる人
過度にストレスや不快感を感じたときは迷わず距離を置きましょう。
自分を幸せにできるのは自分自身です。
具体的にどれくらいで包容力が身につくのか?
一概には言えませんが、早くても半年くらいかかるもの。と認識しておいた方が良いです。(参考:みんチャレブログ)
包容力を身につけることは、言い換えれば思考の習慣化。
包容力を身につける方法で述べた次の5つ
はいずれもマインドに関することなので、簡単に変わるものではありません。
意識は数年かけて徐々に変わっていくものです
まとめ:包容力とは他人の考えを受け入れる力
包容力とは受容する心。つまり心の広さです。
相手を受け入れられないということは「自分の考えが絶対的に正しい」という信念や「これはこうあるべき」という固定観念を持っている状態。
一度「受け入れる」という体験をすると、受け入れることに関して徐々に寛容になってきます。
ただし、人は誰しも欠点を抱えており、中には意思の疎通が困難な人も居ます。
- 自分の事しか考えていない人
- 他人からもらうことしか考えていない人
- 自分の考えが絶対と信じている人
そんな人に出会った場合は迷わず距離を置いてください。