婚活をしている方の中には
- 人見知り
- 人前で話すのが苦手
- コミュ障
このような方も居るのではないでしょうか。
わたしは正にこのタイプで、
- 対面よりもメールの方が言いやすい
- 会社の飲み会では基本的にしゃべらない
- 最近はコロナで飲み会が無くなって嬉しい
- 一人で居るのは苦ではない
- 自分だけ蚊帳の外というシチュエーションが嫌い
- オンラインゲームは基本ソロプレイ
そんなわたしですが、今では結婚して子供を育てています。
当記事ではそんな、人見知り・コミュ障でも会話ができるようになる方法を、わたしの経験談を交えて解説します。
恋愛・婚活においてもコミュニケーションは大事なのですが、陽キャ(陽気なキャラクター)でなければ結婚できない訳ではありません。
是非、当記事の内容を参考にして、できそうな部分を取り入れてみて下さい。
会話できるようになる方法
ここではわたしの経験も交え、会話できるようになる方法を解説していきます。
場慣れする
今までを振り返るとやはりこれが一番大きかったです。
わたしは昔から人前で話すことに苦手意識を持っていたため、それを克服するため、外注とのやり取りもよくやらされていました。
そのため、電話を取った時
- 「もしもし(会社名)です」
- 「お電話代わりました。○○です」
このような初めの台詞は無意識に出てくるようになりますし、事務的な会話は普通にできるようになります。
そして、この手の会話を何度も経験していると、「よく出てくるワード」や「よくある質問」が蓄積され、答えることの出来る内容が増えてきます。
例えば女性と初めて待ち合わせ場所で会う時に
大丈夫でしたか?ここまで迷わなかったですか?
とよく聞いていましたが、これは取引先と会ったときによく聞かれた鉄板の台詞です。
相手を気遣いつつ、到着までのエピソードが聞けるかもしれませんし、道に迷ったのなら「次はもっとわかりやすい待ち合わせ場所にしよう」
と改善ポイントになりますから、使い勝手のいい台詞です。
あとは
この辺りはよく来るんですか?
と聞き、
- よく来るなら「どういったときに来るんですか?」を聞いて話を広げる
- 来ないなら「どのあたりによく行くんですか?」と聞いて見識を広げる
見識を広げると、別の女性とデートする時に使えたりします。
ポイントは 自分がまず先に話して模範解答を開示すること。
例えば
僕は大体、二週間に1回くらいのペースで来てます。
買い物がメインなんですけど、最近は映画にハマってて、ここに来たときは映画館に毎回行ってます。
〇〇さんはどうですか?
すると相手もあなたと同じくらいの情報量、具体性で話してくれます。
わたしは月に1度くらいですね…。
●●さんと同じで友達と買い物に行くことがほとんどです。
仕事でこのような機会がないなら実際に女性と話してみましょう。
- 婚活アプリを使って実際に女性とやり取りする
- 婚活パーティーに行って女性と会話をする
本や動画を見て学ぶのも良いですが、経験に勝るインプットはありません。
リハーサルをする
しどろもどろになってしまう時は、事前にどんなことを話すのか。
実際に会話している場面を頭の中で妄想(リハーサル)しておくのも有効です。
音楽や演劇・プロのスポーツ選手も、何度も練習をしますよね
相手のプロフィールをじっくり読み込み
- 共通のネタは無いか
- 自分の話に繋げられそうなネタは無いか
- 気になる事、聞きたい事は無いか
頭の中で妄想するだけで、何も準備していない時より落ち着いて話すことが出来ます。
注意点は、全ての情報を出し切ろうとしないこと。
理由は
- 言い残したことがあっても次回以降に話せばいい
- 想定外の反応も十分あり得る
- 話の内容よりも表情や雰囲気の方が影響が大きい
「次は何を話そう…」と考えているときは自分に意識が向いていて、相手の話が入ってきません。
話が途切れたときの沈黙は脳内で話の整理をする時間で、コミュニケーションの一部です。
なので、
- 相手が話しているときは聞くことに集中
- ネタ探しは会話が途切れたときにする
- ネタが無くなったらお開きにしてもいい
話の内容よりも、
- どんな態度で会話をするのか。
- 話しやすい雰囲気か
女性はそちらを重要視します。
尊敬する人の会話を観察する
- 「この人は話すのが上手い」
- 「この人は女性の心を掴んでいる」
そう思う人が居るなら、その人の話し方を注意深く観察すると良いでしょう。
声のトーンや間の置き方など。本やネットの知識より、多くの情報を得ることが出来ます。
ただし、下のような人は参考にしない方が良いです。
以下にその理由を解説します。
お笑い芸人のイジリ方は真似しない方が良い
お笑い芸人が好きな女性は多いですが、自分がネタ(笑いもの)にされるのは嫌なもの。
それも、よく知らない人からされたら印象は最悪です。
TV、マンガ、ドラマ などのエンタメ系は誇張が多いので、鵜呑みにしないよう注意してください。
例えば
- 結婚指輪パカッからの「結婚してください」
- 会社の上司に辞表を叩きつける
- 不細工な女性の顔をイジる
- 取り調べでカツ丼を出す
これらは視聴者を引き付けるための誇張であり、フィクションです。
毒舌キャラは知名度や実力があるから許される
人は「何を言うか」よりも「誰が言うか」を重視します。
ある程度、知名度や実力がある人の毒舌なら多めに見てもらえますが、初対面の他人から言われると誰でも不愉快になります。
最初は誠実さをアピールして信頼を築くことを重視してください。
正直なのは良いことですが、理屈で人は納得しません。
日頃から話のネタを用意しておく
初めましての人と会話をするときは、ある程度、世間のトレンドを把握しておかないと話についていけない事があります。
ありのままを受け入れてくれる人がいいから、自分の考えは曲げない。
その考えも否定はしませんが
- 現状上手くいっていない
- でもどうしても結婚したい。
というのであれば、現実的な思考も必要になってきます。
当時、わたしが意識していたことは音楽の流行りに乗ること。
20代の頃はとにかくゲームばかりしていたのですが「それではいけない」「最近のトレンドにも乗らないといけない」と思い
- FM802をよく聴いていた
- 気になる楽曲があったらTSUTAYAでレンタル
- 動画サイトから音楽をダウンロード
それらをipodに入れて通勤や移動中によく聞いていたりしました。
世間一般のトレンドを知っておくと、引け目を感じる事が少なくなります
女性が興味を持つネタは
- 食べ物(美味しいお店を知っていると強い)
- 動物
- 音楽
- 旅行
- 昔の流行り(同世代なら合いやすい)
- 仕事(共通点があるなら)
- 心理テスト・占い
- 出身地(同郷なら強い)
- エンタメ(お笑い・映画・ドラマ・劇)
- イベント(最近できた店・話題のスポット)
- 休日の過ごし方(ゴロゴロしているはNG)
逆にダメなネタは
- 悪口・陰口・愚痴(楽しくない)
- 下ネタ(品が無い)
- 政治・社会・宗教(平行線になりがち)
- 自虐ネタ(反応に困る)
- お金(汚いイメージがある)
この中から、自分が興味のある話題を選んでみて下さい。
相手の目線をずらして見る
コミュニケーションにおいて、相手の顔を見て話すのは必須です。
もしデート中、相手がうつむきながら喋ったり、スマホを弄りながら話していたら。
- 自分に興味を持っていない
- 退屈、早く終わりたいと思っている
- そもそも会って話をする意味ないんじゃない?
こんな風にネガティブな印象ばかりが思い浮かぶのではないでしょうか。
特別な用事が無い限り、スマホに目をやるのもやめて、相手の目を見て話すようにしましょう。
目を見る事が出来ないなら、鼻でも良いです。
相手からはその数センチの目線の違いまで分かりません。
初めは慣れないですが、やっていく内に慣れていきます。
これが出来るだけでも印象は大分変ります。
ただし、ずっと見ていると相手もストレスを感じるため、時折目線を外すようにしましょう。
1対1で話せる環境にする
わたしは電車や混雑しているお店のカウンター席など。会話が筒抜けの環境では無口になってしまいます。
そのような場合は、1対1で話せる環境を作りましょう。
初対面の人と個室は警戒されるため
- 席の間隔が離れている店
- 席がパーテーションで区切られているお店
- 適度な雑音がある店
このような場所が望ましいです。
このようなお店は高級感があり値段もお高めなことが多いですが、特別感も演出できて一石二鳥です
出費が気になる人は昼下がりに行き、ドリンクのみのオーダーにすると良いです。
普通に4桁かかりますが、居酒屋に行くより安いと考えれば悪くないはずです。
やってはいけない・やらない方が良いこと
ここでは、人見知り・コミュ障の人が、やってはいけない・やらない方が良いことについて紹介します。
性格を無理に変えようとしない
ポイントは「無理に」というところ。
性格の根幹は幼少期の頃に形成されるので、簡単に変えることはできません。
イメージとしては12歳まで(諸説あります)に体験した出来事によって自分の性格が決まり、その後は決まった性格がより強くなっていく。よりアップデートされていく。という感じ。
例えば、幼い頃に親から「お前はできない子だ」「ダメな奴」と言い続けられると自己肯定感が低くなり、大人になって上司に叱られたりすると「やっぱり自分はダメな奴なんだ…」と自己否定に走り、低い自己肯定感に拍車がかかっていきます。
誰にでも苦手なものはありますし、内面は簡単に変えることはできません
結論としては、無理をして迷走するくらいなら、今の自分を受け入れて自分に合う人を見つける方が良いです。
自分を受け入れる。とは「自分はダメな奴」ではなく「このままでいいんだ」と思うこと。
事あるごとに自己否定していると、どんどんネガティブマインドが形成されていきますので、まずはその発想を捨てる。
そして、もし今後失敗したら「何がダメだったのか」「次はどうするのか」と解決のために思考を巡らせること。
自分を責める必要は全くありません。
不調が出たらすぐ辞める
例えば
- 苦手な飛び込み営業をやらされて、毎日胃が痛い
- 上司と話をすると萎縮してしまう
- 事故に遭って休みたいと思いながら毎日出勤する
適度なストレス(ラーニングゾーン)は人を成長させるのに役立ちますが、過度なストレス(パニックゾーン)は体に毒です。
成長のポイントはラーニングゾーンに身を置くこと
不調の原因がはっきりしている場合は一刻も早く辞めましょう。
健康被害は年をとると響いてきます。
わたしは過度なストレス(仕事)が原因で以下の健康被害がありました。
- 胸やけ
- 胸痛
- 帯状疱疹
- 頭痛
- 適応障害
今は収まっていますが、頭痛は年に数回起こることがあります
自分を幸せにできるのは自分だけです。
自分の話をし過ぎない
ポイントは以下の通りです。
- 自分の話は相手のネタを引き出すための呼び水
- 相手が語り出したら全力で耳を傾ける
- アピールしない。「凄い」と思われようとしない
初対面でよく知らない人から知識を披露されても、「物知り」より「自慢」が勝ちます。
理由は、人は自分の事にしか興味が無いため。
興味の無い話は頭に入ってきません。
その結果、何が残るかと言うと「あの人凄いしゃべってたな」「私の事には全く配慮していなかったな」という印象だけ。
例えるなら、全校集会で校長先生が喋るようなもの
そして、そのような人に限って「女性の話は聞いていない」という事がほとんどです。
対策は
- 相手の好きな話題で楽しませる
- 相手の話題に無知なら身振りや表情で反応する
- 知ったかぶりをしない
相手の話に興味を持って聞いていると、ネタの引き出しが増えていきます。
無理して付き合わない
基本的には相手の好きな話題で楽しませるのが良いですが、中には「人の気持ちが理解できない人」が居ます。
そのような人に遭遇した場合は迷わず逃げましょう。
特徴は
- お礼を言わない。謝らない
- 他人の悪口を言ったり人格否定をする
- すぐキレる。ムキになる
- 宗教や政治・お金に対して執着がある
- お金を貸してと言ってくる
人格に問題がある人は言葉や行動に表れます。見た目に騙されないように気を付けてください
筆者の体験談
ここでは筆者の人見知り体験談を説明していきます。
同じように人見知りで悩んでいる人の救いになれば幸いです。
人見知りになった原因は幼少期の頃
考えられるものは以下の通り。
- 遺伝
- 家が亭主関白
- 小学生の頃、同級生の友達は皆無
- 中学生でいじめにあい登校拒否
そもそも遺伝的な要因はあったと思いますが、それに加え父が亭主関白で、幼い頃(5、6歳頃)締め出しをされたこと。
このような経緯から、父には逆らえない印象が根強く残り、人の顔色をうかがう性格が形成されたのだと思います。
小学生の頃は同級生に声をかけれず、兄の友達(上級生)やその弟達(下級生)とばかり遊んでいました。
このときから人見知りの片鱗が見えていました
しかし中学生になると、上級生や下級生の繋がりは無くなり、ほぼ孤独な状況。
そんな中いじめに遭い、登校拒否してゲームをする。というニート生活をしていました。
どれくらい酷かったのか
具体的には
このような事がありました。
交流会を断りたかったが言えず筆談した
昔、わたしの家に交流会の勧誘に来た人が居ます。
わたしは頼むと断れない性格だったため、どうしても断りの言葉が言えず、数分間モジモジした後にメモ用紙に文字を書いてお断りをした事があります。
「一言いうだけだろ」と思われるかもしれませんが、できない人には本当にできないんです
自分から友達を作れない(声をかけられない)
今思うと、友達と呼べる人と付き合ったのは
- 兄の友達
- 兄の友達の弟
- 母の友達の息子
- 相手から話しかけてきたとき
このように誰かを通してか、相手から来た時がほとんどです。
今でも自分から話しかけるのは苦手ですが、付き合いが無い分、家庭にフルコミットできるので、これはこれで良いと思っています
小学校の6年間は誰かと一緒に登下校したことがほとんど無く、一人で漠然とした不安を抱えていました。
変わったと思うきっかけは?
基本的には社会人経験の中で自然と培った。が大きいですが、強いて上げるなら以下の通りです。
社会人経験を積んだ
社会人経験を何年もしていると自然とコミュニケーション術は身につきます。
わたしは中小企業に7年、大手企業に8年ほど勤めていましたが、中小企業は業務の幅が広く、電話対応も普通にしていました。
- 取引先
- 同業他社
- 役所の人間
- 個人宅
- 学校の校長先生
- クレーマー
色んな立場の人と話をすると、ある程度、会話の流れがあることに気付きます。
言ってはいけない事や、やってはいけない事。社会人としてのマナーなど。婚活においても十分通用する経験です
朝礼時に3分程度のスピーチをしていた
2社目と3社目に勤めた会社では、朝礼の時にフリートークをする場が設けられていました。
これが嫌で嫌でたまらなかったのですが、しっかり準備していると企画力が身につき、落ち着いて話すことができるようになります。
特に思うのが、短くまとめる技術。
人が集中して聞いていられる時間は3分が限界と言われています。
なので、
- 結論を先に言う
- 何を話すのかを事前に考えておく
- 3分の会話量を体感する
この辺りを意識すると、喋り過ぎることは無くなります。
仕事ができる年長者でも、話が長い人は普通に居ます
社長からガチギレされた
過去「電話の声が小さい!」と社長からガチギレされたことがあります。
その時は
- 中堅社員には何も言わないのに何で自分だけ
- 大勢の人がいる前で叱責され、恥をかかされた
このような不満も同時に溜まり、最終的にはこの会社を去りましが…
今となってはあの時、叱責されたおかげで声を張るようになったと思います。
やり方は良くないと思いますが、態度を改めるきっかけにはなりました
フラれた
これは婚活中の出来事。
ショックで数日廃人になっていましたが、これ以降「笑顔を絶やさないようにしよう」と思いました。
喋るのは苦手ですが、短所を克服するより長所を伸ばしたほうが効率が良いと思い
- 温和な雰囲気(笑顔、沈黙でも気まずくない)
- 身振りや手ぶりで笑わせる
- 冗談を言う
このような事を意識しました。
よく喋る人と居ても疲れるので、共に暮らすなら自分と同じような人の方がいい。と思います
仕事で問題を起こした
仕事で納期遅延を起こしたことで自分の性格を見直すきっかけを得られたこともあります。
当時わたしは会社員として働いていましたが、その時の上司と反りが合わず、報連相が疎かになっていました。
この時に「自分の性格を治さなければいけない!」と、わらにもすがる思いでセミナーを受講。(自費)
そこで「無理に性格を変える必要は無い」と、ありのままの自分を受け入れる姿勢を学びました。
それ以外にも
- 自責思考(全て自分に責任があるという考え)
- ノウハウよりマインドが大事
- 出来事自体は無色透明
このように、たくさんの知見を得ることができました
まとめ:性格は無理に変えなくて良い。経験がものをいう
やはり一番効果があるのは経験をすること。
人はノウハウを求めがちですが、どんなにいい武器を持っていても、レベルが低ければ使いこなせません。
そしてレベルを上げるには、自責思考・当事者意識を持つこと。
会社に居ても、矢面に立っている人と苦手な事を避ける人とでは明確に差が出ます。
初めは苦しいし辛いですが慣れると「あの時やってよかった」と思える時がきっと来ます。