婚活していると、女性にフラれることは珍しくありません。
ただ
- 非常にタイプな女性なのにフラれてしまった
- このようなチャンスは二度と無いかもしれない
このような思いから「復縁したい」と思った方も居るのではないでしょうか。
わたしも婚活当初は22人の女性にアプローチし、OKを貰えたのは1人だけ。
その女性とも2回目のデート後にフラれてしまい、復縁を考えたこともありました。
当記事では、復縁するための方法や、失恋したときの対処方法を
- 結婚相談所を10か月で成婚退会
- 仮交際で失恋を2回経験
- ライトゲーマー
である筆者が解説します。
復縁は基本的に難しい
まず前提として持っておいてほしいことは、復縁するのは難しいということ。
その理由は、人の思考や性格は簡単には変わらないため。
例えば
- 外出するときは連絡をして欲しい
- 他の女と付き合わないで欲しい
- 仕事よりも私を優先して欲しい
これらは別れ話に発展するありがちなネタですが、男性にとっては
- タバコをやめて欲しい
- お酒を辞めて欲しい
- ダイエットして欲しい
これくらい難しいことです。
理由は新たな癖や習慣を身につけることになるため。
10年、20年かけて培った価値観が1か月や1年の付き合いでガラッと変わることは基本的にありません。
「1年付き合っている」と言っても寝食を共にしているわけはないですしね
復縁して結婚した人は6%
こちらの記事(PR TIMES)によると
- 復縁した人は14%
- 復縁後結婚したのは14%の内の42%(6%)
(※20代以上の成人男女 1000人)
つまり、復縁して結婚した人は6%ということが分かります。
サイトによっては「復縁できる可能性は20%」とか「40%のカップルは復縁している」とうたっている所もありますが
- アンケート対象者が少ない
- 今は別れているかもしれない
- 今まで10人付き合った内の1人かもしれない
このように水増しされている可能性もあるので、今も関係が続いている可能性が高い「結婚」という条件を入れました。
復縁しても「1年後に別れた」では意味が無いですからね
人は変わらない
「復縁は無い」と回答した人の多くが「また同じことを繰り返す」という点を挙げていました。
これは大体の人が、「人は変わらない」ということを感覚的に分かっている証拠。
振ったのは? | 復縁 | 結婚 | ポイント |
---|---|---|---|
自分 | 易 | 難 | 自分が寛容になれるか次第 |
相手 | 難 | 易 | 自分が変われるか次第 |
上の表を見ると、振った方・フラれた方、微妙な違いはあれど結局は自分次第という事が分かります。
どんなに素晴らしい復縁ノウハウを得たところで
- 不慣れだと効果を発揮しない
- 悪用すると人を傷つける刃になる
なので、自分のマインドを変えることが先決です。
復縁するためのコツは冷却期間と自己研さん
復縁を望むなら、しばらく会わない期間(冷却期間)を設けた方が良いです。
すぐに復縁しても、相手の嫌な点がすぐに浮上して、また別れることになります。
恋愛経験の浅いカップルは復縁を繰り返し「時間を置いた方が良い」と悟ります
人は失って初めてその大事さに気付きます。
例えば
- 一人暮らしをすると親のありがたみが分かる
- 発展途上国に行くと日本の素晴らしさが分かる
- 無人島に暮らすと文明の利器が実感できる
当たり前に思っている内は、中々意識しないものです
なので、自分のありがたみを知ってもらうため、別居や会わない期間を作るのが良いです。
冷却期間は半年~1年が目安
どれくらい時間を空けた方が良いのかは人によります。
人間関係に100%の正解はありませんが、しいて言えば半年~1年が目安と思います。
結婚相談所では一度「お断り」されると復縁は難しいです。
3か月も経てば成婚退会する人も出てきますし、とにかく数を打つスタンスですから覚えていない。
やり過ぎると相談所から注意・勧告を受ける恐れもありますので、「一発勝負」と心得る方が良いです。
冷却期間 半年以上の根拠
思考の習慣化は6か月かかるため。
- 自分から振った場合、相手を受け入れられるか
- フラれた場合、「この人変わった」と思わせる
がそれぞれポイントとなります。
これはどちらも考え方に関係すること。
そして、思考の習慣化には6か月かかると言われている(参考:みんチャレ)ことから、半年以上は会わない方が良いと考えます。
ただしこれは、本気で変わろうと思っている事が前提。
生半可な気持ちだと、もっと多くの時間がかかります。
冷却期間 1年未満の根拠
- 復縁した割合が最も多い(29%)
- 空け過ぎると新たな恋人を見つける恐れがある
上のグラフから分かる通り、復縁者の割合が最も多く「それくらい空けたら十分」と思ってもらえる可能性が高いこと。
そして時間を空けすぎると、相手が新たな恋人を見つける恐れがあるため。
先ほど、思考の習慣化には6か月かかる。
と言いましたが、1年も経てば多少は変化が表れているはずです。
- 「自分は全く悪くない」
- 「相手(女性)が悪い」
と思っているなら復縁しない方が良いですが
- 「彼女の欠点も受け入れられる」
- 「彼女じゃなくても良い」
と思えるくらいに余裕が出てきたのなら復縁しても良いと思います。
冷却期間中に連絡を取るのはNG
冷却期間中は彼女と一切会わないようにしてください。
頻繁に連絡を取り合っていると
- 希少性が無くなる
- 失った感じがしなくなり、ありがたみを感じない
以前から欲しかったものを入手すると、1か月も経たないうちに持っていることが「当たり前」になり、次第に関心が薄くなります。
例えば
- マイホーム
- 高級車
- 結婚指輪
- 彼女
- ネトゲのガチャ
大切さに気付くためには「失った」状態を維持する必要があります。
そのため
- 連絡が来ても反応しない・ブロックする
- 「会いたい」と言われても応じない
一度、冷却期間を定めたら上記を守るようにしてください。
そうすることで逆に誠実さや信用があると思ってもらえます。
自己研さんのポイントは「変わった」と思わせること
- 「復縁したい」
- 「復縁しても良いかな」
と思わせるためには、今までのイメージを覆す必要があります。
具体的には
このような事が必要です。
問題点・指摘された点は改善する
これは必須。
「復縁は無い」と答える人の多くが「また同じことを繰り返すから」と思っており、改善しないとまた別れることになります。
ここでのポイントは「改善」でいい、ということ。
これはわたしの感覚ですが…指摘されたことに対して6割~8割くらいできていれば良いと思います。
この世に完璧な人間なんていませんからね…
例えば以下の表のような感じ。
指摘された点・問題点 | 改善内容 |
---|---|
価値観が合わない | 6割は合わせる |
連絡しない | 10回中7回は連絡する |
小言が多い | 8割くらいは抑える |
浮気をした | 二度としない |
2割~4割程度(半分以下)では「やった」「やってない」の押し問答になりやすいです。
なぜなら、人は自分の事にしか興味が無いため。
「自分ではやっているつもり」と思っていても、人は案外見てくれていないものです。
でも口でアピールすると小物臭がしたり、器の小ささをアピールすることになるので、行動で示す必要があります。
半分以上やっていると「確かにやっている事の方が多いな…」と思ってもらいやすいです
浮気は1回バレたらアウトですし、四捨五入すると1になるので、0にすべきです。
見た目を変える(良い方向に)
一度別れた相手に対しては嫌なイメージがつきまとうもの。
ですが、見た目が明らかに違うと、別人のように思われることもあります。
具体的には
- 以前はガリガリだったが、筋肉ムキムキになった
- 以前は茶髪だったが、黒髪で清潔感がある
- 以前は肌が汚かったのに、キレイになっている
このような変化があったら、一発で「変わった」と思ってもらえますし、興味を持ってもらえるでしょう。
「見た目は中身の体現」と言われたりします。
- 自信が無い人はうつむき猫背で歩く
- 自堕落な人は太る
- チャラい人は髪を染め装飾品を過度に身につける
「あなた自身がどう思うか」ではなく「他人がどう捉えるか」を意識すれば、見た目に惹かれる人は現れます。
ポジティブ思考を身につける
ポジティブな人に嫌悪感を抱く人はいません。(妬みや嫉妬は除く)
例えば
- 文句を言わない
- 悪口を言わない
- イライラしても物にあたらない
こんな人を嫌いになったりしませんよね。
復縁の良い点は原因がはっきりしている所。
その原因を自分事にできれば勝ちです。
自分事にするとは
- 人のせいにしない
- 言い訳しない
- 1割でも非があればそれを認めて素直に謝れる
これができれば人として飛躍的に成長します。
言いたいことはぐっと堪え「まずは自分から変わる」「自分から与える」ことを意識してみてください
落ち着いている印象を与える
「復縁は無い」と答える人の多くが「忘れられない」「依存関係になってしまう」と答えていることから、彼女に対する執着心を無くすことはとても大事です。
具体的には「彼女でなくてもいい」と思えるようになること。
別れても、しつこく連絡してきたり、しつこく復縁を迫っていると
- 落ち着きが無い
- 私(女性)の気持ちを分かっていない
- 自分のことしか考えていない
- 現実を受け入れられない人
このように思われ「精神的に未熟」というイメージを与えてしまいます。
女性は男性に「安心」「安全」を求めます。
聞き分けの無い男性は「獰猛(どうもう)な獣」のように見えますし、男性から振ったなら「コロコロ態度を変えて誠実さが無い」と捉えられます。
誠実な男性はモテますし、モテるようになると「別に彼女でなくてもいい」と思えるようになります。
冷却期間が終えたら友達のような感覚で接する
この時
- 彼氏面しない
- 「久しぶり。元気だった?」と世間話から始める
- 別れたときのネガティブな話題には一切触れない
この辺りがポイント。
もし相手が返事をしてきたら、少なくとも嫌われてはいません。
- ほめる
- 相手の話に耳を傾ける
- プレゼントを渡す
- 1対1で会う
このような脈あり行動をしていき、相手の反応をうかがいながら関係を構築していってください。
具体的な声のかけ方については以下の記事で解説しています。気になる方はご覧ください。
相手に恋人が居てもやることは同じ
相手がどんな状況であろうとも、友達のような感覚で接する。これに尽きます。
お付き合いしている恋人よりも自分の方が勝っていれば、相手は考え直してくれるかもしれません。
もし彼女が結婚していたとしても
- 当時の自分が至らなかった
- 自分が招いた結果
なだけです。
「別に彼女でなくてもいい」と思えているなら、素直に彼女を祝福できるはずです。
未練を断ち切るコツは考えないこと
復縁は考えていないけど「元カノのことが忘れられない」という人は次のことをしてください。
以下、詳しく解説します。
相手の嫌な所を思い出す
良い記憶・思い出は美化されます。
その理由は
- 人間の脳は悪い出来事を早く忘れる
- 人は若い頃にあこがれる癖がある
- 自分の選択や意思決定を否定されたくない
これを「過去美化バイアス」といいますが、忘れられない人はこの手のタイプが多いです。
「元カノの事を忘れられない」ということは、恐らく何度も
- 楽しかったこと
- 嬉しかったこと
などポジティブな記憶を呼び起こしているのではないでしょうか。
忘れたい記憶の場合は
- 苦しかったこと
- 嫌だったこと
を呼び起こして「思い出したくない記憶」にしてみて下さい。
今後、忘れる事は無いかもしれませんが、呼び起こす頻度は格段に減ります
思い立った時に連絡先を消す
未練があるとなかなか連絡先を消すのは難しいですが
- 「新しい恋を見つけよう!」
- 「婚活しよう!」
と思い立った時には是非やってみて下さい。
やろうと思えばいつでも連絡を取れる。
という状態だと、意思決定が揺らぐことがあります。
- 告白を受けても「本当にこの人で良いのだろうか?」と思ってしまう
- そもそも告白をためらう
人生は選択が大事。
連絡手段が無いと諦めがつき、意思決定が早くなります。
わたしも失恋した時は数日廃人になっていましたが、相手と連絡手段が無かったので「考えても仕方ない」と思い諦めがつきました
多忙になる
心を亡くすと書いて忙しいと読むように、多忙になると他のことを考える余裕が無くなります。
例えば
- 次の恋を探す
- 仕事に打ち込む
- 熱中できる趣味を探す
人は暇な時間ができると色んなことを妄想してしまいます。
過去に囚われる暇があるのなら、その時間を利用して未来に備える方が建設的です。
次の恋を探したい方は以下の記事をご覧ください。
失恋したときは自責思考がポイント
- 復縁したい
- 未練を断ち切りたい
どちらの場合でも重要なのは自責思考を持つこと。
自分に起きたネガティブな出来事は全て自分に責任がある。という考え方のこと。
過度な自責思考は鬱(うつ)の原因になる。
ここからは、そんな自責思考の考え方について解説します。
過去ではなく未来に目を向ける
元カノの事を考えてもフラれたという事実は消えませんし、復縁できるわけではありません。
それよりも
- ここから得られたことは何か
- これからどうすればいいか
に目を向ける方が良いです。
過去と他人は変えられませんが、未来と自分は変えることができます。
元カノのことを悪く言わない
汚い言葉を使うと、汚い人間が寄ってきます。
例えば、職場に陰口を言うお局様が居たら、周りの人は上辺だけの付き合いか、辞めるかのどちらかになるでしょう。
バイトしていた頃、職場にお局的な人が居ましたが、みんな煙たがっていました
類は友を呼ぶ。
という言葉があるように、自分の発する言葉や考えは同じような考えを持つ人に刺さり、やがては同じ考えを持った人が集まるようになります。
そのため、もしフラれた経験があったとしても
- 「自分の至らなさを気付かせてくれたいい経験」
- 「なかなかできない経験」
このようにポジティブに受け取る方が、聞く側も気持ちいいですし、「ポジティブな人」とプラスに評価してくれます。
何か一つだけ変えてみる
現状維持は衰退である。
なぜなら周りの環境は日々進化しているため。
この言葉はビジネス界隈で言われることが多いですが、人にも当てはまります。
例えば
- 今どきポケベルを持っている人はいない
- 今どき「ナウい」を使う人はいない
もし居たとしたら、女性からモテる事は無いでしょう。
フラれる、ということは自分に何か至らない点があった証拠なので、変化を起こすべきです。
相手が100%悪い場合もありますが、それなら「人を見る目が無かった」と捉える事も出来ます
自分に原因があるなら改善ができます。
「人を見る目が無かった」のなら
- どうすればいい人を見分けられるのか
- メンヘラの特徴
などを調べて、次からは同じ人に引っかからないように注意するでしょう。
原因が分からないなら
- 人の力を借りる
- 自分で調べる
などで試行錯誤しないと、いつまでも同じミス・同じ理由でフラれ続けます。
まとめ:過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる
起きたことは巻き戻せません。
いつまでも元カノの記憶を引きずっていても、成長はありませんので、これからに目を向けてもっと魅力ある人間を目指してください。
「あいつが悪い」と他人のせいにするのは簡単ですが、それだと現状維持になってしまいます。
どうしても復縁したいなら、タイミングは半年~1年後。彼女への執着が消えた時に再度アプローチするのが良いです。
そうすれば
- 別人として見てくれる(一からやり直せる)
- 例え別の男性と付き合っていても気にならない
なので、どちらに転んでも受け入れることができます。
失恋はしたくないものですが、自分の弱点・欠点を教えてくれる貴重な場でもあります。
是非ポジティブに受け取り、より魅力のある人間を目指してください。