結婚相談所を調べているけど
- なぜあんなに高額なのか分からない
- 本当に大丈夫なのか知りたい
- 公式HPだけではよくわからない
- 実際に使った人の感想が知りたい
このような疑問も抱く方も居るのではないでしょうか。
そこで今回は
- 結婚相談所のからくり
- 結婚相談所のメリット・デメリット
- 賢く選ぶポイント
- 利用の流れ
これらを
- 結婚相談所を10か月で成婚退会
- 2022年に恋愛メディアを運営
している筆者が詳しく解説します。
結婚相談所選びで後悔しないためには、その仕組みを理解し納得した上で入会することです。
是非あなたの婚活に役立ててください。
結婚相談所のからくり
ここでは結婚相談所の料金が高額な理由や成婚率の算出方法など。
HPでうたわれている、いくつかのからくり情報について解説していきます。
登録会員数
結婚相談所を選ぶ際、よく言われるのが「登録会員数は多い程良い」という情報。
会員が多いほど出会いのチャンスは広がるため、間違いではありませんが、数字の多さだけで判断するのは早計です。
登録会員に関しては以下のようなからくりが潜んでいます。
順番に解説していきます。
結婚相談所で出会える人は大体同じ
現在、結婚相談所は4000以上にのぼり、その8割~9割は個人事業主。
個人でやっているなら会員数は10~100人くらい。
ですが、殆どは「会員数○万人」とうたっています。
なぜそこまで会員を集められるかというと、連盟に加入しているため。
連盟とは
複数の結婚相談所と会員を共有している団体。
結婚相談所は加盟料を支払うことで連盟に所属でき、連盟の会員を紹介することができる
大手の結婚相談所も大抵どこかの連盟に加入しており、会員数の底上げをしています。
自社オンリーはオーネットだけでしたが、2023年にIBJと業務提携し、大手はどこも連盟に加盟している状態になりました
つまり、加入している連盟が同じならどこの結婚相談所に入会しても出会える人は同じ。ということ。
そしてこの連盟は10数団体しかないため、実質10数か所しかない。
と思って差し支えありません。
例えるなら結婚相談所は代理店のようなイメージ。物自体は通販でも実店舗でも買えます
出会いのチャンスが大幅に広がるわけでは無い
ここで言いたいことは「大幅に」広がるわけでは無い。ということ。
理由は会員数が多いとライバルも増えるため。
確かに理想の人に出会いやすくはなりますが、男女比が5:5ならライバル同じ割合で増えるため、取り合いになる確率も上がります。
- みんなが狙わないような特殊な異性を見つける
- 同性の会員(ライバル)が少ない
なら出会いのチャンスは大幅に増えると思いますが
- 皆が羨むようなパートナーが欲しい
- 男女比が同じ、むしろ同性の方が多い
このような場合、会員数は多いけれど成婚できる確率は逆に下がる恐れもあります。
出会いのチャンスを「大幅に」広げるには自分のスペックを上げるのが一番有効
自分のスペックを上げる方法は以下の記事で詳しく解説しています。
会員が多い所は費用も高額
前項(結婚相談所で出会える人は大体同じ)の通り、会員数が多い理由には連盟があることを説明しましたが、中には連盟を掛け持ちしている結婚相談所があります。
理由は数字を多く見せることで優位に立つため。
結婚相談所は相手を紹介することがメインなので、基本的にサービス内容はどこも同じ。
そのため会員数で差を付けようとします。
YoutubeやXのフォロワーが多いと「凄そうな人」「ちょっと見てみよう」という気になるもの
ですが、連盟に加入するには加盟金が必要です。
例えるならFC(フランチャイズ)契約のようなもので
- 連盟に加入するのに50万~160万円かかる
- 加入していると毎月1万~3万円かかる
- 会員1人登録するのに1000円~3000円かかる
これだけのお金が発生します。
そのため、複数連盟に加盟している結婚相談所は、他の結婚相談所に比べて費用が高額な事が多いです。
2024年時点で会員が10万人以上いる結婚相談所は複数の連盟に加入しているか、自社+連盟の組合せ
ただ、選べる人は増えるので出会いのチャンスを広げることには繋がります
連盟を掛け持ちしている人が居る
これは連盟や結婚相談所を掛け持ちしようとしている人に伝えたいこと。
複数連盟に加入している結婚相談所の会員数は数字通りに受け取らない方が良いです。
例えば
- Aの連盟8万人
- Bの連盟6万人
- Cの連盟6万人
合計20万人の会員がいる。とうたっている結婚相談所があったとしても
- AとBを掛け持ちしている人
- AとCを掛け持ちしている人
- 全て掛け持ちしている人
なども居ますから、実質出会える人は12万人。という可能性もあります。
また、連盟同士でも会員データの提携をしていることがあるため、各連盟が公開している会員数は他所の連盟が含まれていることも往々にしてあります。
例えば、Aの連盟は8万人とうたわれているけど、実際は
- Aの連盟4万人
- Bの連盟2万人(提携関係)
- Cの連盟2万人(提携関係)
これらの合算が表記されています。
そのため、
- Aの連盟8万人
- Bの連盟6万人
- Cの連盟6万人
合計20万人の会員がいる。とうたっている結婚相談所があったとしても、実質は8万人。
という可能性もあります。
掛け持ちでよくあるパターンは
- 大手結婚相談所×マッチングアプリ
- 大手結婚相談所×データマッチング型の結婚相談所
- 大手結婚相談所×個人経営の結婚相談所
データマッチング型とは
- 自分で会員データベースの中から探す
- とにかく数をこなす。経験値は貯まる
- 仲人のサポートは基本的にない
- 自分で原因を分析できる人向け
- 料金相場は年間10万~40万円
2と3の場合は連盟を掛け持ちしていることになります。
そのため、掛け持ちをするなら
「会員数は2倍なのに、2倍になった気がしない」
となることを承知のうえで決断してください。
実際に活動している会員は全体の70~80%くらい
結婚相談所が公表している会員数は「2024年1月1日現在」など、特定の日の会員数を示していることがほとんど。
そのため、中には真剣交際に入っていたり、休会中で声をかけれる状態にない会員も含まれています。
結婚相談所オーネットでは3万9844人の内、活動休止中の会員が7691人。(2024年1月1日の情報)
このことから、他の連盟でも交際中・休会中で声をかけれない会員が一定数居る可能性は十分あり得ます。
声をかけることができる会員を「アクティブ会員」・「活動会員」と呼ぶこともあります
成婚率
一般的に言われる成婚率とは、どれくらいの人が結婚相談所を通じて結婚できたか。を示す数字ではありません。
成婚率とは元々は経済産業省が発表したデータで、(成婚退会者)÷(会員数)という計算式が用いられていたのですが、(会員数)の中には
- 入会して間もない人
- 現在交際中の人
- 何らかの事情で休会中の人
このような人もおり、例えるなら「受験勉強している最中の人」「結果が判明していない人」を母数にしているようなもの。
受験の合格率を算出するのに、まだ結果が分かっていない人を対象にはしないでしょう。
そのため「相談所は10人に1人しか結婚できない」と結論付けるのはナンセンス
どれくらいの人が結婚相談所を通じて結婚できたか。を調べるには、結果が判明している(退会者)を母数にする方が理にかなっています。
ただし、成婚率という言葉自体が曖昧なもので
- 昔:独自の計算式を編み出す相談所が乱立
- 今:無難なライン(50%)に計算式を調整している
このようなイメージ。
成婚率を見る時は計算式と成婚の定義もチェックすべきで、計算式を公表していない結婚相談所は「そういうところ」という目で見た方が良いです。
以下に当ブログで紹介している結婚相談所の計算式・成婚の定義を解説します。
オーネットの計算式
公開(アピール)していない。
理由は、成婚料を徴収していないためで 「成婚の定義は会員各々が決める」という印象。
たまにオーネットの成婚率は●%と言っているサイトがあります(当ブログでもそう紹介することがあります)が、それは仮の計算式を当てはめているだけ。
公式には定義されていません。
IBJメンバーズの計算式
一定期間内における全退会者のうち成婚退会者の割合:54.5%
- 2023年1月~12月の1年間での主要コース実績
- IBJシステム外での成婚を含む
ツヴァイ(ZWEI)の計算式
2017年度の年間成婚退会者数を年間退会者数で割って算出:42.3%
サンマリエの計算式
成婚した人の内、1年以内で退会した人の割合:76%
ムスベルの計算式
交際5ヶ月以内の成婚率:70.7%
- 2017年-2020年 成婚者の交際期間から算出
パートナーエージェントの計算式
「成婚退会者数」÷「総退会者数」=49.8%
- 2022年10月~2023年3月
- コンシェルジュコースとエグゼクティブコース
(現:スタンダードコースとプレミアムコース)
ゼクシィ縁結びエージェントの計算式
年間の成婚退会者数/年間の平均在籍会員数(休会除く)×100=25%
- 2022年4月~2023年3月
大手結婚相談所の成婚の定義
オーネット | 成婚料を取っていないため無い |
---|---|
IBJメンバーズ | 結婚・婚約、またはそれと同等の成果 |
ツヴァイ | 交際・婚約・結婚(会員同士・会員外含む)を理由に退会届を提出すること |
サンマリエ | プロポーズをしてお互いに結婚の意思が固まっている、もしくはそれに近しい状態 |
ムスベル | 成婚=婚約(双方同意の元であれば事実婚可) |
パートナーエージェント | 交際中のお二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
ゼクシィ縁結びエージェント | 交際中のおふたりが結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
オーネット | 成婚料を取っていないため無い |
---|---|
IBJメンバーズ | 結婚・婚約、またはそれと同等の成果 |
ツヴァイ | 交際・婚約・結婚(会員同士・会員外含む)を理由に退会届を提出すること |
サンマリエ | プロポーズをしてお互いに結婚の意思が固まっている、もしくはそれに近しい状態 |
ムスベル | 成婚=婚約(双方同意の元であれば事実婚可) |
パートナーエージェント | 交際中のお二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
ゼクシィ縁結びエージェント | 交際中のおふたりが結婚の意思を固めて婚活を終了すること |
総括すると、大手結婚相談所は「上手いこと言っている」という印象。
ですが、一部の中小の結婚相談所は
- そもそも計算式すら公開していない
- 仮交際や紹介のみで成婚とカウントしている
- 10年以上前のデータを持ち出している
このような悪質な所もあり、もはや何でもありの状態です。
そのため、いずれ成婚率は見向きされなくなるんじゃないか。と危惧しています
成婚率についてもっと詳しく知りたい方は以下の時期で詳しく解説しています。
高額な費用
結婚相談所は一般的に高額です。
過去に行った調査(大手結婚相談所12社の平均費用)では
平均値 | |
---|---|
入会金 | 13万3544円 |
月会費 | 1万6125円 |
お見合い料 | 916円 |
成婚料 | 10万7250円 |
このようになり、年間43万円という結果でした。
しかし、費用が高額だからといって「サービスの質が高い」「成婚率が高い」とは言い切れません。
高額な料金設定の背景には
このような要因があります。
以下、順番に解説します。
高額な維持費
一般的にビジネスには維持費がかかり、その費用も商品の価格に盛り込まれています。
結婚相談所の場合は
- 人件費
- 店舗(家賃やインフラ)の維持費
この二つが支配的。
これはオンライン型の結婚相談所を考えればわかると思います
つまり維持費を無くすことができれば結婚相談所の費用は半額程度に抑えられます。
ただ、個人の結婚相談所は人件費も店舗も少ないのに大手と費用がほぼ同じ。
その理由は
個人の結婚相談所 | 手間暇かけて手取り足取りサポートする |
---|---|
大手結婚相談所 | 効率化を図りシステマチックに対応している |
個人の結婚相談所 | 手間暇かけて手取り足取りサポートする |
---|---|
大手結婚相談所 | 効率化を図りシステマチックに対応している |
そのため「大手相談所はサポートが薄い」と言われがちですが、知名度が高く、多く顧客を抱えることができるのも大手の特徴。
一方、個人の結婚相談所は手取り足取りサポートしてくれることが多いですが、どうしても対応に限界が出てしまいます。
どんなに神対応してくれるアドバイザーが居たとしても「1日1組限定」と言われたら待ちきれない人が多いでしょう
加盟金
高額な費用の理由は複数連盟に加入しているからかもしれません。
上記(会員が多い所は費用も高額)でも説明した通り、連盟に加入するにはそれなりのお金が必要です。
例えば
名称 | 加盟金 | ランニングコスト |
---|---|---|
IBJ(日本結婚相談所連盟) | 176万円(法人は352万円) | 2万円程度/月 |
全国結婚相談事業者連盟(TMS) | 82.5万円 | 2万円程度/月 |
日本仲人連盟(NNR) | 66万円 | 8800円以上/月 |
名称 | 加盟金 | ランニングコスト |
---|---|---|
IBJ(日本結婚相談所連盟) | 176万円 法人は352万円 | 2万円程度/月 |
全国結婚相談事業者連盟(TMS) | 82.5万円 | 2万円程度/月 |
日本仲人連盟(NNR) | 66万円 | 8800円以上/月 |
このように、複数の連盟に加入すればするほど毎月にかかる維持費も大きくなるため、その費用を価格転換していることもあります。
例えば、IBJに加入している結婚相談所は成婚料を20万円以上に設定しているところがほとんどです
広告費
広告費も費用を高額にさせている要因の一つです。
婚活事業は基本的に情報戦。
1人でひっそりと活動したい人が多く利用するサービスなので
- ネット広告
- TVCM
- 新聞広告
- SNSで露出を増やす
このような活動が日々繰り広げられています。
TVCMや新聞の場合は数百万円~数千万円というお金が動きますし、ネット広告の場合は1件1000円程度~高額な場合は1件5万円程度の報酬を払う結婚相談所もあります。
わたしも、ある相談所から「お客さんを紹介してくれたら1人につき5万円払います」という勧誘を受けたことがあります
そのような広告費も当然ながら費用に含まれています。
システムの開発・メンテナンス費用
結婚相談所のシステムは複雑です。
特に連盟の加入が一般化している結婚相談所では
- 会員一人一人の個人情報をデータベースに登録
- 加入している業者のみにデータベースを開示
- 特定の相談所には情報を一部非公開にしている
- 漏れがあってはならないセキュリティー対策
- 新たな機能の追加やメンテナンス費
個人情報が流出してしまうと会社が一気に傾く恐れがありますし、マッチングアプリに比べて使い勝手が悪いとユーザー離れを起こしてしまいます。
管理サーバーも毎月数万円の維持費がかかりますから、それらの経費が初回の登録料や、月会費に含まれています。
重要書類の管理費
マッチングアプリとの差別化ポイントとして大きい重要書類の管理コストも高額な費用に含まれています。
人件費や管理費ほど大きな割合ではありませんが、普通の書類のようにファイルにまとめて入れるだけでは当然不適切。
セキュリティーレベルの高い部屋に保管したり、データ化したり、退会した会員の書類は漏れなく処分しなければいけません。
また、機密性の高い書類の処分には費用がかかります。
無料という落とし穴
「無料」という言葉には人を引き付ける魅力がありますが、裏には必ず
- セールス
- 顧客のリスト獲得
- アンケート
などの目的があります。
会社はそもそも営利団体。何の見返りもなく奉仕してくれることはありません
以下に、よくある無料のサービスについて解説します。
無料相談、無料カウンセリング
無料でも足を運んできてくれるということはそれなりに購買意欲のあるお客さん。
そのため、大抵セールスをしてきます。
方法は多々ありますが
- 不安をあおる
- 悩みを解消する
- 遠回しに伝える
- 体験させる
- 気持ちに寄り添い断り辛い空気を作る
このようなことをして、客の感情を揺さぶり「買いたい」気持ちを増幅させます。
昔は強引な勧誘が多かったですが、最近は少しづつ落ち着いてきている印象
むしろ「何も勧誘しない」ことで信頼を得る手法もあります。
その場の空気に流されず、費用やサービス内容など抑えるべきポイントをしっかり掴んでおきましょう。
お見合い料無料
お見合い料が無料な場合、大抵は高額のプランであることが多いです。
一方、安いプランや若者向けのプランの場合、入会費・月会費は安いですが、お見合い料が設定されていることが多いです。
この理由は
- 沢山お見合いされると人件費が赤字になる
- 若い人はモテやすい
費用を安く抑えたいとは誰もが思うこと。
料金体系は特に注意し、「無料」と書かれている場合は他の費用が高くなっていないか確認したほうが良いです。
デートを自分で調整する場合、お見合い料は発生しません
成婚料無料
これはデータマッチング型に多いタイプ。
ハイブリッド型や仲人型との差別化のため「成婚料は0円」とアピール材料として使っています。
データマッチング型とは
- 自分で会員データベースの中から探す
- とにかく数をこなす。経験値は貯まる
- 仲人のサポートは基本的にない
- 自分で原因を分析できる人向け
- 料金相場は年間10万~40万円
ハイブリッド型とは
- データマッチング型と仲人型の兼用
- サポートはあるが仲人型ほどではない
- 添削で差ができずスペック勝負になりがち
- 時間やお金をフルにつぎ込める人向け
- 料金相場は年間35万~75万円
仲人型とは
- 会員一人一人に仲人がつく
- 仲人と協力して相手を選ぶ。手間は減る
- 相談所によって仲人の質はまちまち
- 希望にそぐわない人を紹介されることも
- お断りの原因を聞けることがある
- 料金相場は年間40万~100万円
成婚料が無料の場合、入会金・月会費が高めな傾向。
ただ、1年で成婚退会した場合、成婚料が無い方が総合的に割安になりやすいです。
型 | 入会金・月会費 | 成婚料 | 総合 |
---|---|---|---|
ハイブリッド型・仲人型 | 安め | あり | 高め |
データマッチング型 | 高め | なし | 安め |
型 | 入会金・月会費 | 成婚料 | 総合 |
---|---|---|---|
ハイブリッド型・仲人型 | 安め | あり | 高め |
データマッチング型 | 高め | なし | 安め |
また、料金表の欄外に小さく「成婚料220,000円を頂きます」と書かれていることがあるため、料金表は欄外まで確認した方が良いです。
成婚料は「結婚できるならお金を出してもいい」という気持ちを利用した上手いシステムだと思います
IBJに加盟している相談所は必ず成婚料を徴収しています。
イベント無料・相談無料
サービス内容や料金体系で、このようにうたっている相談所もありますが、よくよく見ると
- 一部有料のものもあります
- 相談回数6回まで無料
このように完全に無料でないものを無料と表現することもあります。
ゼロカロリーやノンアルコールと同じような理屈
とにかく
- “※”や“( )”など注釈がついているもの
- 欄外に書かれているもの
これらのものには必ず目を通すようにしてください。
そのような場所に重要な情報が隠れているものです。
結婚までの期間
結婚相談所を利用してから実際に結婚に至るまでの期間は、平均して1年から2年とされています。
リクルートブライダル総研「出会い方の違いによる影響性調査2017」によると、恋人としてお付き合いを始めてから結婚するまでのスピードは平均19.8か月。
- 1年以内に70%の人が成婚退会している
- 90%以上の人が出会って3か月以内にお付き合いを開始している
このように聞くと「1年以内に結婚出来そう」と思えてきますが、裏にはいくつかのからくりがあります
例えば
- 3か月ルールがあり違反すると成婚退会となる
- 婚前交渉をすると成婚退会扱いになる
- 諦めて退会すると違約金が発生する
- 年間契約で、2年目以降は更新料がかかる
- 真剣交際になると成婚を勧められる
3か月ルールとは
IBJ加盟店のルール。お相手の方と仮交際・真剣交際に発展したとき、3か月以内に付き合うか・お断りするかを決めて相談所に連絡しなければいけない。返事をしないと成婚したと見なされ、成婚料を徴収される。事情を説明すれば6ヵ月に延長する事も可能。
婚前交渉とは
未婚の男女が身体の関係を持つこと。
結婚相談所では成婚退会前に「宿泊」「同棲」など一夜を明かすと婚前交渉したと見なされ、成婚退会扱いとなる
このように、早く成婚させるために様々なルールが設定されています。
すぐに成婚退会した方がアドバイザーの時間を拘束されないのでありがたく、逆にデータマッチングのような相談所ではそのようなルール縛りが緩めです。
数多いイベント
結婚相談所では、他社との差別化のため、さまざまなイベントが開催されています。
例えば
- 婚活パーティー(2000円~6000円程度)
- セミナー(1万円~3万円程度)
- 趣味を共有するイベント
など。
IBJメンバーズでは婚活パーティーは会員外でも参加できる仕組みになっており、気になった参加者がいれば結婚相談所に勧誘しています。(参考:決算説明資料)
将来的にはマッチングアプリからの引き込みも考えているようです
その他
など、結婚相談所によって特徴がわかれます。
良い口コミ・悪い口コミばかり
結婚相談所は口コミも両極端なものが多く、見極めが必要です。
見極めるためのポイントは
- 具体的か
- 中立的か
- 理論的か
これらがポイント。
このような言葉ばかり並ぶ口コミは参考になりませんし、
このような口コミも参考になりません。
不満な人ほど声が大きい(3倍の文字量)というデータもあります
良い口コミは
- 投稿者の情報が分かっている(匿名では無い)
- 断定しない。事実と憶測を使い分けている
- 私はこう思った。と自分の感想を述べるに留まる
- 具体的な機能の説明や経緯を説明している
- 評価が★2~★4(極端に振り切れていない)
- 良い面と悪い面をバランスよく書いている
また、
- 口コミ投稿者の素性を調べる
- 競合他社の評判も調べる
- 地方なのにやたら口コミが多くないか
- サイトによって評判に差があるのは何故か
このような考察をすることで、結婚相談所の本質が見えてきます。
特にIBJは印象操作に力を入れている印象を感じます
「良い・悪い」「合う・合わない」は人によりますから、必ず自分の目で確認してください。
結婚相談所のメリット
ここまで結婚相談所のからくりについて説明しましたが、それらを踏まえたうえで結婚相談所のメリットについて解説します。
結婚に真剣な人と出会える
結婚相談所に登録している人々は、結婚に対して真剣な考えを持っています。
その理由は
- 恋愛ではなく結婚を目的に集まっている
- 高額な費用を払っていて覚悟を持っている
- 面談や審査があり詐欺や業者が入り込めない環境
このようなものが挙げられます。
そのため
- 「恋愛をすっ飛ばして結婚したい」
- 「覚悟は決まっている」
- 「騙されたくない」
- 「婚活に集中したい」
このように思うのなら、結婚相談所は最適な候補となるでしょう。
効率的に婚活を進められる
忙しい毎日の中で、自分で婚活をするのは時間と労力がかかりますが、結婚相談所を利用することでその負担を大幅に軽減できます。
結婚相談所の型にもよりますが、仲人型(仲介型)やハイブリッド型の場合
- 適切な相手を紹介してくれる
- お見合いの日程調整をしてくれる
- 婚活のやり方で分からないことを教えてくれる
- PR文章の推敲や推薦をしてくれる
- プロフィール写真の印象を教えてくれる
- 下がったモチベーションを上げてくれる
- 相手の気持ちを仲介して確認してくれる
- プロポーズや告白のアドバイスをしてくれる
- デートの流れを教えてくれる
仲人が居ないデータマッチング型・オンライン型でも
- 事前に相手のスペックを確認できる
- 結婚の意思があるかどうか悩まなくて良い
- 既婚者、恋人がいないかを確認する必要が無い
- 断りやすい
- 詐欺の心配をしなくて良い
- デートに誘いやすい、流れ作りが不要
- 条件を入れるだけで候補が出てくる検索システム
このように、自分一人では遠回りしそうなポイントを最短で突き進むことができます。
「効率が悪い」と言っている人はこのような側面に気付いていません(当たり前に思っている)
安心・安全な環境で婚活できる
結婚相談所では、会員の個人情報の取り扱いに厳しい管理が行われています。
さらに、多くの相談所は
- 身分証明書
- 収入証明書
- 卒業証明書
- 独身証明書
これらの提出を必須としており、信頼性の高い人々が集まっています。
正直、これらの書類を集めるのが面倒くさい
無料相談では
- 無謀な条件を設定していないか
- 人柄・素性に問題が無いか
- クレジットカード払いで負債のチェック
など、意外といろんなものをチェックしています。
このように多数の書類の提出を求められれば、詐欺や業者が入り込む余地もないのも頷けます。
わたしもこの安心できる環境に惹かれて入会を決めました
手厚いサポートが受けられる
結婚相談所の最大の魅力は、婚活アドバイザーによる手厚いサポートです。
経験豊富なアドバイザーが個々の悩みや疑問に答え、婚活の進め方やデートのアドバイスなどを丁寧に行います。
また、自己PRの方法やファッションアドバイスなど、婚活を成功させるための具体的なサポートもしてくれます。
高額なプランになると
- 服の買い物に同伴してくれる
- デートの練習をしてくれる
- お見合い場所を提供してくれる
- 婚活に役立つセミナーが受けれる
このようなサービスを提供してくれる結婚相談所もあります。
結婚相談所のデメリット
結婚相談所は多くのメリットがありますが、利用を考える際にはデメリットも理解しておくことが重要です。
費用が高い
結婚相談所は費用が高額なことで知られています。
中でも費用が膨れがちなのは以下の項目
- 成婚料
- お見合い料
- 婚活パーティー
そのため自分がどれくらい活動するつもりなのか。しっかり見極める必要があります。
とはいえ、婚活をやったことが無い人にとって、お見合い回数やパーティーの回数を試算するのは難しいことです。
目安としては
- お見合い回数:10~20回
- 婚活パーティー:50~100回
これくらいを基準に料金プランを検討するのが無難です。
わたしはお見合い(初デート)6回、婚活パーティー3回でした
結婚相談所の料金については以下の記事でも詳しく解説しています。
ルールや規約が厳しい
結婚相談所では、会員間のトラブルを避けるために様々なルールや規約が設けられています。
例えば
- 遅刻
- 当日のデートキャンセル
- デート後、24時間以内に交際の可否連絡
- 3か月ルール
- 婚前交渉禁止
これらの規約に従わない場合、罰金や退会処分になる事があります。
自由な恋愛を好む方にとっては、こうした厳しいルールがストレスになることもあるでしょう。
しかし、これらのルールは真剣に結婚を考えている会員が安心して活動できるようにするためのものでもあります。
個人的には「これくらい厳罰化してくれた方が良い」と思っているため、むしろメリットに感じます
3か月ルールとは
IBJ加盟店のルール。お相手の方と仮交際・真剣交際に発展したとき、3か月以内に付き合うか・お断りするかを決めて相談所に連絡しなければいけない。返事をしないと成婚したと見なされ、成婚料を徴収される。事情を説明すれば6ヵ月に延長する事も可能。
婚前交渉とは
未婚の男女が身体の関係を持つこと。
結婚相談所では成婚退会前に「宿泊」「同棲」など一夜を明かすと婚前交渉したと見なされる。
自由度が低い場合もある
結婚相談所を利用する際には、アドバイザーのアドバイスや提案に従うことが求められます。
自分のペースで婚活を進めたいと考える方にとっては、この点がストレスに感じるかもしれません。
また、紹介される相手の数や頻度も、結婚相談所の方針やプランによって制限されることがあります。
そのため
- 自分がどういう性格なのか
- 何を大事にしたいのか
まずはこれらを考えることが重要です。
わたしはあまり積極的な方ではないため、データマッチング型の結婚相談所が相性よかったです
真剣に婚活をしていく中で考えが変わることも十分あり得ます。
自分の気持ちが良く分からない場合は、途中でプランを変更できる結婚相談所を選ぶのも良いでしょう。
カウンセラーとの相性に左右される
結婚相談所での婚活は、カウンセラーとの二人三脚。
相性が良ければ、心強いパートナーとして頼りになりますが、逆にコミュニケーションがうまくいかないと、婚活がストレスになる可能性もあります。
婚活サービスは人間関係がモロに影響するビジネス。
100%の正解なんてないし、仕事も人間関係が原因で辞める人が8割と言わています。
また、無料相談の時に担当したカウンセラーが入会後の担当者になるとも限りません。
無料説明時に、自分との相性や・入会後の担当は誰になるのか。
相性が気になる方はよく聞いておいた方が良いです。
結婚相談所のからくりを知って賢く選ぶポイント
結婚相談所を選ぶ際には、様々な要素を考慮する必要があります。
ここでは、5つのポイントに焦点を当てて、賢く選ぶための方法をお伝えします。
サポートの質
結婚相談所のサポートの質は婚活の成功率に多少影響します。
個人的にポイントが高い要素は
- フォローアップの体制(面談や自己分析など)
- 親身になって話を聞いてくれるか
- アドバイザーの経験値
- セミナー・イベントの開催状況
客観的に自分のタイプを言語化してくれたり、数字で表現してくれると相手選びの指標になりやすく、親身になって話を聞いてくれるとモチベーションが保たれて意欲的に婚活できます。
婚活はとにかく精神的な負担が大きいです。
わたしもフラれて数日廃人になったことがあります
未来のことは誰にも分りませんから
- 自分に合っている
- 自分の気持ちを保てる
このようなサービスがあるかを選考基準にすると良いです。
会員数と質
結婚相談所の会員数が多いほど、理想の相手に出会える確率が高まります。
しかし、会員数が多いだけでは不十分です。会員の質もしっかり確認しましょう。
とはいえ、入会前に会員の質を確認するのは難しいもの。
結婚相談所を利用した身としては
- 並の人が多い
- 自分と同じ年代が多い
- 自分の希望に合った人が多い
このような所が良いと感じます。
スペックが極端に高いとプライドの高い人が多く、極端に低いと誠実さに欠ける人が多い印象。
そして無料相談に行くと検索システムを体験させてもらえるので、その数字を覚えておき、他社と比較する。
などすると良いです。
1社だけでは多いか少ないか判断がつかないので2社以上を比較するのが良いです
料金体系の透明性
結婚相談所の利用には多くの費用がかかるため、料金体系が透明であることが大切です。
入会金、月会費、お見合い費用、成婚料など、どの段階でどれだけの費用が発生するのかを明確に示しているかを確認しましょう。
また、契約書や説明資料をよく読み、不明点があれば納得いくまで質問することが重要です。
隠れた費用がないか、返金ポリシーがどうなっているかもチェックしておくと安心です。
変に隠そうとする相談所は「そういうところ」として見た方が良いです
結婚相談所の料金については以下の記事でも詳しく解説しています。
カウンセラーとの相性
結婚相談所での婚活は、カウンセラーとの二人三脚で進めていくものです。
そのため、カウンセラーとの相性が非常に重要。初回のカウンセリングで、自分のことを理解してくれるかを確認しましょう。
また、カウンセラーの経験や実績、対応の丁寧さもポイントです。
相性が良ければ、婚活の進捗もスムーズになり、信頼できるパートナーとして頼ることができます。
一般的には個人経営の相談所の方が親身ですが、知名度が低い・一度に沢山の会員を抱えられない。という欠点もあります
口コミや評判
最後に、実際にその結婚相談所を利用した人々の口コミや評判をチェックすることも重要です。
インターネット上のレビューサイトやSNS、婚活ブログなどで、実際の利用者の声を確認しましょう。
良い口コミだけでなく、悪い口コミにも目を通し、どのような点が評価され、どのような点に不満があるのかを把握することが大切です。
また、友人や知人に結婚相談所を利用した経験がある人がいれば、直接意見を聞いてみるのも良いでしょう。
良い口コミ・悪い口コミばかりの通り、口コミの信憑性を確認するのも大事です。
結婚相談所利用の流れ
ここでは、結婚相談所を利用する際の一連の流れについて、5つのステップに分けて詳しくご紹介します。
入会・登録の手続き(2週間程度)
結婚相談所の利用を開始するためには、まず入会・登録の手続きを行います。
多くの結婚相談所では、最初に無料カウンセリングを実施しており、このカウンセリングを通じて自分の希望や条件を担当カウンセラーと共有します。
カウンセリングが終わると、必要書類の提出を求められます。
具体的には
- 本人確認書類
- 独身証明書(郵送なら2週間程度)
- 収入証明書(即日~2週間程度)
- 学歴証明書(再発行なら1~2週間程度)
このような物が含まれます。
これらの書類を提出し、審査が通れば正式に会員登録が完了します。
登録が完了すると、カウンセラーとの詳細な面談を行い、希望するパートナー像や婚活の目標を明確にしていきます。
紛失・処分していると再発行に手間を取られますので、あらかじめ用意しておくか、捨てずにとっておくのが良いです
お見合い(1週間~2週間)
登録が完了し、カウンセラーとの面談を終えると、いよいよお見合いのステージに進みます。
ここが最もつまづきやすい壁です
仲人型、ハイブリッド型の場合
仲人型とは
- 会員一人一人に仲人がつく
- 仲人と協力して相手を選ぶ。手間は減る
- 相談所によって仲人の質はまちまち
- 希望にそぐわない人を紹介されることも
- お断りの原因を聞けることがある
- 料金相場は年間40万~100万円
ハイブリッド型とは
- データマッチング型と仲人型の兼用
- サポートはあるが仲人型ほどではない
- 添削で差ができずスペック勝負になりがち
- 時間やお金をフルにつぎ込める人向け
- 料金相場は年間35万~75万円
カウンセラーが希望に合った相手を選んで、紹介してくれます。
「会ってみてもいい」と思った場合、カウンセラーにOKの返事をし、相手からもOKの返事が来ればお見合いの予定を組んでくれます。
お見合い当日は、リラックスして会話を楽しむことが大切です。
お見合いが終わって、お互いに「もう一度会いたい」と思えば、次のステップに進むことができます。
もし、お見合いがうまくいかなかった場合でも、カウンセラーが新しい相手を紹介してくれます。
データマッチング型・オンライン型の場合
データマッチング型とは
- 自分で会員データベースの中から探す
- とにかく数をこなす。経験値は貯まる
- 仲人のサポートは基本的にない
- 自分で原因を分析できる人向け
- 料金相場は年間10万~40万円
オンライン型とは
- インターネット上で完結するサービス
- 場所に縛られないが結局出向く必要がある
- 基本的には全部一人でやる
- チャットや電話で相談できる事もある
- 料金相場は年間6万~30万円
会員データベースにログインして、自分で条件を設定して検索します。
検索結果から相手の顔写真やプロフィールを一読し、気になる相手に申し込みをかけましょう。
申し込みは受諾されないことが多いので、初めからガチガチに条件を固めないことが上手く行くコツです。
申し込みが受諾されると(マッチングすると)メッセージのやり取りが始まります。
プロフィールで気になることや軽い世間話をして、相手の人柄を確認しましょう。(目安:1~2週間)
会ってみたいと思ったら素直にその想いをお伝えし、日程調整・デートプランを考えていきましょう。
仮交際(1ヶ月~3か月程度)
お互いが「もう一度会いたい」と思ったら、仮交際を始めます。
この期間中は同時並行で交際を進められるので、いろいろな人とコミュニケーションを取りながら、自分に合う人を見つけて行きましょう。
この期間を通じて、相手が結婚についてどれくらい真剣か、自分とどれくらい合うかを見極めることができます。
真剣交際(1ヶ月~3か月程度)
仮交際の期間が終わって、特定の相手に対して真剣な気持ちが芽生えたら、真剣交際に進みます。
真剣交際では他の人と会うことができません。1人の相手に専念します。
この期間中は、将来の結婚を前提とした具体的な話を進める時期です。
結婚の考え方や生活のスタイル、家族のことなど、具体的な話題について深く話し合いましょう。
また、両親への紹介や結婚後の生活設計についても話し合うことが一般的です。
プロポーズ・成婚退会(1ヶ月~3か月)
真剣交際が終わって、お互いに結婚したいと決めたら、いよいよプロポーズの時です。
結婚相談所のカウンセラーも、この大切な瞬間を手伝ってくれます。
プロポーズがうまくいけば、成婚退会となります。
結婚相談所によっては費用がかかることがあるので、前もって確認しておきましょう。
成婚退会後も、カウンセラーからのサポートが続く場合もあるので、結婚後の生活についても安心です。
筆者の考え「どう思うかはその人次第」
結婚相談所のからくりについて、個人的に思うことは「どう思うかは人次第」ということ。
ネット上には結婚相談所に対して否定的な意見をする人も居ます。
- 結婚相談所を利用したけど上手く行かなかった人
- 業界に嫌気がさした元アドバイザー
- 成婚退会したけど色んな不義理を見てきた人
このような人たちの意見も一理ありますし、嘘は言っていないと思います。
ただネガティブな部分にフォーカスを当てすぎている。という印象を感じてしまいます。
根底には「自分自身が嫌な思いをしたから」があるため。
例えば
- 「会員の評判は最悪」
- 「詐欺まがいのビジネス」
- 「相談所に良心など全くない」
このような文言を見ると「相当嫌っているんだな…」という感情が見てとれます。
わたしは大手結婚相談所を利用して結婚しました。
嫌な点ももちろんありましたが、他の方が言うような
- 強引な勧誘
- アドバイザーの態度・対応の悪さ
- 会員の質が悪い
これらに関してはさほどネガティブには思っていません。
理由は
- 元々入会するつもりだった
- アドバイザーにはほとんど質問しなかった
- マナーの悪い人も居たが少数派
なので結局は「結婚相談所に対してどんなイメージを抱いているか次第」ではないかと思います。
発信者が結婚相談所に対してネガティブなイメージが強ければ記事もネガティブなものになってしまいますし、ポジティブなイメージが強ければ記事もポジティブなものになります。
わたしは基本的にポジティブ寄りです
ただ一つ言えることは「ビジネス(有料)である以上、必ず賛否はある」ということ。
一社だけ、あるいは無料相談の一工程だけを見て、業界全てを「悪」と断定してしまうのは如何なものかと思います。
よく知ったうえで下す決断には納得感がある
無知に付け込むビジネスは詐欺だと思いますが、知ったうえで下した決断は自己責任です。
ただ、自社商品のデメリットをわざわざ公開する経営者は居ませんから、自分で情報を取りに行く必要があります。
それは結婚相談所に限らず、どのビジネスでも同じ。
Windows95がリリースされた時も3500個のバグを孕(はら)んでいたのを分かったうえでリリースしていたそうです。(出典:なぜ、あなたの仕事は終わらないのか:中島聡)
そんなにバグがあることが分かっているなら、買おうと思う人は少なかったでしょう。
全ての情報を知ることはできませんし、そこまでする必要は無いと思います。
ですが、サービスを利用していれば、いずれわかるデメリットは事前に把握しても良いと思います。
例えば
- 地方は出会いにくい
- 更新料、違反金、罰金がある
- 質が悪い会員も居る
- 上手く行くかは仲人との相性次第
この辺りはいずれ分かることですし、口コミでも良く言われることです。
その他、結婚相談所の現実について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
まとめ:楽をしない。自分で調べて自分の知識で判断する
ここまで結婚相談所のからくりについて解説しました。
大事なポイントは
- 公式HPの数字を鵜呑みにしないこと
- 自分でも競合のサイトを確認する
- 数字の意味を理解する
結婚相談所は大金が動くビジネス。
そのため、各社顧客を取り込もうとあの手この手でアピール合戦をしています。
損をしてしまう一番の要因は、楽をしようとすること。
手間を省いて適当に開いたランキングサイトを参考にすると、高額な商品を買わされる羽目になります。
ランキングサイトは広告報酬の高い順に並んでいることが多いです
正しい知識を持って是非後悔しない結婚相談所選びをしてください。