結婚相談所選びで失敗しない方法を成婚者が解説。おすすめは人による

結婚相談所選びで失敗しない方法

結婚相談所はよく【最後の砦】と比喩されますが、正確には【最後の砦】ではありません。
相談所の特徴を把握しなければお金を無駄に使ってしまう結果になってしまい、実際『いい勉強代になった』と不満をこぼす利用者も少なくありません。

  • 結婚相談所を選ぶ際、どんなところに注意すれば失敗しないのか。
  • 失敗する理由は何なのか。
  • マッチングアプリと比較したときのメリット・デメリットとは?

実際に成婚したからこそわかる、結婚相談所選びを失敗しないための方法を解説します。

目次

結婚相談所選びで失敗しない方法

結婚相談所得れ尾で失敗しない方法

結婚相談所の理解を深める

結婚相談所を選ぶうえで最も大事な事は、自分のスタイルと合っているかを知ることです。

マッチングアプリでうまくいかなかった人が【最後の砦】として結婚相談所を利用することが多いのですが、どこに問題があるのかを把握していて、結婚相談所を利用するとその問題が解決できるのか。
この視点を持っていないと、結婚相談所に入会しても上手く行きません。

比較サイト、おすすめサイト、ブログなど。それぞれでおすすめしている結婚相談所はバラバラです。
それは単純に前提条件が違うため。

  • 男性向け、女性向け
  • 20代向け、40代向け
  • コスパ重視、時間重視

これらの条件が変わればおすすめの相談所もガラッと変わりますので、『なぜこの結婚相談所を選んだのか』と聞かれたときに
誰かに言われたから
有名サイトで紹介されていたから
を根拠にせず、正確な情報を仕入れて自分に合っていそうなところを選んでください。

結婚相談所に入会して解決できる事
  • 騙されない
  • 婚活の悩みを打ち明けられる人が居る
  • 初めから結婚する意志のある人に会える
結婚相談所に入会するだけでは解決できない事
  • 内面、性格のいい人を見つける
  • 申し込みをしてもOKがもらえない
  • 異性とのコミュニケーション

支払う金額が大きいため、いろんなことを期待しがちですが、結婚相談所に入会するだけで解決できる問題は騙し目的の人が居なくなるくらいです(それも100%ではありません)
会員の質や、婚活を上手く進めるためのサポートはおまけ程度、という認識でいないと、大きな失望を抱いてしまうでしょう。

結婚相談所の型

結婚相談所には大きく3つのタイプが存在します。
自分の性質と合ったタイプを選ぶようにしましょう。

データマッチング型
  • 自分で条件を設定し、会員データベースの中から気になる人を見つけて声をかける
  • とにかく色んな人に声をかけて数をこなすタイプ。経験値は貯まる
  • 料金相場は年間10万~30万円程度
  • 仲人のサポートは基本的にないが、質問すれば多少の相談は乗ってくれる
  • 自分で原因を分析するロジカル思考な人向け
仲介型(仲人型)
  • 会員一人一人に仲人が付いて、相手の紹介や日程・場所の調整をしてくれる
  • 仲人と協力して相手を選ぶ質重視のタイプ。手間は減らせる
  • 料金相場は年間30万~50万円程度
  • 仲人のサポートはあるが、相談所によって質はまちまち
  • 婚活の悩みを相談できる人がいるのは心強い反面、相性が悪いと苦痛でしかない
  • 希望条件にそぐわない人を紹介される事もある。自分では思いつかなかった新しい出会いがあるかも
  • お断りの原因を聞けることがある。時には耳の痛い話も
ハイブリット型
  • データマッチング型と仲介型の両者を兼ね備えたタイプ
  • 料金相場は年間30万~50万円程度
  • アドバイザーのサポートはあるが、仲介型ほどではない
  • プロフィール作成で仲人が添削・指導してくれるが、結果的に文章や写真で差が付きにくくなり、スペック勝負になりがち
  • 自分のリソース(時間やお金)をフルにつぎ込める人向け

大手の相談所では【データマッチング型】か【ハイブリット型】の2択。
個人経営の相談所では【仲介型】か【ハイブリット型】の2択。が多いです。

仲介型・ハイブリット型は担当者との相性が特に重要。
口コミ情報よりも、実際に担当者と無料面談をして

  • 納得感を得られたか
  • 無料相談の時と婚活中の担当は同じになるのか
  • 他の相談所をこき下ろしたりしないか
  • 都合の悪い情報を正直に伝えるか

をチェックしてみることをおすすめします。

結婚相談所あるある を受け入れられるかチェックする

以下はどこの結婚相談所でも起こり得る問題です。

  • 自分のスペック以上の人と結婚するのは難しい
  • 出会えない、申し込みしてもOKをもらえない
  • トントン拍子に話が進む
  • 勧誘がしつこい、強引
  • アドバイザーの態度が悪い、レスポンスが遅い
  • 会員の質が悪い
  • 精神的に疲弊する

これらの要素を受け入れられるかどうかも重要なポイントです。

自分のスペック以上の人と結婚するのは難しい

理由は会員の本気度が高く、ライバルが多いため。
高いお金を払っている分、なるべく高スペックの人と結婚したいと思うのは誰もが思う事。どうしてもライバルと比較されてしまいます。
なので、容姿が良くて、ハイスペックで、内面も良い。
という人は色んな人にアプローチできるチャンスがありますが、そうではない場合は、相応の人しか狙えなくなってきます。

もし自分よりもハイスペックの人。
いわゆる高嶺の花を狙いたい場合は、異性が多い環境やコミュニティーに身を置いたり、SNSを利用して見つける。
といった方が現実的です。

出会えない、申し込みしてもOKをもらえない

結婚相談所では申し込みをしてもOKを貰える確率は低いのが普通です。
平均的な年収でプロフィールをしっかり作り込んでも、受諾率は1割程度が普通です。
婚活には色んな人がいます。

  • 他の人と真剣交際中でタイミングが悪かった
  • 単純に忙しい人
  • ハイスぺックにしか目が無い人

結婚相談所の公式HPでは割と高年収、美男美女の成婚体験談が取り沙汰されていますが、
あれは上位数%のロールモデル(良い見本)という認識を持っておきましょう。

トントン拍子に話が進む

結婚相談所は会員の本気度が高く出会うまでが大変ですが、出会った後の展開は早いです。
内面・価値観が一致すると、数ヶ月で婚約に至ることも珍しくありません。
重要な局面で中々決断できずにいるとライバルに先を越されるかもしれませんので、将来の事やお金の事、結婚観などは予め考えて覚悟を持っておきましょう。

仲介型の結婚相談所では3か月ルール(3か月以内に交際を続けるか断るか。結論を出さなければいけない)を設定しているところがあります。
スピード感は常に持っておきましょう。

勧誘がしつこい、強引

大手の結婚相談所ならどこでもあります。
電話連絡してくるところ、メールで送ってくるところ、ショートメッセージで送ってくるところ。
色々ありますが、これは結婚相談所に限った話ではありません。
新聞、引越、証券会社…金額が大きい商品や継続的に料金が発生するサービスの場合はどうしてもしつこくなりがち。
結婚相談所とはそういうビジネススタイルとして認識しておいた方が良いです。

複数の相談所に資料の一括請求をすると、1日に複数社から電話がかかってきますので【勧誘は来るもの】という認識をもって請求する事をおすすめします。
優柔な態度だと相手はどんどん詰め寄ってきますので、いつ決めようと思っているのか。
ハッキリ意思を示すと良いでしょう。

アドバイザーの態度が悪い、レスポンスが遅い

支払う金額が高額なのでサポートも手厚いはず。
と期待する人が多いですが、実際は思っているほど手厚いサポートはありません
特に大手の結婚相談所は機械的な対応をする事もあります。

仲介型の結婚相談所でさえ、アドバイザー(コンシェルジュやカウンセラーと言ったりもします)1人が担当している会員は60~80人が一般的。
学校で言えば3クラスを1人の先生が担当しているイメージ。
そう考えると、いくら公式HPで『親身にサポート』と言っても限界があるのは分かりますよね。
アドバイザーに質問する時は簡潔で分かりやすい文章を心がけ、相手の負担にならないように配慮すると良いです。

アドバイザーの態度が悪い。とネガティブな感情を抱く根底には、料金の高さが起因していると考えられます。
これがマッチングアプリのように月額2,000円程度なら恐らく不満は出ないはずです。
ですので本音は

(値段の割には)サポートが無い。

と言えます。

ですが、ここで言いたい事は、商品の値段は時間あたりのサービス(時給)だけではないという事。
30分の面談の裏では1時間の準備時間があるかもしれませんし、4時間の調査時間があるかもしれません。

このような話があります。

女性がピカソに『あなたのファンです。絵を描いてください』とお願いしました。
ピカソは快諾し30秒ほどかけて女性の絵を描きました。
そして女性に100万円を請求しました。
『そんなに払えないわ。たった30秒なのに』と女性が言うとピカソは
『30年と30秒です』と言いました。

30秒で絵を描くスキルを身に着けるのに30年を費やしたから、安くはない。
時間単価でものの価値を考える人には、結婚相談所は向いていないかもしれません。

会員の質が悪い

これも大抵どこの結婚相談所でも言われています。
結婚相談所だと真剣な会員が多いため、マナーがいい人ばかりと思われがちですが、そんなことはありません。
実際、わたしもドタキャンされたことがあります。
無言のお断りも茶飯事ですが、これらは本気度が高いが故の弊害。

相手の立場で考えると

  1. なるべく時間をかけずに効率よく活動したいため、結婚相談所に入会
  2. (ハイスペックの人なら)毎日、数件~数十件の申し込みが来る

こんな状態の人に申し込みするとどうなるか。
プロフィールをサッと見て【無し】と思われたら、既読スルーになるでしょう。
毎日DMのようにたくさん来るメール、一つ一つに心のこもった返事なんてしてられないのです。

つまり無言のお断りは結婚相談所の会員が

  • 真剣になっている
  • 効率的に活動している

という証拠。

大半の人が嫌う雨も、どこかの地域では恵みの雨となるように、
【会員の本気度が高い】というメリットの裏には悪い面もあります。

気にしない。と言われても気になりますよね。
そんな時は、同時並行でお付き合いを進めると良いです。

一人だけに絞って婚活を続けていると、また一から関係を築かなければいけない。
という絶望感がありますが、3人と並行して付き合っていると、そのうちの一人にフラれたところで『まだ2人居る』
と精神的な負担を軽減できます。

複数人と交際していると余裕が生まれ、ガツガツしている感じも消せます

精神的に疲弊する

結婚相談所の活動は基本的にドンドン申し込みをかけ、数を撃つことになります。
そのため原因不明のお断りが連続すると、自信喪失・人間不信など、精神的に不安定になりがちです。

辛い時は誰かに相談したり、休んだり、自分で立ち直る術を持っておくと良いでしょう。

実際フラれて数日間廃人になっていたわたしからのアドバイスとしては
フラれる覚悟を持っておくことです。

気になる方は以下の記事も参考にしてください。

公式HPの情報を鵜吞みにせず、自分でも考える

大手結婚相談所のHPはどこも上手な表現をしています。
例えば

  • 公式HP内に他社比較表を作っているが、自社だけ格安プランの金額にしている
  • 会員は20~30代が中心 とうたっているが、実は30代後半が中心
  • Googlemapで不自然なくらい高評価が多い
  • 成婚率60%! と言いながら、会員数や計算式・成婚の定義が無い

いずれも嘘は言っていませんが、鵜呑みにすると『話が違う!』と後悔するかもしれません。
ビジネスの世界では長所を最大限生かしたアピールをするのは普通の考えですので、気になる結婚相談所が複数あるなら、比較検討する事をおすすめします。

比較サイトで確認するのも構わないですが、出来れば自分でも公式HPを見比べて確認した方が良いです。
比較サイトの情報は古い事が多々あるため。

一つ例をあげると
IBJメンバーズの会員は2023年3月現在82,371名ですが、比較サイトによっては60,000名と書かれている事が普通にあります。

タイトルでは【2023年版】となっているのに、中身は2020年時点の情報。ということが本当に多いです

そこまで時間をかけて見ていられないという方は以下の記事を参考にしてください。

他社比較はアテにしない

基本的に、他社比較表はアテにできません
結婚相談所の公式サイトは自分たちにとって良い部分しか比較しておらず、比較サイトのレビューは忖度があるため。

アテにできる情報は

公式サイトの自社情報(会員数や成婚者・退会者の数)

自社の情報は一番アピールしたいポイントなので情報の鮮度も高いです。
逆に自社情報なのに具体的な数字を伏せている所は競合よりも劣っている部分と言えます。

比較サイトで評価の根拠を載せている所

根拠が無く、ただ点数だけが表示されているようなところは信ぴょう性が薄いです。
いい事しか言わないサイトや、特定の業者をこき下ろすようなサイトも個人の主観が大きく関わっている恐れがあり、公平とは言い難いです。
どの結婚相談所もいい面と悪い面がある。そのような言い方をしていて、かつ評価の根拠を載せているところが信ぴょう性が高いサイトと言えるでしょう。

辛辣な口コミが並ぶ口コミまとめサイト

見ているとネガティブな気持ちになりますが…
そのようなサイトは生の声の可能性が高いですが、参考にする場合は 参考にできる口コミ も参照ください。

会員の質も確認しておく

会員数の多さは結婚相談所を選ぶうえで重要なポイント。
そして2020年頃から各社、会員を増やす動きが加速しています。
最近は複数の連盟に加盟して手っ取り早く会員を増やしている相談所が目立ちますが、会員の本気度にばらつきが出て
弊害が出ている相談所もあります。

同じ連盟同士の会員でも結婚相談所が違えば料金や本気度が異なる

日本結婚相談所連盟(IBJ)は他の連盟の掛け持ちを禁止していましたが、独占禁止法の報道がなされたことから、今後は複数連盟に加盟する結婚相談所が当たり前のように乱立し、混沌とするかもしれません。

会員数が増えるのは利用者にとってはメリット。なのですが、複数の連盟に加盟すればするほど、会員の層が分かりづらくなる。というデメリットがあります。

  • 30代が多いのか、40代が多いのか
  • 年収の幅はどれくらいか
  • 自分の地域に会員は多いのか

若い人(20代~30代前半)ならオーネット
ハイスペックがいいならIBJ系列
どちらも問わないのであれば、どの結婚相談所でも問題ありません。

成婚確率を上げたいのであれば、新規入会者の数も気にした方が良いです。

  • 結婚相談所に入会しても結婚できていない人は内面に問題がある可能性がある
  • いい人は既にお付き合いしている人が居て入り込める余地がない
  • 自分の市場価値を知らない人も一定数居るため、いの一番に声をかけると成功しやすい

以上の理由から、新規入会者は申し込みのOKを貰いやすいです。
新規入会者に声をかけたほうが良い理由は以下の記事にも詳しく解説しています。

地方在住の方は会員の地域分布を確認した方が良いでしょう。
結婚相談所はマッチングアプリに比べると会員数が一桁少ないので、マッチングアプリと同じに考えていると『人が居ない』という事態に陥りがちです。
(それを不満にしている口コミもたびたび見受けられます)

目安は近場に店舗があるかどうか。
サテライト店舗の場合は他県に足を伸ばさなければいけない。という事を覚悟しておいてください。

また、同性の数も把握しておくほうが良いです。
例え異性が多くても、それ以上に同性が多いとライバルは多いという事。
チャンスは相対的に減ってしまいます。

成婚率はもう古い指標

成婚率をアピールしている結婚相談所も見受けられますが、業界内ではアテにならない数字として認識されています。
理由は

  • 公的な数字ではない
  • 計算式が企業によってバラバラ
  • 成婚の定義も企業によって曖昧

で、純粋に他社との比較ができないからです。
悪質なところは計算式も成婚の定義も公開せず【成婚率】という数字だけをアピールしています。

最近は他社比較でデメリットをあぶりだされる事を嫌い、情報を非公開にしたり、表現方法を変えているところが多いです。

【業界No1】はある程度操作できる

業界No1の注釈をよくよく見ると

  • 結婚相談所によって調査会社が違う
  • 比較業者の数をある程度選定している

と、結婚相談所が民間企業を雇って自主的に調査しているだけのもの。

【当社比】【当社調べ】のようなイメージに近いです

逆に言うと、これらによって多少結果を変えることが出来ますし、1年後には会員数はどうなっているか分かりません。

特殊ルールが無いかを確認する

結婚相談所には独自のルールを設けているところがあり、それを知らなかった利用者から『聞いてなかった』とか『詐欺』と口コミする人も見受けられますので、よく確認しておいた方が良いです。

いずれも一長一短あるため、一概に良いか悪いかは言えません。
自分の性格に合うかどうかで判断してください。

3か月ルール

仮交際、真剣交際 それぞれ3か月以内にお断りしなければ成婚したと見なす制度。
IBJ系列の相談所で設定されているルールで、成婚料も徴収されます
『3か月は短い!』と思われる方も居るかもしれませんが、平均的な数字です。

わたしはデータマッチング型の結婚相談所でしたが
仮交際期間:8月~10月
真剣交際期間:10月~1月
と大体平均的な数字でした。

早く結婚したい人には向いています。

休会制度

何らかの事情で相談所を一時的に利用しなくなった場合、退会せずに会員の状態を維持しておくこと。
真剣交際に発展したときに利用するのが一般的。
相談所によっては最長1か月。と決めているところがありますので、期間はよく確認しておいた方が良いです。

お見合い料

お見合いをするたびに仲人の調整手数料を徴収されます。
初期費用が安い相談所や格安の料金プランによくあります。
婚活が長引くと標準プランより割高になるため、自分の婚活スタイルと相談して決めてください。

罰金制度

日程調整後のキャンセルやドタキャンしたときに発生する制度。
これもIBJ系列の相談所や仲介型の相談所でよくあるルール。金額は1万円程度。
礼節を重んじる人には向いています。

会員期間

公表しているところも中にはありますが、大抵は非公開
何年も活動しているとある日突然、退会を告げられるかもしれませんので、気になる方は確認しておいた方が良いです。
仲人型の相談所でよくあるシステム。
期間は1年~数年程度。

料金は【初期費用】【月会費】【成婚料】だけではない

安いに越したことはありませんが、料金だけで決めない方が良いです。
大体、初期費用が安い所は

  • 月会費が高い
  • 成婚料がある
  • お見合い料がかかる
  • 有料オプションがある

これらに該当する事が多いため、現実的な活動期間を見越して計算してみることをおすすめします。

因みに婚活サービス(マッチングアプリ含む)を利用して結婚するまでにかかったスピードは平均19.8か月(約1年半)です。
(リクルートブライダル総研 出会い方の違いによる影響性調査2017)

オプションでよくあるのは以下のようなもの。

プロフィールや写真の変更手数料1000~3000円
日程調整代行1万円程度/件
コーディネートサービス1万~5万円
確定紹介2万円程度/件
会員同士の婚活パーティー5000円程度/回
セミナー3000円~5万円/回

この辺りはどこの大手にも大抵あります。

結婚相談所を利用しても失敗する理由 3選

結婚相談所を利用しても失敗する理由3選

結婚相談所を利用しても失敗する人は次のいずれかに該当する事が多いです。

結婚相談所の理解不足

結婚相談所の口コミを見ると

  • アドバイザーの対応が悪い
  • 会員の質が低い

この2つが大抵どこの相談所にもあります。
これはつまり、利用者の期待と結婚相談所の現実にギャップがある表れ。
まずはこれを埋める必要があります。

結婚相談所の公式HPでは

  • 結婚までをサポート
  • 豊富なフォローアップ
  • 専任担当者
  • 寄り添う

などの言葉が並び、手取り足取り教えてくれるようなイメージを抱きますが、過度な期待は禁物です。
口コミの中には、

  • アドバイザーの回答が定型文
  • アドバイザーの回答が浅い
  • アドバイザーの回答が参考にならない

と、アドバイスの内容に不満を持つ声が多いです。
これに関しては、自分で経験を積んで答えを出すしかありません
何故なら人間関係においては、これが正解というものはないため。
『デートでは奢るべき』という考えを持った人も居れば『割り勘で良い』という人も居ます。

また、婚活や恋愛相談の回答は一般論になりがち。という事。
例えば、1回目のデートで必ずお断りされる、2回目のデートに続かない。どうすれば良いか?
という質問を受けても

  • 見た目を改善する
  • コミュニケーション能力をつける

というありきたりな回答になってしまいます。

具体的な回答が欲しければ、質問も具体的にする必要があります。
例えば、電話で話していた時は盛り上がっていたけど、会うと塩対応でそのままフェードアウトした。など。

そうすると話の内容や話し方については問題ない事が分かるため、見た目が問題の可能性が高い。
と原因を絞り込むことができます。
この詳しい経緯を婚活アドバイザーと共有できるか。がポイントになってきます。

経験から学べる人や、自分を客観視して原因分析をするロジカル思考を持っている人であればアドバイザーは不要です。

会員の質についても、結婚相談所だから良いというわけではありません。
マナーの悪い人や性格が悪い人は書類では見抜けませんし、数十分の面談でその人の内面全ては分かりません。
自分の内面に原因があると気づいていない人も居ますので、マナーの悪い人はどこにでもいるもの。として臨んだ方が良いです。

つまり結婚相談所といえども、的確なサポートが得られるとは限らないですし、会員の質が良いとは言えない。
この事実を受け入れられるかどうかがカギになります。

条件のこだわりが強すぎる

結婚相談所に入会しても、出会いが無い。という人も一定数居ます。
そこで多いのは条件のこだわりが強すぎて自ら縁を逃しているケース。

結婚相談所ではライバルが多く、ハイスペックの人に申し込みが集中します。
そして沢山申し込まれた人は、その中から良いなと思った人に返事をします。

つまりハイスペックの人にアプローチしてOKをもらうには、自分もハイスペックになる必要がある。という事。

求める条件<自分のスペック

ですが、自分のスペックを上げるのにも限界がありますよね?
例えば

  • 年収
  • 職業
  • 学歴
  • 容姿
  • 身長
  • 性格・内面

これらは簡単に変えれるものではありません。
そこで真っ先にやるのが自己PRや写真の完成度を上げること。
ただし、仲人の指導がある場合、ライバルも文章や写真のテコ入れはしているため、差はつけ辛いです。

そこで次に出てくるのが相手に求める条件を緩和するという思考。

例えば『年収600万円の女性がいい』と思ったとしましょう。
でも、そんな女性は見つからず、500万円、400万円と条件を下げるとチラホラ見つかる。
その事実を受け入れ、自分の考え方を変えることが出来るかどうか。

この手の話をすると

『妥協しなければいけないのか?』
『妥協はしたくない!』

という言葉が出てきますが、【妥協】ではなく、納得して【受け入れる】という事です。
妥協は自分の理想や条件自体は変わっておらず、不平不満が残るのですが、
実際にそのような人は居ない。という現実を受け入れて、理想の条件を変えていける人は成功します。

先ほどの例で
『年収600万円でなければ絶対いや!』と思っている男性に年収550万円の女性を紹介すると不満があるでしょう。
しかし
『年収500万円でなければ絶対いや!』と思っている男性に年収550万円の女性を紹介すると特に不満は出ないですよね?

妥協はしたくないけど、自分のスペックを上げる努力もしない。
それは『コンビニでガムが欲しいけど、100円を払いたくない』と言っているのと同じです。

希望している条件は本当に結婚相手として必要なものなのかも今一度考えてみましょう。

  • 顔の容姿
  • 身長
  • 学歴

特にこの3つは、知人・友人に自慢できる。一緒に居て恥ずかしくない。
など、見栄やプライドの側面が強いです。
結婚したいと思う一番の理由はそのような体面的なものでしょうか。

無意識にしている事に原因がある

次に多いのがこの悩み。
デートまでは行けるけど、いつもすぐに振られる。2回目のデートに繋がらない。
という人は無意識でしている事がカギです。

この段階では自分で原因分析する事が難しくなり『結婚相談所なら何とかしてくれる』
という期待感から入会を決意する人も見受けられます。

手っ取り早い解決策は、交際相手にフラれた理由を聞くこと
ただ、婚活サービスは気軽に縁を切れるのがメリットなので中々理由を聞けません。
そんな時は仲人がいる結婚相談所を選ぶと良いでしょう。

注意点は

  • 仲人がいる結婚相談所でも会員を把握していない(面談していない)ところがある
  • 時には耳の痛い事を言われる

特に気を付けるべきは前者。
複数の連盟に加盟している結婚相談所は、自社会員以外を把握していません
なので、仲人が紹介してくれた人と会うようにしたり、仲人に自分の印象を聞いてみる。などして的確なアドバイスをもらう事が重要になってきます。

的確なアドバイスをもらうコツは事実を的確に伝えること。
例えば

『盛り上がったと思う
『身だしなみには気をつかっているつもり
絶対女がいる』

これらは本人の主観であり、事実ではありません。
それよりは

  • 相手から言われたことを一言一句正確に伝える
  • 実際にデートに行った時の格好を写真などで見てもらう
  • 自分の話し方・印象について聞く
  • 今までの経緯を具体的に伝える

このような事を上手くまとめて伝えられるかが大事。

そして相手からフラれた理由を言われたり、仲人から情報を引き出せたら、素直に認めて受け入れること。
婚活が上手くいかない人は指摘を受けても

『そんなことはない』
『お前が言うな』
『ありきたりな回答』

と否定しがち。
言われたことに対して、タメになった・ならなかった。
と評論家になるのではなく、解決方法を考える当事者になりましょう。

マッチングアプリとの比較したときのメリット・デメリット

マッチングアプリとの比較

結婚相談所に入会する人のほとんどはマッチングアプリでうまくいかなかった人。
ですが、うまくいかない原因が結婚相談所で解決できるかどうかは自分で判断しなければいけません。

メリット

年齢、年収、職業、学歴、独身の証明がある。

真っ当な人をある程度ふるいにかけ、相手を疑う心配がない。
つまり結婚までの道のりをショートカットできるのが一番のメリット。

ただし、結婚相談所で保証されるのは公的書類で証明できるものだけ。
内面・人格や健康状態までは保証はされないので、相手を見極める目は必要です。

結婚に対する本気度が高い

マッチングアプリは月額2000円程度、女性なら無料で入会することもできますが、結婚相談所は月額1万~2万円、初期費用10万~20万円、成婚料20万円 あたりが相場です。

『それだけのお金を出してでも結婚したい』という真剣な人が集まっており、条件面で合意が取れるとトントン拍子に話が進んでいきます。

きっかけ作りが簡単

職場やコミュニティーなど、自然な出会いではきっかけ作りの会話から始まり、相手に結婚の意思があるのか、既婚者なのか、と確認するフェーズがあるため、ある程度コミュニケーション能力が必要になります。

結婚相談所もお見合いや仮交際でコミュニケーション能力は必要ですが、最初から結婚する目的で入会しており、申し込みOKを貰えた時点でスペックは合格点。
そのため、デートに誘うための一般的な雰囲気作りは不要です。

簡単に自己紹介、気になる質問を2,3して、事務的な話が出来れば難なくデートに誘えます。
仲介型の相談所なら日程調整もしてくれるため、そもそも誘うための会話自体ありません。

ただ、結婚すると人と関わる機会は増えますので、コミュニケーションスキルは磨いた方が良いです

デメリット

料金が高い

結婚相談所によってピンキリですが、マッチングアプリより桁が一つ、二つ違います。
ただ数十万円も払って詐欺や勧誘する人はほぼいないので、この料金の高さが本気度の高さというメリットにもつながります。

若い人が圧倒的に少ない

費用が高額な事や時間的に猶予がある事から、若い人の利用率は圧倒的に少ないです。
特に男性は20代後半から入会し始め、30代~40代がピーク。

本気で結婚相談所に入会しようと思うのはタイムリミットが近づいてきたとき。

女性は20代後半から急激に増え始めますので『20代前半の女性とお付き合いしたい』
という場合はマッチングアプリの併用を検討した方が良いでしょう。

地方に弱い

マッチングアプリの会員数は100万人~2000万人規模でオンライン。
結婚相談所の会員数は1万人~10万人規模でほとんどが店舗型。

桁が一つ、二つ違うため、地方在住の人はマッチングアプリでは100人以上とマッチングするのに、結婚相談所では数人しかいない。となりがちです。

近場に結婚相談所の店舗が無い場合、結婚相談所の利用はおすすめできません。
サテライトの店舗の場合は【他県に行っても良い】という覚悟を持った方が良いでしょう。

自分の住んでいる地域がどれくらい出会いがありそうか。
具体的に知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

出会うまでが大変

結婚相談所は会員の本気度が高く、自分と同じレベルのライバルが多いため、出会うまでが苦労します。
中には全く出会う事が出来ず心が折れる人もいるため、結婚相談所はそういうもの。として覚悟を持っておくほうが良いです。
心配な方はいざと言う時に相談できる仲介型を選ぶのも良いでしょう。

結婚相談所をおすすめできない人の特徴3選

結婚相談所をおすすめできない人の特徴3選

以下のような方は結婚相談所をおすすめできません。

プライドの高い人

上手くいかない人は他者からアドバイスをもらってもその通りに実行しない傾向が強いです。
自分が納得できない部分は自己流にアレンジしたり、難しい事・やりたくない事は避けて通ったり…。
料理が下手な人はレシピ通りに作らないのと同じで、アドバイス通りに実施できないと成功は難しいです。

お金を払ってアドバイスを貰える環境に身を置いているのに、そのアドバイスを受け入れないのであれば、結婚相談所に入会する意味がありません。
データマッチング型の相談所に入会して自分の力で婚活するか、マッチングアプリで婚活する方が向いているでしょう。

実際に相手の方とデートする時にも、過度にプライドの高いとデメリットになります。
人を自分よりも上か下か。で判断するのではなく、良い面も悪い面も受け入れる
という気概を持つことがポイントになります。

他責思考

これは婚活に限った話ではないですが…
うまくいかなかった事を自分以外のせいにする人は成功できません。

理由は解決策がないため。
例えば

  • アドバイザーが悪い
  • システムが悪い
  • 会員の質が悪い

これらは自分の力ではどうにもなりません。
自分に原因が無いため解決策を考えることもなく、何かが起こるのを待つ状態となり、時間だけが過ぎていきます。
ですが

  • 自分の質問の仕方が悪い
  • その結婚相談所に入ると決めたのは自分
  • アプローチのやり方が間違っている

このような考えだと、解決策が出てきます。

経済力が無い人

借金してまで結婚相談所に入会すべきではありませんし、入会して貯金が0になるのであれば結婚相談所はおすすめできません。

貯金は結婚する上で重要なステータス。
これが無いとギャンブルをしていなくても、ギャンブルや浪費癖を疑われます。

そもそも結婚相談所は時間をお金で買うようなもの
本気度が上がる分、見る目が厳しくなり、ライバルのレベルも高くなるので、貯金が無い事は大きなマイナスイメージになります。

隠していても、入籍して一緒に生活しているといずれバレますので、マッチングアプリやコミュニティーの活用など、自分の現状に合ったサービスを利用しましょう。

結婚相談所を前向きに検討している人へ注意点

結婚相談所を前向きに検討している人へ注意点

安易に資料請求しない

資料請求すると勧誘の連絡がほぼ毎日、数か月間続きます。
軽い気持ちで請求し、しつこい勧誘でモチベーションが下がった口コミもありますので
資料請求は気持ちが固まってからする事をおすすめします

ただ、時間をかけてHPの情報を読み込んでいれば請求する必要はありません
書かれている内容はHPとほとんど同じです。

資料請求のメリットは

  • どこが大事なポイントなのかが分かる(情報を厳選して送ってくるため)
  • キャンペーンチケットをくれることがある(割引チケットやポイントクーポンなど)
  • 担当者の熱量が少しだけわかる(直筆のコメントが入っていたりする)

封筒は発送元が分からないように配慮されていますが、電話で状況を聞いてくることもあるので
婚活している事を知られたくない人は自宅の固定電話を教えない方が良いです。

会員数だけで判断しない

最近は会員数が多ければ多い程良い。というイメージがありますが、この考えに固執していると危険です。
会員の質や加盟ネットワーク(連盟)も確認しておきましょう

会員の質は会員数と同じくらい重要です。
例えば、希望の相手が20代後半~30代前半としても、40代がメインの結婚相談所に入会すると条件に合う人は全体の1割にも満たない。という事があります。

傾向として

  • 連盟を掛け持ちしている相談所は、会員の年齢・年収層が分かりづらい
  • 仲人が把握している会員は自社会員のみだが、非公開にしているところが多い。大抵1万人未満
  • 非公開情報は都合の悪い数字がほとんど。年齢層がよく分からない、年収層がよく分からない という場合は悪い方に考えて間違いはない

加盟ネットワークとは結婚相談所同士の会員を共有する仕組みのこと。
大抵の結婚相談所はどこかのネットワークに加盟しています(複数掛け持ちしている相談所もあります)

また、複数の結婚相談所に入会しようとしている人は、違う連盟に加盟している相談所を選ぶこと
連盟が同じだと、出会える人も同じになってしまいます。

口コミ情報は100%信用しない事

口コミは実際のサービス内容を知ることが出来る指標ですが、注意点があります。

Googlemapの口コミはアテにできない

Googlemapは信頼性の高い口コミとして一定の評価がある反面、利用者に謝礼を渡して意図的に書き込みしてもらっている所もあります
特にオーナーが一つ一つの口コミに対して返事をしているところは、何かしらの手を加えている可能性が高いです。
サクラではないためGoogleの利用規約に抵触はしていませんが、ポジティブな事しか書かれていないため、デメリットや生の声が知りたい。という人にはおすすめできません。
同業他社と比較すると不自然さに気づけます。

公式やGooglemapより口コミサイトの方が信用できる

Googlemapは最もメジャーで信頼性があるため、テコ入れしている企業がいくつもありますが、一つ一つの口コミサイトまでは介入しきれていません。
そのためデメリットや生の声が知りたい人は、口コミサイトの方が信用できます。

悪い口コミ情報を鵜呑みにしない

無料相談しか行っていない人。満足している人は直接店舗に言う。
不満な人ほど声が大きい(満足している人の3倍以上の文字数)というデータ(参考リンク:日本人の口コミ調査結果(GROOVEWORKS))から、実際は悪い口コミの方が圧倒的に多いです。
悪い口コミばかり見ていると気が滅入りますのでほどほどに。

悪い評判しか聞こえないから、そのサービスは悪いもの。と思うのは早計です。
良い面と悪い面を同じくらい見たうえで、自分と合っているかを総合的に判断するのが賢い口コミの利用方法です。

参考にできる口コミは?

以下のものは信ぴょう性がある、参考にしても良い口コミです。

  • 口コミ投稿者の身分が明らかになっている(年齢、年収、職業など)
  • 冷静な言葉遣いをしている(クソ、倒産しろ、タメ口、クズ、などの罵った言葉が無い)
  • 根拠や具体的なエピソードを言っている
  • 感情的な評価をしていない。長所と短所を言っている

まとめ

時間をお金で買う

結婚相談所に対してメリットが少ないと感じた人も居るかと思いますが、実際、それくらいの認識で丁度良いと思います。

結婚相談所を利用するという事は極論【時間をお金で買う】という事。

ある口コミサイトでは
『コンシェルジュの介入レベルはアドバイスやきっかけ程度。自分の事は自分で決める』
という投稿がありましたが、これは的を射た発言だと思います。

結婚相談所についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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