皆さんは結婚した後のこと。結婚生活のことを考えているでしょうか。
- 今はまだそんなことを考えている場合じゃない
- 定年を迎えたら家族の時間を大切にする
- 特に問題なく上手く行っている
- 自分は仕事(稼ぐこと)に精を出す
このように考えていると、妻から理解は得られないかもしれません。
厚生労働省の調査(令和4年)によると
- 婚姻件数:50万4930組
- 離婚件数:17万9099組
凡そ3組に1組は離婚しています。
なぜこんなに離婚する人が居るのか。
2017年に結婚。今も結婚生活を続けている筆者が、結婚生活を続けていく上で大事なポイントを解説します。
幸せな結婚生活をおくるには何をすればいいか
一言で言うなら日常的に相手を尊重すること。
誕生日や記念日にだけ特別なことをするのではなく、日常的に相手に寄り添った対応をとることが大事です。
具体的には
女性は嫌なことはいつまでも覚えています。
そのため不満を溜めないための予防に力を入れることが重要です。
男性は「妻が子供を連れて出て行った」「離婚届を突きつけてきた」このような状況になって初めて、問題意識を持つことが多いです
時間を作る(大前提)
ありがちなNG例は
- 仕事で忙しいから家の事は妻に任せる
- 休日はゆっくりしたいから家の事は妻に任せる
このような考えではパートナーの不満は溜まっていきます。
理由は、そんな関係を求めて結婚したわけじゃないから。
お付き合いをしていた頃は、もっと頻繁にお出かけしていたはずですし、相手の事を思いやった態度をしていたはずです。
贅沢な暮らしよりも、多少生活レベルは落ちてもいいから、愛を感じる暮らしの方がいい。
多くの人はそう考えます。
期待しない
まずは相手に期待しないこと。
この思考が身についていると
- 比べない
- 怒らない
- 否定しない
- 小言を言わない
このようになります。
人は経験から物事を判断しますが、今まで見てきた人達を基準に考えると
- 「友達の女性は仕事と家庭を両立できている」
- 「自分ならこれくらいの家事は難なくこなせる」
とパートナーに求める期待値が上がり
- 思い通りの結果になっていない
- 思い通りに動いてくれない
という理由で怒りの感情が沸き起こります。
その結果、小言を言ったり「なんでこんなこともできないんだ」と人格を否定するような言葉も出てきます。
仕事ができる人、厳しい家で育った人、生活レベルが高い人に多いです
特に「アホ」「馬鹿」「トロい(遅い)」といった人格否定はNG。必ず人間関係は悪化します。
ちなみに期待しないとは、相手の考えを受け入れること。諦めとは違います。
支配しない
相手に命令したり、「誰のおかげで飯が食えているんだ」と脅したり、ましてや暴力を振るったりするのはNGです。
立場の違いにより上下関係はありますが、人はみんな対等な存在。
- 自分の方が稼ぎがいい
- 自分の方が実力がある
- 自分の方が年上
これらは会社に勤めている人の目線に過ぎません。
- 稼ぎは良くても時間がない
- 実力はあっても人としての魅力はない
- 若いと健康で体力はある
このように、長所と短所は表裏一体。
「自分の方が上」といった思考を持っていると、下に見られる人たちは意見しにくくなり、不満が溜まります。
すると、ある日突然実家に帰ったり、離婚届を突きつけられたりします。
わたしは亭主関白な家で育ち、幼い頃には折檻(せっかん)を受けたことがあります。
中学生くらいの頃にはよく母が「離婚したい」と言っていて
「今離婚したら生活はどうなるんだろう…」
と子供ながらに不安に苛まれたこともありました。
わたしのタンスの中から離婚届が出てきたこともありました
それを傍から見ていたからこそ、暴力や権力で支配する家の末路がどうなるか。容易に想像できます。
変えようとしない
他人の考えは簡単には変わりません。
変わるのは本人が自ら「変えよう」と決意した時。
そしてそのきっかけは「心を動かす体験をした時」
例えば
- 九死に一生を得るような体験をした時
- ストレスフル(トラウマ)な体験をした時
- 感動した時、感銘を受けた時
- 莫大な損失を出したとき
- 人間関係に大きな変化が起きた時
普段から口酸っぱく説教するだけでは人の心には届きません。
むしろ言えば言う程「また始まった…」と流されるようになり信頼を失っていきます。
素直になる
具体的には
- 「愛している」と愛情表現する
- キスやハグをする
- 素直に非を認め謝る
- お礼を言う
- 感謝の気持ちを伝える
- 何でもない日にプレゼントを贈る
これらを毎日していると夫婦関係は良くなります。
最も悪いのは「言わなくても分かるだろう」という考え。
「以心伝心」という言葉がありますが、平均62分しか会話していない夫婦がその領域に達する事はありません。
(参考:江崎グリコ 11月22日は「いい夫婦の日」 -夫婦の会話量調査-)
毎日会話している会社の同僚や上司の事でさえ、知らない事は沢山ありますよね?
毎日自分からハグをして「愛している」と言っていると、パートナーは満たされて不満が溜まりにくくなります。
わたしの妻はハグを「充電」と呼んでいます
- 水回りを掃除してくれた
- 洗濯物をたたんでくれた
- 料理をしてくれた
このようなことでお礼を言うと、逆に些細な事でお礼を言われるようになります。
そしてお礼を言われるのがうれしくて、さらに何かしてあげたいという気持ちになります
自分に非があることを素直に認めて謝れると、許してくれるようになります。
正当な理由がなくても「それなら仕方ないね」とこちらの感情に配慮してくれるようになります
プライドの高い人・自分よりもひどい人と会ったときに、自分が尊敬されるようになります。
「●●に比べてTogoさんは神」と言われたことがあります
されて嬉しかったことを具体的に伝えてみて下さい。
誕生日に「39のありがとう」という本を贈ったところ、この本に書いたことはますますやっててくれるようになりました
家事、育児を主体的にする
自分が働いている事で家族を養えているんだから家事はやってほしい
そのように思う気持ちは分かります。
ですが、子育てをやったことが無い人は、子育ての苦労が分からないのと同じで、パートナーはあなたの仕事ぶりを直に見ているわけでは無いので、あなたの苦労が分からないのです。
厳密には、仕事の忙しさ・厳しさはある程度わかるけど、あなたの仕事が世間一般よりどれくらいキツイかが汲み取れないのです。
それはパートナー側も同じで
どちらも楽な仕事ではありません。
仕事をして帰ったら家事をする
共働きに多いパターン。
家事にかける時間は1日で平均3時間7分
(参考:平成28年社会生活基準調査(総務省統計局 )11P)
パッと見、そんなに時間がかかってるのか疑問に思うかもしれませんが、工程別に考えると
料理:献立を考える、材料の買い出し、調理、片付け
掃除:掃除機をかける、拭き掃除
洗濯:洗濯機を回す、干す、たたむ
数時間は平気でかかる気もします。
- 自分の方が長い時間働いている
- 自分の方が稼いでいる
- 自分は重い責任を背負っている
そのような理由から、自分が家事をするのは不公平と主張するのはマッチャ―の考え。
常に公平という観念と持っている人。
何かをしてもらったら返すし、何もしないなら与えない。という考え
自分から見れば公平ですが、パートナーから見ればぶっちゃけ「責任の大小なんて知った事ではない」。
ただ無条件に毎日3時間の仕事(残業)をさせられているだけ、と捉えらえてしまいます。
例えるなら、上司から「俺は多忙で責任のある仕事をしているから」という理由で仕事を押し付けられるようなもの
自分の都合を理解してもらうには、自分から与える思考が大事。
- 基本的には残業させないように配慮してくれる
- 問題があった時にはフォローしてくれる
- 手柄(チャンス)をくれる
このような上司なら、突然仕事を振られても「仕方ないな…」「いつも世話になっているから」と思ってしまいますよね。
これを家庭に当てはめると
- 家事の質に対して口出ししない
- 気になるなら文句を言わずに自分がやる
- 一人では難しい家事を率先してやる
- 褒める、お礼を言う(心の報酬を与える)
このようになります。
専業主婦のワンオペ育児
育児にかける時間は1日で平均3時間45分(参考:平成28年社会生活基準調査(総務省統計局 )11P)
家事を全て合わせると1日平均7時間34分になります。
パッと見、仕事するより時間が短いので
- そんなに難しくない
- 誰でもできる仕事
と思われるかもしれませんが、子育てを週に2日(長期休暇の時は1週間連続)している身から言わせてもらうと、育児は決して簡単な仕事ではないと思います。
そう思う理由は
- 正解がない(数年後になって分かる)
- 子供は大人の思う通りに動いてくれない
仕事はある程度正解がありますが、ノルマや納期のプレッシャーがあります。
育児は子供の感情面に配慮が必要で、思い通りに行かないイライラが募ります。
どちらも疲れるけど、疲れの種類が違う
パートナーを上手く付き合っていきたいなら、子育てを経験し、パートナーの苦労を体験するのが良いです。
それも1日ではなく、3日~1週間くらい連続して。
1日だけだと、子供がたまたま機嫌がいい日だったりしますが、数日間子育てをすると大抵の嫌な部分が体験できます。
「隣の芝生は青く見える」ということわざの通り、お互いに本当の辛さが分かっていないと衝突は起こりやすいです。
重要な意思決定を自分だけでしない
理由は様々ですが、自分だけで重要な物事を決めるのはパートナーを信用していない表れ。
例えば
- 頼りない
- 言っても分からない
- 反対される
- 文句を言われる
どんな理由であれ、何も相談しなかったことに対しては不信感を抱かれます。
幸せな結婚生活を送りたいなら、まず話し合って同意を得る事。
どうしても通したい意見があるなら、どうやったら認めてくれるのか。
まずはその条件を聞きましょう。
仕事にフルコミットして大成しても、家庭崩壊したら何のためにやっていたのか分かりません
NGな考え方
自分は稼ぐことで貢献する
- 稼ぐだけでは理解されない
- 時間が無いと他人の事を考える余裕がない
稼いで生活を維持することは必要不可欠ですが、それだけでは理解を得られません。
なぜならパートナーはあなたの忙しさを知らない(体験していない)ため。
人は今まで経験したことを基準に物事を考えます。
そのため、経験者でないと分かってもらえない苦労も多々あります。
例えば
- 幼少期の頃にいじめられた経験
- ブラック企業に勤めてノイローゼになった経験
- 一人暮らしの大変さ
- 中間管理職で板挟みにあうストレス
- 世渡り上手が出世して正直者が馬鹿を見る理不尽
重要なのは、このような経験をパートナーに分かって貰おうとしてはいけない。という事。
他人は基本的に変わりません。無理矢理変えようとすると反発されます。
そのため、まずは自分が変わること。
自分がパートナーに歩み寄ることです。
仕事で忙しいのに家の事もやってくれている
パートナーの中で(パートナーの苦労<あなたの苦労)と思ってもらえるようになれば、パートナーは協力的になってくれます。
まずはパートナーの問題・悩みを解消してあげる。自分を理解してもらうのはその後です
結婚生活で特に問題はない
- そう思っているのは自分だけかもしれない
- 破局するケースで多い思考
結婚生活を何年も続けているけど特に問題はない。喧嘩になったことは一度もない
そう言っている人に限ってパートナーの不満が溜まっているものです。
普通、一緒に生活を始めれば嫌な事の1つや2つは出てきます。
なのに、何の衝突も無く数年経過しているなら、パートナーは不満を溜め続けている可能性があります。
パートナーに交友関係があったり、一人になれる時間が十分に(1日4時間程度※)あるなら、まだまし。
- (参考:ウーマンスタイル)
ですが、そのような時間が捻出できていないのであれば危険信号。
- 「言っても無駄」と諦めている
- 裏で自立するための準備をしている
このように思っているのかもしれません。
定年退職したら家族との時間を大切にする
- 遅すぎる
- 嫌なことはいつまでも覚えている
「団塊の世代」にありがちな考え方。
昔は高度成長期で働けば働くほど稼げた時代。
- 今は出生コースに乗ることが最優先
- 今を耐え忍んだら将来安定した生活を送れる
このような考えから、家庭の事は二の次に置く人が多数居ました。
わたしの父もそうでしたし、過去勤めていた会社の上司もそのような思考の持ち主でバツイチでした
ですが、パートナー側は
- 産後のサポートなんて全くなかった
- 遊んだだけで「子育てしている」とドヤ顔する
- 返ってくるのはいつも午前様
で不満が溜まり、冷めきった状態。
そうなると時すでに遅し。
定年間近になり「体が動くうちに旅行に行こう」と夫が提案しても
このように悲しい結果に終わってしまいます。
そうならないようにするためには、日頃から家族との時間を大切にすること。
「いつかやる」ではなく「今できる範囲でやる」こと
どれくらいの時間を捧げればいいかは、パートナーと十分に話し合って決めてください。
家事や育児を手伝う
- パートナーは補助ではなく、解放を求めている
「手伝う」というワードは使わない事。
これは最近の価値観なので、知らない方は是非覚えておいてください。
- 「洗い物手伝うよ」
- 「おむつ替え手伝うよ」
一見良さそうな言葉ですが、これを聞いたパートナーは
パートナーが求めているのは一人になれる時間。
補助ではなく解放です。
最適解は
- 「洗い物やっとくよ」
- 「今日は僕がやるよ。君は休んでおいて」
このような言葉です。
家族サービスをする
- 動機が自分に向いている
- 打算があるとうまくいかない
「家族サービス」という言葉には
- 義務感
- 機嫌取り
このような打算的な響きが垣間見えます。
それが悪いという事ではないですが、家に帰ってグチグチ小言を言われるのが嫌だから、お土産を買って機嫌取りをする。
だと愛を感じないですよね…。
言葉には力があります。
普段自分が使っている言葉にも、その人の無意識レベルの考えが伝わってくるものです。
例えばSNSの投稿。
普段から他人の悪口を言ったり、攻撃的な人は人格に問題がある可能性が高いです。
素性の知れないフリーランスを採用する時は、SNSをチェックする人も一定数居るくらいです
そのため
- パートナーを喜ばせたい
- パートナーを幸せにしたい
と本心で想う気持ちが大切です。
付き合っている時は「どうしたらあの子を喜ばせることが出来るのか」と真剣に考えて、プレゼントを用意していたはずです
自分の両親とパートナーを仲良くさせる
- 人間関係はどうしても合わない人も居る
- 他人を変えることはできない
永遠に尽きない嫁姑問題。
人間関係は最終的には、合うか合わないか。
関係を続けるか縁を切るか、に分かれます。
ただ、親族は縁を切れないため複雑な関係になりがち。
「できるなら仲良くしてほしい」
それは誰もが思う事ですが、どうしても馬が合わないことはあります。
頑張って仲を取り持とうとした結果、離婚に至るケースも珍しくありません。
ポイントは
- パートナーの味方になること
- パートナーに丸投げしないこと
- 両親から自立する
パートナーから見ると、あなたの両親は他人です。
あなたが両親の味方をするとパートナーは孤立してしまうので、そうならないように配慮しましょう。
また「いい大人なんだから仲良くしてよ…」とパートナーに丸投げするのもNG。
合わない時は無理してくっつけようとしても逆効果です。
パートナーにだって選ぶ権利はあります
典型的な失敗例は「両親」「パートナー」どちらも両立しようとすること。
例えば
- 同居する
- 両親と一緒に食事する
- 両親の食事も妻が作る
- 子供の面倒を見てもらう
「パートナーの負担が減る」「パートナーが寂しい思いをしない」
このようにパートナーのためになると思いがちですが、馬の合わない年上の他人と一緒に暮らすのは苦痛でしかないです。
子供だって預けたくないと思うでしょう。
例えるなら会社の上司と一緒に暮らすようなもの。
気は抜けないし、意見もし辛い。仕事(お家のマイルール)を押し付けられたら従うしかない
戸籍上は親族ですが、友達の友達はしょせん他人。
パートナーが拒否反応を示したら共存は無理と心得ましょう。
二兎を追うと大抵失敗します。
会社の後輩も、過度に娘に依存した姑が居て離婚に至ったそうです
結婚生活に我慢は必要か?
我慢は不要です。
理想は「我慢」という言葉が出ないようにすること。
「我慢」や「忍耐」という言葉が出てくる時点で価値観がずれていると思います。
基本的に他人は変わりません。
他人が行動を改める時は、その人自身が本当に変わろうと思ったときです。
例えば
食生活を改めないと生活習慣病になるとわかっているけど、やっぱりおいしい物は食べたい。
でも、それが原因で高血圧になり心臓発作を起こした。
という体験から「変えないと本当にヤバい事になる」と本人が強く決意すると食生活を気にするようになります。
出来ることは、指示・命令するのではなく、変わろうと思えるようなきっかけを与えること。
例えば
- 「●●してよ」
- 「●●したほうがいいよ」
- 「そのまま続けていると●●になるよ」
- 「●●してるとわたしが悲しい…」
- 自分が模範になる
また価値観は違って当然だと思うこと。
「この人はこういう考え方なんだ」と受け入れる・納得することです。
本当に好きなら「勉強」や「努力」といった言葉が出てこないように、愛情があれば「我慢」や「忍耐」という言葉は出てきません。
「嫌だけど(不満だけど)生きていくには仕方ない」
そんな打算的な考えが愛情を上回ると我慢になります。
機嫌取りも同じで
- 「好きではないけど」
- 「やりたくないけど」
- 「面倒だけど」
という打算的な考えが表れている証拠です。
- 我慢し過ぎてストレスフルになり体調に支障が出ている
- DVや性的虐待、犯罪に絡むような行為
このような行き過ぎた行為の場合は、すぐに距離を置いたり別れるという選択をとったほうが良いでしょう。
なぜ互いを尊重しないカップルが誕生するのか
これは個人的な意見ですが…教育する人の価値観が古いためだと思います。
昭和末期~平成初期の生まれの人は、昭和を生きてきた人から教育を受けています。
その頃の価値観は「団塊の世代」と呼ばれるもので
- 亭主関白が当たり前の時代
- 体育会系が普通で、気合・根性論が浸透している
- ブラックな会社で、我慢・忍耐が美化された時代
それをモデルケースとして教わってきたため、男は働き・女は家事をするのが当たり前。
という考えを受け継いでいるのだと思います。
わたしも亭主関白な家でしたし、中学校では常に竹刀を持ち歩いている教師が居ました
また、社会人になって勉強しないということも要因の一だと思います。
世の中には恋愛に関する書籍はたくさんあります。
数冊読むだけでも
- 今と昔では価値観が違う
- 周りの人たちは考えが古い
という事が理解できるのですが、社会人になって勉強する人は殆どいません(1日平均10分~4分)。
そのため、婚活をしているとズレた人に遭遇する事があるのだと思います。
以下におすすめの恋愛本を挙げていますので、興味がある方は参考にしてください。
もし手遅れな状況になってしまったら
まずは自分の考えを変えましょう。
上手くいっていない夫婦は大抵
- (相手が)スマホに夢中で話を聞こうとしない
- (相手が)小言ばかりでイライラする
- (相手が)お礼も言わない
と、相手ありきの考えを持っていますが、そのような考えでは物事は進みません。
(今までの言動の結果が、手遅れな状況を引き起こしているため)
いきなり相手にアプローチしても、自分の考えが変わっていないとまた同じことの繰り返しになってしまいます。
まずは「もし自分に原因があるとしたら何が考えられるか?」
思いつく限り洗い出して全て実施してください。
思い当たる節が無ければ無意識にしている行動が原因です。
第三者に相談しないと解決は難しいかもしれません。
改善には多大な労力が必要
ケースバイケースですが、手遅れな状況なら相手からの信頼は大分失っているはずです。
もしかしたらマイナスに振り切っているかもしれません。
失った信頼を取り戻すには
- 行動で示す
- 時間をかける
この2点が必須。
行動で示すとは具体的に言うと
- 相手のせいにしない。自責思考で考える
- 自分はスマホを弄ってない?
- TVや新聞を見ながら食事してない?
- 注意されたことは実施している?
- 愛情表現している?
- 指摘を受けたことは実施する
- 脱ぎ散らかさない
- 飲酒をしない
- タバコは外で吸う
- 食器は水につける
- トイレは座ってする
- 誕生日や記念日にプレゼントを用意する
- 結婚記念日とパートナーの誕生日は覚えておく
- 何でもない日にプレゼントを渡す
- 毎日愛情表現をする
- キスやハグをする(関係が改善してから)
- 「愛してる」と言う
- パートナーの意見を否定しない
- 両親との同居が嫌なら別居する
- 他人に心無い事を言われたら慰める
- 法に背かない限りパートナーを肯定する
自責思考について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
この時点で自分が主張をしても伝わりません。それどころか「そういうところが嫌」と逆効果になります。
まずは信頼を取り戻すことに全力を注ぎましょう。
時間の目安は結婚してから今までの時間。
- 結婚1年目なら1年間
- 結婚5年目なら5年間
これくらいの時間、信頼を取り戻す行動をしていれば態度は軟化してくると思います。
ただし、軟化するだけで「無かった事」にはできません
他人を変えることはできない
基本的に他人を変えることはできない。これは前提として持っておいてください。
何故なら今まで何十年と生きてきて形成された性格・価値観のため。
性格は遺伝と生まれ育った環境で決まりますが、これは一朝一夕で変わるものではありません。
人が変わるのは「心を揺さぶられる体験をした時」や「九死に一生を得た時」など
例えば以下のような場面
- 嫁が家を出て行った
- 交通事故に遭って死にそうになった
- 病気になって死にそうになった
- 大事な人に裏切られた
- 虐待、いじめを受けた
- 有名人に会えて感動した
- 初めて報酬(お金)をもらった
こんな場面は人生でそうそう訪れることはありません。
他人を導くには
- 十分な信頼関係が築けている
- 相手が変わろうという意識を持っている
この2点が揃っている状態で無ければいけません。
なので、まずは信頼関係を築く必要があります。
そのための手段として
- 相手の言う事を否定せず共感する
- 日常的に相手を尊重する
そして十分信頼関係が築けた後で「●●やってくれたらうれしいな」とリクエストしましょう。
ポイントは選択権を与えること。
やってもやらなくてもいいけど、やってくれると嬉しい。と思わせることが大事です。
まとめ:日々の積み重ねが大事
幸せな結婚生活をおくるには、日々の積み重ねが大事です。
- 毎日愛情表現をする
- 自分から与える
この2点を意識して日頃から信頼を積み重ねていけば、大きな決断をするときにもきっと味方になってくれるでしょう。
どんな時もパートナーの協力を得られる。
これほど大きな強みは無いのではないでしょうか。
皆さんもぜひパートナーを大事にしてください。