「オーネット」という単語で検索をかけようとすると、予想変換で「やばい」という単語が出てきます。予想変換されるということは、それだけ「やばい」というワードで検索している人がいるということ。
「何がやばいんだ?」と心配される人が居るかもしれませんが、結論はやばくありません。
では、何故オーネットが「やばい」と言われるようになったのか。当記事では「やばい」と言われる理由や経緯について、オーネットを10か月で成婚退会した筆者が解説します。
オーネットが「やばい」と言われる理由

オーネットがやばいと言われる理由は大別すると次の2点に集約されます
- (結婚相談所に対する)期待値が高いため
- 費用が高額のため
結婚相談所で結婚できるかどうかは自分次第です。結婚相談所は会員のサポートがメインの仕事なので、会員が自ら動かなければサポートのしようがありません。
- 自分と同等以下の人しか出会えない(自分のスペック次第)
- 相手を紹介するまでが仕事(マッチング後の段取りは自分でやる)
- 動くのは自分(待っていても助言はもらえない)
上記を理解しないまま結婚相談所に入会すると、「期待を裏切られた」と失望し、過激な口コミに発展します。
「費用が高額」という点も、期待をしてしまう要因です。結婚相談所は10万円以上のお金が動くので「手取り足取り教えてくれる」と期待する人がいます。
しかし、年間の料金が10万~20万円では基本的に何もないと思った方が良いです。口出し、提言してくるのは年間の費用が40万円を超えたあたり。大手では年間100万円くらいを払わなければ「手取り足取り」教えてくれるようにはなりません。
上記の認識にずれがあると「高いお金を払った割には何もしてくれない」となり「オーネットはやばい」という口コミに繋がります。

ただ、オーネットは他の相談所に比べてやばいと言われることが多い気がする…
そう思われた方は正解です。以下ではオーネットがたくさん「やばい」と言われる理由を解説します。
オーネットは知名度が高いため
オーネットに限らず、知名度の高い相談所はだいたい「やばい」と言われています。オーネットはその最たる例で、2018年まで楽天の子会社でした。TVでCM放送していましたし、ニコニコ動画で広告を出したこともあり、自社会員はここ数年1位を維持しています。
自社の相談所に所属する会員のこと。
結婚相談所は“連盟”や“組合”などに加盟し、複数の相談所同士で会員を共有するのが一般的です。


有名なYoutuberほどアンチが付くのと同じで、知名度が高いということは、その分質の悪いお客さんが来ることを意味します。悪いお客さんが入るのを防ぐため、結婚相談所では入会前に面談をしていますが、次のようなこともあり得ます。
- ふるい落とされた人が恨みを持つ
- 1~2時間の面談で性格は見極められない
上記から悪い口コミが投稿されたり、マナーの悪い人に偶然遭遇してしまうこともあります。



でも、良い口コミ全然見ないんだけど…?
それにも理由があります。
わたしは2016年に楽天オーネットで成婚退会しましたが、その時に大学ノートにコメントを依頼(任意)されたことがあります。つまり、オーネットは良い口コミを社内に蓄えており、部外者には見えない構造になっています。
そのため、オーネットは他の相談所に比べていい口コミの露出が少なく、悪い口コミが目立つ。という構造になっています。



2023年にIBJと業務提携してからはテコ入れが始まっているようですが…
知名度が高いかどうかは、次の点から推測できます。
- 自社会員の多さ
- 実店舗の多さ
- 2ちゃんねる(5ちゃんねる)スレッドの多さ
- 口コミの(Googlemap以外)多さ
| 相談所 | 自社会員 | 店舗数 | 2chスレ | 口コミ |
|---|---|---|---|---|
| オーネット | 42859 | 40 | 372 | 1150 |
| ツヴァイ | 27758 | 50 | 126 | 744 |
| パートナーエージェント | 11073 | 18 | 78 | 673 |
| IBJメンバーズ | 6372 | 12 | 628 | 518 |
| ゼクシィ縁結びエージェント | 13900 | 25 | 55 | 114 |


自社会員の多さ
数字はオーネット公式HP 他社比較より引用。
自社会員が多いということはそれだけの人数を集客できている。つまり知名度がある指標にもなります。情報を非公開にしている結婚相談所は、「公開できるほどの人数ではない」と思って間違いありません。



多いなら大々的に公表してアピールしますからね
最近はIBJ(連盟)の会員データをそのまま引用する相談所が多いです。
実店舗の多さ
実店舗が多いということは、全国に知れ渡っているという指標になります。
中にはサテライトオフィスを店舗のように記載している相談所もあります。ですが、サテライトは決まった日にしか存在しないイベントスペースのようなもの。存在しないという認識で差し支えありません。
2ちゃんねるスレの多さ
知名度が低いと、スレッドはだいたい過疎っています。
2ちゃんねるではIBJのスレッドが圧倒的に多いですが、これは日本結婚相談所連盟(IBJ)という組織全般のスレッドのため。結婚相談所はIBJという連盟に加盟しているところが多いです。(2025年9月時点、4260社)
口コミ(Googlemap以外)の多さ
有名な相談所ほど口コミの数も多いです。ただ、Googlemapの口コミは成婚者に意図的に書いてもらっている相談所が多いので、参考にならないこともあります。



Googlemapのクチコミは、「口コミ」というより「成婚者アンケート」に近いです
オーネットにしかない短所がある
オーネットには、相手を検索するときに相手の顔写真が見れません。厳密にはオーネットパス(写真検索)やオープンテラス(有料で顔写真を掲載)などで写真は見れるのですが
- 年3回しか使えない
- 支店のPCを使って申し込む
- 私物持ち込み禁止
- 監視カメラ付きの空間
- 制限時間がある
- 有料。2万2000円
- 掲載期間は3か月間
上記のように、利用のハードルが高く基本的には写真を見ずに申し込みをすることが多いです。ですが、「申し込み前に顔写真が見れない」ということは次のようなメリットもあります。
- 身バレ防止になる
- フラれる原因がスペックなのか容姿なのかが分かる
「申し込み前に顔写真が見れない」も一概に悪いとは言えません。
WEBメディアの注目を集めるため
「オーネット やばい」でネット検索すると大体、まとめサイトやランキング記事が出てきますが、それらは基本的にオーネットの広告記事です。なぜそんなことをするかと言うと、ネガティブな情報が注目を集めることを知っているため。



TVのニュースもネガティブな話題ばかりですよね
企業は自分の商品を売りたいため、基本的に良いことしか言いません。ですが消費者はちゃんと悪い所を見たうえで、総合的に判断したいと思っています。
そのため、敢えて「デメリット」や「やばい」というワードで検索するのですが、WEBメディアの運営者はそのことを把握しているため、「やばい」というタイトルで読者を集めようとしていています。



「やばい?」と疑問符になっている記事タイトルは大抵「やばくない」と結論付けています
広告報酬が少ない・競合が多い
オーネットは他の結婚相談所に比べてアフィリエイト報酬が低いです。
成果報酬型の広告のこと。自分のWEBメディアからそのサービスに申し込んでくれたら広告主から報酬がもらえる
その理由は、次の点が考えられます。
- オーネットは他の相談所より料金が安い
- 有名なのでそれほど広告に頼らなくてもいい
- 後発組は知名度では勝てないためお金を出す



一般的にサービスの料金が高い程、広告費も高い傾向にあります
オーネットは知名度が高いため、広告を取り扱うメディアも多く、新規参入するメディアはオーネットで成約することをあきらめている場合もあります。
その結果どうなるかと言うと…
オーネットをこき下ろす記事を書いて、報酬の高い相談所やマッチングアプリ登録に誘導したり、報酬が高い順にランキングを作ったりするサイトが現われます。



正直、なんでこの相談所が1位なの? と思うようなランキングサイトも多くあります
物事には必ず良い面と悪い面があります。明確な根拠は無いのに、良いことしか言わない・悪いことしか言わないサイトには必ず裏があると思ってください。
何故オーネットが「やばくない」と言えるのか


何故オーネットが「やばくない」と言えるのか。それはわたし自身オーネットで成婚したからですが、あくまで個人の感想。
ここからは客観的に見て、やばくないと言える要素も紹介します。
第三者機関でちゃんと評価されている
オーネットはオリコンという公的機関の顧客満足度ランキングで平均以上の満足度を獲得しています。
- 2023年:4位(7社中)
- 2022年:2位(7社中)
- 2021年:2位(7社中)
- 2020年:2位(7社中)
- 2019年:4位(8社中)
- 2018年:3位(8社中)
- 2017年:4位(8社中)
ツヴァイやIBJメンバーズといった他の大手相談所と評価点は大差ありません。点数は60点~65点あたりが多いですが、実際にオーネットを利用したわたしも同じ感覚です。



個人的に、オーネットは特筆してすごい点は無いけど、平均よりちょっと上くらいの印象です
オリコンは評価基準がしっかり記載されているため、ネット検索で出てくるランキングサイトより情報の信ぴょう性は高いです。
成婚退会している人(実数)を公表している
実際に成婚退会している人がいるということは、それだけで根拠になります。「オーネットの成婚率は10%しかない」と言われたりしますが、IBJメンバーズの成婚率(54.5%)には細かい条件があります。
- 母数は退会者(オーネットは会員数が母数)
- 2022年の上期に集計した数字(オーネットは毎年更新)
- 主要コースの実績(オーネットは全コースの実績)
オーネットもIBJメンバーズと同じ基準で計算すると成婚率は約48%になります。


つまり「成婚率が高い」とアピールしている相談所は、成婚者の数ではオーネットに敵わないため見せ方を変えているだけ。



成婚退会者が多いなら成婚者の数をアピールするはずです
ひどい所は10年以上前の成婚率を使っていたりします。
「やばい」の根拠が薄い
メディアの8割ほどは結局「やばくない」と結論付けていますが、2割の「やばい」と言っているメディアを見ると次の2つであることが多いです。
- 情報元は2ちゃんねる
- 成婚できなかった会員のインタビュー
匿名で自分のスペックを公開していなかったり、具体的な経緯を説明していなかったりで、結婚できない原因が婚活者本人にもある可能性があります。
仮にオーネットがやばかったとしても、カウンセラーとの相性がありますし、自分がハイスぺックなら申し込みは沢山来ます。なので一概に「オーネットがやばい」とは言えません。
むしろ、過激な口コミを投稿している人の方がやばい、と思うことすらあります。



「デブ、ハゲ、チビ、潰れろ、クソ、カス」こんな言葉を使っている人の口コミは信じられません
実際に利用したことがあるが、それほどやばみを感じていない
個人的に、オーネットは総合点60点くらいの平均的な相談所だと思っています。「とんでもなく凄い」というわけでは無いですが「並外れて変ではない」というのが正直なところ。
婚活中にドタキャンされたこともありますが、それは相手女性の問題。「会員の質が悪い」とも言われますが、自分自身のスペックが高ければ軽く見られることはそうそうありません。
どの相談所でもたいてい「会員の質が悪い」という口コミはあるので「口コミ投稿者本人に問題があるんじゃないか」と疑いの目を持ってます。
例えば、みん評の口コミでは
このように言っている人も居ます。



これをどう捉えるかは人次第ですが、わたしは
・被害者意識を持っている人
・ネガティブマインドを持っている人
という印象を受けました
「やばい」「やばくない」を判断するコツ


ここまでオーネットは「やばくない」ということを解説しましたが、「やばい」か「やばくないか」を判断できるようになるにはどうすればいいか。
以下に判断するポイントを解説します。
どんな情報も疑いの目を持つこと
物事には必ずいい面と悪い面があると心得る
根拠の無い情報は話半分に聞く
数字の算出根拠を見る
自分の意見を持つ
どんな情報も疑いの目を持つこと
どんな情報でも100%信用するのは危険です。わたしは結婚相談所のサイトを何日も見ていますが、「嘘にならない程度に上手な言い回しをしている」と感じます。
- 都合の悪い情報は非公開にしている
- 成婚率のデータ(時期や具体的な数)は非公開にしている
- 会員が増えたらすぐ更新し、減ったら過去のデータを引用する



良いことしか言ってないので逆に不安になるくらいです
これらを見抜くポイントはライバルサイトを見ること。直接的な表現は避けていますが、何か所か見て回ると「あの相談所のことを言ってるな…」ということが分かってきます。



選挙でも、今の政党の悪い所を批判していたりしますよね
物事には必ずいい面と悪い面があると心得る
物事には全ていい面と悪い面があって、人や見方によってそれらは変わります。
- お見合い結婚は「相手を選べない」が「自分で探さなくて良い」
- 独身は「寂しい」が「自由」
- 結婚相談所は「高額」だが「本気度が高い」
- マッチングアプリは「気軽に始められる」が「軽い人が多い」
結婚相談所のランキングサイトは運営者の判断基準でランキングしているので、人が変わると点数もガラッと変わります。周りが「やばい」と言っていても、自分にとっては「やばくない」ことはよくあります。



周りの意見に流されず、最終的には自分で考えるようにすると良いです
根拠の無い情報は話半分に聞く
例えば、いきなり「日本の婚姻者の3組に1組は離婚しています」と出てきたとしても、情報源が無いなら完全に信用しない方が良いです。職業柄、色んな恋愛ジャンルの記事を見てきましたが、WEBサイトはコピペ情報が多いです。
結婚相談所の離婚率は10%と言われていますが、その根拠を示しているサイトはどこにも無く、「結婚相談所で結婚した人の離婚率は10%と言われています」とあっさり説明しているだけ。
ライバルサイトに読者を取られたくないので引用元を書かないサイトも多いです。



WEB業界では、文章の盗用は当たり前に行われています
自分の知らない分野であれば、根拠のない情報は話半分に聞いた方が良いです。
数字の算出根拠を見る
よく恋愛系のWEBメディアでは、アンケートデータを公表しています。しかし、「誰に」「何人に」聞いたかによって、結果は異なります。
オーネットが本当にやばいと言っているサイトの中には、「情報源は2ちゃんねる」「たった一人の婚活失敗者」というところもあります。



嘘か本当か分からない掲示板や、たった一人上手く行っていない人の話を聞いただけで、サービスを全否定するメディアは気に入らないです
自分の意見を持つ
間違ってもいいので、自分の意見を持つようにしましょう。ダメな例は「○○さんが良いと言ってたから」と人の意見を根拠にすること。例えば、「アドバイザーの言われたとおりにやったのに結婚出来なかった」という場合。
などと人のせいにして、自分で考えることをしなくなります。



仕事でも人のせいにする人ほど、成長が遅いです
アドバイスを素直に受け止めるのは良いですが、上手く行かなかった責任を相手に押し付けないこと。やるかやらないかを最終的に選んだのは自分です。
原則:いい面と悪い面は表裏一体


よくオーネットで言われる悪い口コミも、見方によっては良い面にも捉えられます。
- 勧誘がしつこい ⇔ 背中を押してくれる
- 写真が見れない ⇔ 身バレ対策がしっかりしている
- サポートが無い ⇔ だから安い、気楽
- 料金が高い ⇔ だからこそ詐欺が無い
- 無言お断りが多い ⇔ 断るときに気を使わなくていい
- ドタキャンが多い ⇔ 時間を無駄にせずに済んだ
個人的に、オーネットで言われる悪い口コミはそれほど悪いこととは思いません。
その反面、もしオーネットで成婚できなかったらきっと不満の方が大きかったと思います。つまり、婚活が上手く行ったかどうかによってもオーネットの印象は左右されます。
こう言うと、「オーネットは上手く行っていない人が多い」と思われるかもしれませんが、オーネットの成婚率は他の相談所と大差ありません。
オーネットはザックリ、3人に1人は会員同士の結婚、3人に1人は会員外との結婚、3人に1人は成婚できずに退会、となっています
- 会員同士の成婚:33%
- 会員外との成婚:33%
- 成婚できずに退会:33%
まとめ


オーネットが「やばい」と言われる理由は、以下のような流れで来ています。
- 婚活初心者が公式の情報を見て期待値が上がる
- 有名なのでリテラシーの低い人も押し寄せる
- 期待を裏切られた口コミが大量に投稿される
- WEB業界が「やばい」というタイトルで集客
- 「やばい」が拡散され、トレンド入り
なので、結婚相談所の知識をつけて、正しい判断ができるようにしてください。
最近は個人経営の結婚相談所をおすすめする記事を見かけるようになりました。個人の相談所がおすすめなのは次のような「手取り足取り」サポートして欲しい人向けです。
- 圧倒的に恋愛経験が無い人
- 自分の短所に自覚が無い人
- 病気、複雑な家庭環境などのレアケース
迷うなら自分の目で確かめよう!


オーネットはやばい。という記事を見て不安になっているなら一度無料相談に行ってみることをおすすめします。
わたしも最初は出会い系のイメージがあり「詐欺なんじゃないか」という不安がありました。ですが、実際に支社に出向いて説明を聞くと「真っ当な会社なんだ」と思い、不安が払しょくされました。
ただし、行くのであれば、オーネットのメリット・デメリットを充分理解したうえで
- 「これが分かったら入会する」
- 「この不安が払しょくされたら入会する」
くらいの気持ちで行くのが良いです。「もっとオーネットのことを知りたい」という人は以下の記事を参考にしてください。













