結婚するうえで気になるお金のこと。
独身男性の36%の人が 結婚しない、結婚出来ない 理由に経済力を挙げています。
出典:「令和3年度 人生100年時代における結婚・仕事・収入に関する調査」(令和3年度内閣府委託調査)
確かにお金が無いと結婚しても生活が成り立ちません。
何となくお金がかかるのは分かるけど、実際どれくらいあればいいのか。
ここではその具体的な金額を紹介します。
これを知ることで、将来のライフプランが立てれるようになり、事前にどのうな手を打てば良いのかが分かるようになります。
結婚に必要な貯金額は約500万円
平均500万円程度の貯金があれば良いでしょう。
以下は結婚に関わる費用の合計(平均値)です。
結婚費用の内訳
結婚式にかかる費用
項目 | 金額(万円) |
---|---|
挙式・披露宴 | 303.8 |
婚約指輪 | 35.8 |
結婚指輪 | 26.1 |
新婚旅行 | 29.6 |
小計 | 395.3 |
新居にかかる費用(賃貸の場合)
項目 | 金額(万円) |
---|---|
賃貸(敷金・礼金) | 30 |
家具家電 ※ | 59 |
引越 | 7 |
小計 | 96 |
※:新婚生活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)
新居にかかる費用(購入の場合)
項目 | 金額(万円) |
---|---|
手付金 | 263 |
家具家電 ※ | 59 |
引越 | 7 |
小計 | 329 |
※:新婚生活実態調査2020(リクルートブライダル総研調べ)
筆者は凡そ220万円
ちなみにわたしは諸々で220万円くらいかかりました。
ざっくりの内訳は以下の通りです。
- 結婚式 :70万円
- 婚約指輪:30万円
- 結婚指輪:30万円
- 新婚旅行:40万円
- 新居関係:50万円
結婚式は削ろうと思えばもっと削れます
出産費用の根拠
厚生労働省 出産費用の実態把握に関する調査研究(令和3年度)の結果 より平均46.5万円。
これに出産育児一時金42万円が支給されるため、実質の出費は4.5万円程度。
問題なく分娩出来れば逆におつりがくることもあります。
不妊治療の費用根拠
平均35万円ですが、高度不妊治療(体外受精・顕微授精)を受けた人のみの平均は193万円。
(出典:「妊活ボイス」「妊活・不妊治療」に関するインターネット調査)
4年以内に結婚した夫婦の6.7%が検査・治療中、14.7%が検査・治療経験あり。
(出典:国立社会保障・人口問題研究所)
合わせて20%を超える夫婦が何らかの形で不妊を経験しています。
わたしも約1年半、不妊治療をしていました
結婚後に必要な収入は毎月22万円+13万円/子供1人
結婚・出産後の生活で必要な収入は(新生活準備調査2016(リクルートブライダル総研調べ))によると毎月22万円+子供1人につき13万円になります。
子供1人あたりの費用の根拠
子供を大学まで進学させるとしたら平均3,000~4,000万円かかります(出典:子ども応援便り 一人の子どもの出産から大学卒業までの総費用)
中央値の3500万円を大学卒業までの22年で割ると、年間159万円必要。
これを月換算すると毎月およそ13万円必要です。
ただ、上の数字はザックリの数値ですので参考程度に
例えば
教育費はすべて公立にして大学に進学しなければ総額2,500万円程度(毎月9.4万円)には抑えられます。
奨学金制度を利用するのも手ですが、奨学金に関しては返済計画までしっかり考えて判断を。
返済不要の奨学金もあるので、しっかり情報収集することをおすすめします。
知らないと損をします
平均貯金額は297万円
2021年4月~2022年3月に挙式、または披露宴・ウエディングパーティーを実施した人の平均貯金額は297万円(出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2022)
300万円以下が約半数。
結婚しない理由に経済力をあげている方が36%居る理由もわかる気がします。
まとめ:貯金は500万円。収入は22万円+13万円/子供1人
あくまで平均値ですが、
- 貯蓄:500万円程度あればいい
- 収入:22万円+13万円/子供1人
- 最近結婚した人の平均貯蓄額は300万円
という事で、一人だけの収入・貯蓄では経済的に厳しい人が多いことがわかります。
これから結婚を考えている方はこれらを踏まえ、是非後悔のない計画を立ててください。