ご両親へのあいさつで失敗しないために。準備しておくべき事

両親と対面

プロポーズが成功して安心したのもつかの間、今度は彼女の両親との顔合わせ。
出来る事なら避けて通りたいけど、後のことを考えると会っておいた方が良い…。

知識も経験も到底及ばない相手で、年代も違うため話が合うかどうかもわからない。

もし断られたらどうしよう…。

わたしも過去に同じような経験をしましたが、
それほど心配しなくても良い。と言っていた彼女の通りで、何とか乗り切ることが出来ました。

ここではそんな悩みに対して、準備しておくべき事や押さえておくべきポイントを紹介します。

目次

結婚の決め台詞

魔法の言葉

良い例

  • ●●さんと結婚しようと思っています
  • ●●さんと結婚させてください

悪い例

  • ●●さんを僕にください
  • ●●さんと結婚しました

特に『僕にください』はよくドラマで言われるセリフですが、物扱いしているようでご両親だけでなく彼女にも受けは良くありません。
『結婚しました』も事後報告なのでご両親からすると、何勝手に決めてるんだ。と言われかねません。

法律的には当人同士の合意があれば婚姻できますが、結婚すると相手ご両親も親族になりますので、円満に進めるのが良いです。

もし反対されたら

反対

否定したり、感情的になって反論したりせず、冷静に受け止めましょう

もし話が平行線をたどるようならいったん引き下がり、時間をおいて再度連絡しましょう。
可能なら何度も会いに行き誠意を見せるのも手です。

わたしの友人にも、最初は家の敷居をまたがせてもらえなかった人が居ますが、
何度も連絡を取り続けた結果、今では同じ酒の席で話をするまでになっています。

一度断られただけで諦めるのは早いです。
口で言ってもダメなら行動で示してみましょう。

彼女と情報を共有する

会話するカップル

 ここが最重要です。
 彼女から両親の情報やお家の事情について聞いておきましょう

 聞いておきたい情報は

  • 両親の趣味や志向(話のネタ作りに)
  • 両親の性格(厳格な人なのか、温和な人なのか など)
  • 結納や家の風習、しきたりがあるのか(ある場合は要注意、最低限の知識は頭に入れておきましょう)
  • 避けた方がいい話題(あれば)

また、連絡は彼女からしてもらった方がスムーズに話が進みます。

当日の流れ

フロー

日程を決める

大まかな時期はプロポーズ後、結婚式の段取りを始める前後にしておくのがよいです。
後は相手の都合の良い日に合わせましょう。

場所を決める

原則こちらから出向きます。
彼女の実家が多いですが、自分でお店を探す場合は彼女から両親の好み(又は嫌いなもの)を聞いておき、それらの希望を叶えるお店を選びましょう。
駅からそれほど離れておらず、分かりやすい場所にあるお店にし、必ず予約を取って個室にしましょう。

服装について

まずは清潔感を出すこと。

無精ひげは剃る、アクセサリーは基本的に外す。髪は染めない。
服装はスーツが無難。

それほどかしこまらなくても良い、と言われた場合はカジュアルなジャケット姿で。
初デートの時と同じような服装にしましょう。

手土産について

ご両親の実家が遠ければ、地元の名菓を持っていくのが無難です。
近所なら専門店の菓子折りなど。ちょっと遠出しないと買えないようなものが良いでしょう。

渡し方

部屋に通されて最初のタイミングで。
『つまらないものですが・・・』と言う前置きはNG。(つまらないなら贈るな。と思われる恐れがあるため)
『お口に合うかわかりませんが・・・』や『宜しければ皆さんで召し上がってください』がベターでしょう。

到着後のマナーと流れ

まずは自己紹介

必ず自分からしましょう。
『初めまして。●●さんとお付き合いをしております。○○と申します』
こんな感じのことが言えればOKです。

下座に座る

下座とは位の低い人が座る場所で基本的には入り口に近い所になります。

相手の実家なら、家主>その配偶者>息子・娘>孫>>>自分 という関係が一般的。
自分は最も関係性が薄いため、必然的に下座になります。

入り口が複数有る場合や、わかりづらい場合は、ご両親の座っている場所を上座として、その反対側に座ると良いでしょう。

お店の場合は出入口から最も遠い場所が上座。注文を取りやすい場所が下座になります。

どんな事を話せばいいか

切り出し方(一例)

まずは軽く世間話をして、少し会話が途切れたタイミングで自分から切り出しましょう
上手く切り出せない方は

本日はお招きいただきありがとうございます

などと改めて前置きを入れてから

もうすでにお察しの事と存じますが、僕は●●さんと結婚したい! と思っておりまして、まずはその事を直接お二人にお伝えしなければいけないと思い、今回お伺いしました

事前にアポを取っていれば、相手のご両親もどんなことを言ってくるかは大体想像しますので、多少言葉足らずでも意図をくみ取ってくれます。
上手く切り出せなければ、彼女からきっかけを作ってもらうのも良いでしょう。

ここで一呼吸おき、相手から何も質問が出なければ、まだあなたのターンです。

具体的な日程はまだ決めておりませんが、来年の春ごろには入籍出来れば。と考えております

今後の予定は

  • 現在進行形で進めている事を伝える
  • ザックリでもいいので期限を設けておく(決まってなければいつ決めるのかを伝える)
  • 事後報告にならないようにする(変更できるようにしておく)

を意識すると良いです。
遠距離恋愛であれば、どこに住むのかも伝えておくと良いですね。

簡潔に伝えたい事を言い終えたら、ご両親に承諾を願う台詞で締めくくります。

どうか●●さんとの結婚を承諾いただけますでしょうか

長々と彼女の長所や、エピソードを話す必要はありません。
気になる事は向こうから聞いてくれます

まずは目的を簡潔に伝え、相手にボールを渡します。

質問されそうな話題の答えを用意しておく

・家族構成や出身地

初対面の相手との鉄板ネタです。

出身地が同じだと一気に距離を詰めれますが、思い出話は少しジェネレーションギャップがあるかもしれません。
その辺りを興味を持って聞けると自分の見識も広まって良いですね。

・仕事の話

これも鉄板ネタで大抵聞かれます。
どんな仕事をしているのか。簡潔に答えられるよう整理しておきましょう。

会社の名刺などあると渡しておくのが良いでしょう。
連絡先交換にもなりますし、定職に就いている事を証明でき信用されます。

・趣味や興味のあること

1、2つは言えるように準備しておきましょう。
両親の好みに関連したものだと尚良いです。

・あなた(自分)の両親は結婚についてどう思っているのか

ここでは正直に言いましょう。
快く思っていなかったとしても、解決に向けて努力している姿勢を見せることが大事です。

まだ聞いていないならそれも正直に言いましょう。
嘘・隠し事はいずれバレます。

・いつ頃結婚しようと思っているのか

出来る限り明確にしておいた方がいいです。
ダメなパターンは『まだ決めていない』と言うこと。

明確に決めていれば『●月●日』と。
ぼんやりと決まっているなら『来年の春頃』など。
これから決めるつもりなら『未だ決めていませんが来月には決めようと思っています』と、何かしらの期限を切っておくこと

何も決まっていない状態だと、両親は(本当に結婚する気があるのか?)と、不安に思います。
許しをもらってから決める。という考えも一理ありますが、自分の考えを述べておかないと主体性のない人間と思われかねません。

・彼女のどこが良いのか

3つくらいは言語化してすぐに言えるようにしてください。
ご両親からすれば今まで手塩をかけて育ててきた愛娘です。

逆に『こんな娘でいいの?』と言われても『はい、●●さん良いです』と即座にハッキリ答えましょう。

退出のタイミング

1時間~2時間程度が経過し、話がとぎれたタイミングで『そろそろお暇(いとま)します』というのがベター。
暗い時間でも20時くらいを目処に退出しましょう。

帰宅後のお礼の仕方

当日のうちに返事をするのがベスト。
連絡先を交換しているならその連絡手段でOKです。

もし交換していないなら彼女から連絡先を教えてもらい(彼女に連絡しても問題ないかを確認したうえで)
直接連絡するのが良くない場合は彼女から連絡してもらいましょう。

NGな話題

禁止

宗教や政治の話題

人にはそれぞれ価値観があります。
宗教や政治の話題はその最たる例、相手の根幹に関わる部分でもありますので、初めましての内は触れない方が無難です。

彼女のご両親を“お父さん” “お母さん”と呼ばない

マナーを気にする人なら気に障ることがあります。
正式に結婚してから呼ぶようにしてください。

彼女の事をニックネームや呼び捨て、ちゃんづけで呼ばない

これも正式に結婚が決まってから呼ぶようにしてください。
誠実さや常識を疑われる恐れがあります。

まとめ

誠実

ご両親へのあいさつで失敗しないためには

  • 誠実さをアピールすること
  • 常識をわきまえること
  • 結婚の意志があることをハッキリ伝えること

これに尽きます。

マナーに関しては家庭環境によるところも大きいため、彼女から情報を聞いておくのが重要です。

彼女があなたのことを気に入っている。
その事実だけで認めてくれるご両親もいますので、自信をもって進んでください。

因みにこれはわたしの経験談ですが…
彼女のご両親と料亭で初対面したときのこと。
部屋を見て上座の位置を確認していたら、彼女のお母さんが奥の席に座り、お父さんはその隣。入り口側(下座)に座りました。
それを見て一瞬戸惑いましたが、あまり気にしない人なのかな…と思い、一応自分もお父さんと対面する形で入り口側に座りました。

このように、周到に準備しても予想外のことは起こるもの。と覚悟しておいた方が良いです。

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