婚活は面接ではない。10か月で成婚退会した筆者が語るデートのコツ

婚活は面接ではない。10か月で成婚退会した筆者が語るデートのコツ

婚活で悩む人の中には、「デートに行く」を「面接に行く」と表現する人がいます。

結論から言えば、デートと面接を同じように様に考えるのはNG

デートは面接とは似ているところもありますが、全く違うところもあります。

そこで当記事では

  • デートと面接の違い
  • デートが面接になってはいけない理由
  • デートを面接にさせない方法

これらを、結婚相談所を10か月で成婚退会した筆者が解説します。

結論:デートは楽しむことを目的にする

目次

デートと面接の違い

デートと面接の違い

デートと面接の違いには以下のようなものがあります。

プライベート(公的)とパブリック(私的)

面接とデートの大きな違い。

仕事では個人情報保護法の観点から、プライベートな話は必要以上に詮索してはいけませんが、デートでは守秘義務の観点から、具体的な仕事の話をしてはいけない。という暗黙のルールがあります。

目的が違う

面接は企業が掲げる理念があり、それに一緒になって進める仲間を集める場。

婚活は生涯を共にするパートナーを探す場であり、お互いの価値観が会うことを重視する…。

一見同じように見えますが

  • 企業は社会貢献性や利益を追求する
  • 結婚はつながりや愛。安寧(あんねい)を求める
・企業は社会貢献性や利益を追求する ・結婚はつながりや愛。安寧(あんねい)を求める

どちらも人と人とのつながり。

企業でも愛は大事だし、結婚でも利益を追求することはあります。

ただ、優先事項はそれぞれ異なるもの。

婚活と面接は混同されがちですが、切り分けて考えるべきです。

つながり方が違う

企業と従業員は、お互いの利害が一致した時に契約を結び、お金のつながりが無くなると大抵の従業員は辞めていきます。

対して、パートナーは愛や絆・恋愛感情での繋がりが大きく、愛情不足で冷めたと思われると離婚を突きつけられます。

そのため、アピールの仕方や魅力の伝え方もそれぞれ異なります。

参考:デートを面接にさせない方法

面接は理屈。デートは感情

面接では数字や成果といった論理的な観点が重要視されますが、デートでは性格や価値観など。内面の方が重視されます。

また、実際に仕事をする時も、感情論だけでは上司も取り合ってくれないことが多く、客観的な事実や証拠。論理的な思考が強く求められます。

一方、パートナーとの関係性で論理的な思考を振りかざしても「面倒くさい」と思われることが多く、共感や相手の考えに寄り添う姿勢を見せる方が支持は得られやすいです。

面接は理屈。デートは感情

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デートと面接の共通する部分

デートと面接の共通する部分

一方、デートと面接は似ている部分もあります。

ここは外してはいけないポイントでもありますので、具体的に解説します。

ドタキャンや遅刻をしない

これは面接でもデートでも同じ。

約束を守れない人は信用されません

強いて言えば重みの違い。

例えば面接では企業からの信用を無くし、場合によって将来に影響する恐れがあるのに対して、デートでは一個人からの信用を失うだけ。

そのため、仕事や他の事を優先して、デートに遅れる。といったケースは珍しくありません。

妻も1時間待たされたことがあるそうです。

デートに遅刻する人ほど

  • 他人のせいにする
  • 謝らない
  • 言い訳ばかり

このような人が多く、根底にはプライドの高さが影響していることが往々にしてあります。

TPOに配慮する

社会に出る以上は周りの目を気にする必要があります。

例えば、自分は街中で裸になっても平気。だとしても、パートナーは恥ずかしい思いをします。

ヤバイ友達と付き合っていると、自分も白い目で見られてしまうもの。

自分の評判は周囲の人間の評価にも関わります

山奥でひっそり仙人のような暮らしをしたり、一生引きこもるのであれば気にしなくても構いません。

ですが、人間関係を構築する以上は、周囲の人間に迷惑をかけないように襟を正す必要があります。

笑顔で接する

これも人間関係で必要不可欠。

得に第一印象に影響します。

婚活では矢継ぎ早にお付き合いを繰り返すのがデフォルト。

一人一人に時間をかけてはいられません。

そんな時重要になってくるのが第一印象。

その中でも笑顔は、素直さやひたむきさと言ったポジティブな要素を感じることができ、相手の警戒心を解く役割があります。

仕事では「舐められてはいけない」「弱みを見せてはいけない」と考える人も一定数居ますが、人から信用を得るにはやはり腹の内を見せるのが一番手取り早いです。

全体の流れ

婚活サービスと面接とでは

順番婚活(デート)就活(面接)
1プロフィールを作成する履歴書を作成する
2プロフィールを見て会うか判断する書類選考
3デートで相手の内面を見極める面接
順番婚活(デート)就活(面接)
1プロフィールを作成する履歴書を作成する
2プロフィールを見て会うか判断する書類選考
3デートで相手の内面を見極める面接

と、流れがよく似ています。

全体の流れはどちらも同じ

婚活も就活も、やっていることは双方のマッチング

そのため、方法や流れは似てしまうところがありますが、全て同じと考えてしまうのは早計です。

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デートが面接になってはいけない理由

デートが面接になってはいけない理由

ここまで、デートと面接の違いや、同じ部分を説明してきましたが、それではどうしてデートと面接を一緒にしてはいけないのか。

その理由を詳しく解説していきます。

お互い立場は対等なため

仕事では雇う側と雇われる側とで明確な上下関係があります。

対して結婚では上下などありませんから、お互いを尊重する関係が重要。

例えば

  • 相手の事情に配慮する
  • 相手が不快感を示したことに理解を示す
  • 相手の否定をしない

これらはよく言われることですが、ちゃんとできている人は意外と少ないです。

  • LINEでグダグダ会話するのが嫌
  • スマホケースを「ホコリが溜まりそうだね」
  • 冗談交じりに「ハイブランドが似合う女になれ」
  • 初対面で年収について探りを入れてくる
  • 初対面で恋愛経験を聞いてくる

「自分の方が上」という考えを無意識に持っている人は、上記のような態度になりがちです。

お金のつながりが無いため

DVでありがちなのは

  • 「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」
  • 「俺(私)の方が稼ぎは多い」

という思考。

確かに経済的に支えている側面はあるかもしれませんが、根幹には「この人と一緒に居てもいい」「一緒に居たい」といった愛情を感じるかどうか。

マッチングアプリ・結婚相談所・婚活パーティーでは男性は年収の情報は必須項目。

年収が高い程モテる傾向にありますが、年収が高いだけで結婚することはできません。

リラックスできないため

生涯のパートナーとして選ばれる基準の一つに「安心できる空間」があります。

危険から身を守ってくれる安心感もありますが、それよりは緊張感の無い関係性を築けるか。

一緒に居てリラックスできる人か。

面接は金銭の契約があるため、事務的な対応になりがちで緊張感も生まれます。

プライベートでもそのような関係性だと心休まる時が訪れず、心身共に疲弊してしまいます。

リラックスできないため

人は感情で動くため

人は理屈ではなく感情で動きます

そのため、面接のような機械的・事務的な対応をしても人の心は動きません。

よく「初デートではどんなことを話せばいいか」という質問を見かけますが、重要なのは話の内容ではなく、話すときの表情や態度だったりします。

コミュニケーションにおける印象は

  • ボディランゲージ:55%
  • 声のトーン:38%
  • 話の内容:7%
メラビアンの法則

と言われます。(メラビアンの法則)

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デートを面接にさせない方法

デートを面接にさせない方法

一度にすべて出し切らない 

  • 「情報は多いに越したことは無い」
  • 「これで最後になるかもしれない」

このような思いから、1回目のデートで思いつく限りのことを話そうと思われるかもしれまんが、やらない方が無難。

主な理由は次の二点からです。

第一印象で勝負は大体決まる


人の印象は、受け手がどう思うかによって変わります。

容姿が悪いと思われたら、恋愛経験の無さをアピールしても「でしょうね」と思われますし、遅刻して言い訳をしていたら、いくら誠実さをアピールしても「でもあなたはできてないですよね?」と信じてもらえません。

デートで相手が見ているのは話の内容よりも動作や立ち振る舞いの方が多いです。

そのため、「何を話そう」ではなく「楽しそうに話そう」を意識すること。

「何を話そう」ではなく「楽しそうに話そう」を意識すること

会話の内容に気を取られると、聞こう聞こうという思いが先行し、相手の言葉が記憶に残らないもの。

すると自分だけが一方的にボールを投げるようになり、会話のキャッチボールが途切れがちになります。

相手が反応するネタをこすり続けるのがポイント

どうせ何度もデートする

一度にすべてを出し切るデメリットは、2回目のデートでネタが無くなること。

1回目のデートでは盛り上がったのに、2回目は驚くほど無言。では冷められてしまいます。

結婚は一生涯続く関係。

連絡の頻度が徐々に落ちて不安になる女性の相談は後を絶ちません。

ポイントは最初からギアを上げ過ぎないこと。

「もう少し一緒に居たかったな…」と思えるくらいの余韻(よいん)を残したほうが、次のデートの期待に繋がります。

1日だけ頑張るのは誰でもできます。

アピールしない

聞きたいのは功績ではなく価値観。

例えば

  • Aラン大学を卒業した
  • 上場企業に就職した
  • 年収1000万円以上ある
  • 昔モテていた
  • 会社ではそれなりのポストに就いている
  • 2時間しか寝てない

このような話は「自分はプライドが高い人間」ということを伝えているだけで、かえってマイナスイメージになります。

人が最も関心を寄せる話題は自分のこと

他人の自慢話ほどつまらないものはありません。

他人の自慢話ほどつまらないものはない

わたしが今までの経験で「鼻につく」と感じた言動は次のようなもの。

  • ヤマダ電機に勤めている
  • 車の写真を見せてくる
  • ナンバープレートが誕生日
  • 国家資格(2種電気工事士)を取った
  • この資格を持っているのは自分だけ
  • 会社からも評価されている
  • 妻にマメに連絡している
    (ちょくちょく離席する)

モテない人は自分の好きな話題で楽しませようとしますが、モテる人は相手の興味関心がある話題で楽しませようとします。

その上、モテない人は

  • 勝手に言ってくる。見せてくる
  • 自分を過大評価している
  • 他人の話には無関心

このような傾向が強いです。

自分の話は聞かれたとき(興味を持たれたとき)だけする。これが鉄則です

一問一答で終らせない

会話は深掘りしないと、興味を持ってない。真剣に聞いていない。と思われてしまいます。

そのため質問する時は

  • 自己開示とセットで聞くようにする
  • 興味を持った話題にはさらに深く質問する

が良いです。

例えば

  • 休日は何をされていますか?私はよく映画を見ていて、最近「○○」という映画を見ました。
  • 私は大阪出身ですけど、○○さんはご出身はどちらなんですか?

このような質問をして、興味を持った話題に関しては

  • 「あ、その映画わたしも見たことあります!どうでした?面白かったですか?」
  • 「そうなんですね。わたしは○○だと思いました。」
  • 「え?じゃあ何市ですか?」
  • 「○○町ですか?(当てに行く)」
  • 「じゃあ、学校は○○ですか?」
  • 「もしかしたらニアミスしていたかもしれませんね」

このように、時々深掘りして共通点を探っていくと、親近感が湧き、相手の印象にも残りやすいです。

ポイントは勇気を出して自己開示すること。

読みが外れることももちろんありますが、当たった時は距離が凄く縮まります。

事務感を無くす

事務的な人の特徴は

  • 端的に話す
  • 用件が済んだらすぐに話を切り上げる
  • 必要最低限のことしか話さない

このような話し方は「感情がこもっていない」と思われてしまいます。

例えば

①「何か質問はありますか?」
日常会話で使うことはまず無いし、質問があったらそもそも相手から聞いてきます。

②一問一答
答えを聞いたらすぐ次の質問をするのではなく、深掘りして詳細をお互いに話すのが良いです。
(詳しくは 一問一答で終らせない で解説しています)

③別れのシーンで「お疲れ様です」
確かにデートは疲れますが、「お疲れ様」は主に仕事を労う時に使うもの。
デートでは「楽しかった」「また会おう」の方が良いです。

ポイントは

  • 話すのは些細なネタで構わない
  • 楽しむことを目的にする(質問はついで)

「明日は○○を聞こう」「○○について話そう」と考えていると、事務的な口調になりがちです。

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まとめ:まずはデートを面接と思わないことが大事

とめ:まずはデートを面接と思わないことが大事

デートと面接は似ている部分もありますが、根底にあるのは

  • 面接(仕事):お金
  • デート(結婚):人とのつながり

そのため、デートは相手の感情に寄り添う姿勢が重要視されます

デートの本来の目的は楽しむもの。

是非、楽しむ心を持ってください。

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この記事を書いた人

✔ 32歳まで恋愛経験無し
✔ 結婚相談所を10か月で成婚退会
✔ 恋愛相談に500件以上回答(BA200件以上)
✔ 10代からネトゲにハマり、ギルマス経歴7年
✔ 恋愛メディアを2022から運営(SEO検定2級)

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