- 自分が考えている結婚のタイミングは普通か
- 周囲から期待やプレッシャーを受けている
- 仕事と家庭の両立をしたい
- どうやったら良いパートナーが見つかるか
このような思いから結婚のタイミングを気にする方もいると思います。
そこで当記事では
- 昨今の結婚適齢期と平均初婚年齢
- 結婚適齢期に結婚するメリット・デメリット
- 結婚適齢期の見つけ方・考え方
- 結婚適齢期を過ぎてからの婚活ポイント
これらを
- 32歳まで恋愛経験無し→33歳で結婚
- 結婚相談所を10か月で成婚退会
した筆者が解説します。
結婚適齢期は個人差があります。
そのためご自身の現状を把握し、後悔しない道を選択してください。
結婚適齢期とは?
結婚適齢期とは結婚するのに最も良いとされる年齢のこと。
ここではそんな結婚適齢期に関する知識について解説します。
男女で異なる結婚適齢期
結婚適齢期は一般的に
- 男性は30歳~45歳
- 女性は25歳~34歳
と言われることが多いです。
男性は30代になると役職に就いて収入が増えたり、貯金もある程度溜まって経済的に安定する頃。
また、30代という節目を迎えると「そろそろ身を固めたい」と結婚を意識する人が出てきます。
女性は「35歳で妊娠率が落ちる」という科学的な根拠を指標としている人が多め。
男性も真剣に婚活をしている人ほど妊娠率を意識しており、28歳~30歳、33歳~35歳の2か所で壁を感じます。
(お付き合いで1年、妊活で1年かかると見込んで2年前から逆算したりする)
28歳の女性だとしても「28歳と何か月ですか?」と聞いてくる男性もいるそうです
結婚適齢期と平均初婚年齢の違い
結婚適齢期は社会や文化の影響を受けます。
ですが、平均初婚年齢は実際に結婚した人たちの平均年齢。
全ての婚姻者が結婚適齢期を狙って入籍しているわけではないため、結婚適齢期=平均初婚年齢、ではありません。
最近の日本では、男女ともに30代前半で結婚する人が増えています。
平均初婚年齢
1960年 | 1980年 | 2000年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|
男性 | 27.2歳 | 27.8歳 | 28.8歳 | 31.0歳 |
女性 | 24.4歳 | 25.2歳 | 27.0歳 | 29.4歳 |
全婚姻および初婚の平均婚姻年齢:1899~2021年
これは、仕事を優先する人が増えたり、経済的な理由で結婚を遅らせる人が多いためです。
結婚適齢期の社会的背景と変遷
結婚適齢期は時代とともに変わっています。
戦後の高度成長期(1955年~1972年あたり)は20代前半で結婚することが一般的でした。
特に女性は若いうちに結婚し、家庭を持つことが当り前の時代。
しかし最近はライフスタイルの変化や価値観の多様化により、結婚のタイミングも多様化しています。
- 経済的な理由
- キャリア志向
- 核家族化
- シングルライフ
- 事実婚
結婚は個人の自由。
本人の意思が尊重される時代になってきたからこそ、の変化とも言えます。
地域別に見る結婚適齢期の違い
都市部の結婚適齢期
都市部では結婚適齢期が比較的遅くなる傾向があります。
その理由は
- キャリアを重視する人が多いため
- 生活費が高いため
- 多用な価値観が存在するため
- シングルライフを選ぶ人も多い
このようなものが挙げられます。
平均初婚年齢も
都市部 | 全国平均 | |
---|---|---|
男性 | 31.5歳 | 30.8歳 |
女性 | 29.9歳 | 29.4歳 |
都道府県別にみた夫妻の平均初婚年齢(令和5年(2023)
(東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉、千葉、の平均値)
このように全国平均よりもやや遅めです。
都市部では、多くの人が高等教育(高校以上)を受け、専門的な職業に就いています。
そのため「今までかけた時間やお金が無駄になる」という思いからキャリアを優先し、結婚を後回しにすることが一般的です。
地方の結婚適齢期
地方は結婚適齢期が都市部よりも早い傾向があります。
その理由は
- 伝統的な価値観が強く残っている
- 家業を継ぐため
- 結婚が社会的な承認を得る手段とされる
- 地域社会に根付いた生活が重視されている
- 若者が少ないため(チャンスを逃がさないため)
このようなものが挙げられます。
平均初婚年齢も
都市部 | 全国平均 | |
---|---|---|
男性 | 30.6歳 | 30.8歳 |
女性 | 29.3歳 | 29.4歳 |
都道府県別にみた夫妻の平均初婚年齢(令和5年(2023)
(東京、神奈川、大阪、愛知、埼玉、千葉、以外の平均値)
このように全国平均よりも若干早めです。
ただし、インターネットの発達などにより、閉鎖的な村社会は廃れつつあり、突出して早いという訳でもありません。
結婚適齢期に結婚するメリット
ここでは結婚適齢期に結婚するメリットについて解説していきます。
健康面のメリット
結婚適齢期に結婚することで健康面で多くのメリットを受けることができます。
具体的には
- 幸福感が増しストレスを軽減できる
- 精神的な安定が得られる
- お互いの健康に気を使うライフスタイルを築くき
- 健康的なっかけになる
- 妊娠、出産リスクを低減できる
このようなものが代表的。
健康は後から取り戻せるものではないため、人生にとってプラスになることが多いです。
わたしも結婚して野菜を多く食べるようになり、便通が良くなったと感じます
経済面のメリット
経済面でのメリットで大きいものは共働き。
お互いが収入を得つつも、生活費は抑えることができるので、一人暮らしの時よりも経済的な余裕が生まれやすいです。
家事や食事も、一人分と二人分とでかかる手間は2倍になるわけではなりません。
逆に一人分の食事を作る方が難しいです
この他に
- 夫婦でローンを組むことで借入金額を増やせる
- 保険料が割引になる
- 家族で契約すれば割引サービスを受けられる
このように複数名で契約することで金銭面のメリットを受けることができます。
税金は独身よりも世帯持ちの方が優遇されます
社会的安心感
少し小難しく聞こえますが、例えば
- 税制上の優遇処置
- 社会保険の適用範囲が広がる
- 仕事や社会活動で信頼されやすい
- 周囲から信頼や尊敬を得られる
- 孤立感を感じにくくなる
このようなもの。
結婚は大きな責任が発生しますから、「覚悟を持っている人」として社会的な評価を受けやすいです。
既婚者というステータスを求めて結婚する人もいるくらいですからね
結婚適齢期に結婚するデメリット
結婚適齢期に結婚することには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
以下に、詳しく解説します。
自由な時間の減少
代表的なデメリット。
結婚するとパートナーと一緒に過ごす時間が増えるため、自分だけの時間は減ることが多いです。
他にも、家事や育児を優先しなければならない場面が出てきて
- 交友関係
- 趣味の時間
- 自己啓発
- リラクゼーション
このような時間を確保するのが難しくなることがあります。
自由な時間の減少はストレスの原因となり得るため、パートナーと適切にコミュニケーションを取り、お互いの時間を尊重することが重要です。
例えば「誰がどこまで家事をやるのか」「お金は誰が払うのか」
このようなルールを作っておくと「いつも私(俺)ばかりやっている」という不満が溜まりにくいです。
1日が25時間になることはありませんから、何かを捨てる覚悟は必要
経済的な負担
結婚には経済的な負担が伴います。
例えば
項目 | 費用の目安(平均額) |
---|---|
結婚式 | 300万円 |
新婚旅行 | 30万円 |
引越し | 7万円 |
日々の生活費 | 毎月22万円 |
住宅ローン | 物件による |
子育て費用 | 3000万~4000万円 |
特に子育てには多額の費用がかかるため、経済的な準備が必要不可欠。
共働きの場合でも、どちらかが仕事を休んだ場合、収入が減少する可能性があります。
将来起こり得るリスクを受け止められるよう、まずは日々の家計状況を把握しておくことが大事です。
家計簿をつけて毎月どれくらいのお金が出ているのか把握しておくことをおすすめします
キャリアへの影響
結婚適齢期に結婚することは、キャリアにも影響を与えることがあります。
女性で出産・育児を考えている場合、どうしても会社を休まなければいけない場面が出てきます。
子育ては24時間営業のコンビニバイトのようなもの。
預けられる身内がいなければ産後1~2年は子育てでいっぱいいっぱいになりますし、2人目、3人目と続けば自分の時間なんてほぼ取れなくなります。
男性の場合は、育児休暇中を取得しようとすると
- 「うちの業界では珍しい」
- 「休暇中は会社への貢献がないから査定に響く」
- 「育休を取得しても育児しない男性が多い」
このように言われることの方が多いです。
わたしも脅されたクチですが、今思えばもっと知識を付けて強気に出ればよかった、と後悔しています
子供を望まなかったとしても
- 生活環境の変化
- 家事分担
- 引越し
等により、今の仕事を続けることが難しくなることもあります。
パートナーとしっかり話し合い、サポートし合う体制を整えましょう。
結婚適齢期に向けての準備
ここからは結婚適齢期に向けてどのような事をしていけばいいのか。
結婚適齢期を迎える前、もしくは結婚適齢期を過ぎるまでにやるべきことを解説します。
結婚相手の条件を整理する
結婚相手を選ぶ際には、自分にとって何が重要かを明確にすることと、優先順位をつけることが大事です。
例えば
- 共通の趣味や価値観を持っていること
- 家族との関係を大切にすること
- 経済的に安定していること
- 子供が欲しいかどうか
- どのような家庭を築きたいか
- 仕事と家庭のバランス
など、自分にとって譲れないポイントをリストアップし「○○が満たされなければ最悪独身でも良い」という最低ラインを決めることです。
ただ、この最低ラインを引くことが難しく、大抵の人はプライド・見栄・安定感を求めて多少余裕を持たせがち。
- 根拠のない年収条件
- 若くて美人(周囲に自慢したい)
- おじさんはちょっと…(ダサい)
このような追加条件が多くなり「出会いが無い」というケースも間々ありますので
- プライドや見栄は捨てる
- 根拠のある数字・現実的な数字にする
- この望みが叶えられないなら独身でもいい
このようなものを条件にしましょう。
わたしが明確に意識していた条件は
- 結婚後も変わらず自分を愛してくれる人
- 真面目な人(自己中・ギャル系はNG)
- プライドが高くない人(バリキャリはNG)
上記に該当しない人なら最悪独身でもいい。離婚してもいいと思います
出会いの機会を増やす
適切なパートナーを見つけるためには、出会いの機会を増やすことが不可欠です。
人との関係はすぐに築けるものではありませんから、日常生活の中で出会いを意識することが大事。
例えば
- 外に出る
- 知人、友人に紹介してもらうため人脈を広げる
- イベントや新しい事に積極的になる
- 職場の付き合いを大切にする
また
- 結婚相談所
- 婚活イベント
- マッチングアプリ
など、お金をかけた出会いの場を利用するのも良いです。
特にオンラインの婚活サービスは、忙しい現代のスタイルに合った効率の良い方法です。
究極的には、時間をかけるかお金をかけるか。になります
自分磨きとスキルアップをする
魅力的なパートナーを見つけるためには、自分自身が魅力的であることが求められます。
今はマッチングアプリなどの普及により、多くの異性を選べる環境。
サービスを利用するにはそれなりにお金もかかるため「少しでもいい人を見つけたい」という気持ちから、つい高望みをしてしまいます。
ですが、相手も「少しでもいい人を見つけたい」と思っているもの。
そのため、自分を磨いて意中の人から羨まれる必要があります。
出会えるパートナーのスペックは基本的に自分のスペックによって決まります
具体的には
- コミュニケーション能力
- 問題解決力
- 包容力
- 経済力(年収・貯金)
- 清潔感
- 容姿(美容やファッション)
- 素直さ(プライドを捨てる)
- 誠実さ(利己的にならない)
- 家事、育児の積極性
- 若さ(見た目ではなく実年齢)
- 容姿、スタイル
- 仕事と家庭の両立(柔軟な考えを持つ)
- 自立心(養ってもらう考えを捨てる)
個人的におすすめしたいのはマインドを磨くこと。
本を読む習慣を身につけ、中立的な視点を持てるようになると人間関係はよくなります。
貯金をする
健全な方法でお金を貯めるには時間がかかります。
そのため「いつか結婚したい」と少しでも結婚願望があるなら、今からお金を貯めておくことをおすすめします。
最もお金を稼げる時期は共働きと一人暮らしの時。
共働きは相手の事情にもよるので、確実にできるとは限りません。
そうなると残る選択肢は一人暮らしの時。
親元を離れて自由になると羽目を外しがちですが、将来のことを意識するか否かで貯金額は大きく変わってきます。
もちろんお金が全てではありませんし、全くお金を使わない極度な節約は幸福度が下がります。
ですが、婚活では貯金は信用を計るパラメータ。
貯金が全くないと、ギャンブルや浪費癖を疑われます。
わたしは貯金していてよかったと思っています(吹き出し)
自分に適した結婚適齢期の見つけ方
ここでは自分に適した結婚適齢期の見つけ方や、そのヒントについて解説します。
自分のライフプランを考える
まずは、自分自身のライフプランをじっくりと考えることが重要です。
「結婚は勢いが大事」と言いますが、勇気と無謀は紙一重。
行動を起こすのは致命傷を避ける知識を付けた時。リスクを許容できると思った時です。
そしてライフプランをじっくり考えることは致命傷を避けることに繋がります。
例えば、キャリアを優先したいなら
- 昇進して待遇が良くなった時
- 閑散期になった時
- 仕事に慣れて余裕が出てきた時
子供が欲しいなら
- 若いうちに
- ある程度貯金ができてから
- 数年間、離職や休職しても生活できる
このようなタイミングが結婚適齢期となります。
人生の中で発生しうる大きなイベントを想像し、そこから逆算して決めていきましょう。
定年を迎えるまでに子供を独り立ちさせたい男性の場合
- 65歳までに子供が20歳になっている
- 45歳までに子供を産む
- 43歳までには結婚したい
- 41歳頃から婚活を始めなければいけない
- 41歳で30歳の女性を探すのはハードルが高い
- 35歳くらいには婚活を始めなければいけない
- 仕事の状況を考えると34歳くらいには落ち着くタイミングが訪れる
このように逆算して考えることで具体的なスケジュールが定まってきます。
将来の夢や希望を整理し、自分がどのような人生を送りたいのか。
そしてそれを具体的にしていくことで未来の予定は立てられるようになっていきます。
パートナーと話し合う
結婚は二人の人生を共にする決断ですので、パートナーと十分に話し合うことは重要なことです。
自分だけで勝手に決めてしまうと、パートナーの意思を尊重しているとは言えません。
- 「自分は○○という理由で●●に結婚するのが良いと思っているけど、君はどう思ってる?」
- 「わたしは○○をしたいから●●までには結婚したい」
このようにオープンなコミュニケーションを心がけてください。
NGパターンは、待たせ過ぎない・話をしない。
例えば
- 10年付き合っているけど一向に結婚の話をしない
- 「仕事が落ち着いたら結婚しよう」と言ったけど一向に落ち着かない
特に女性は出産のタイムリミットがあるため、男性のように気長に待つことができません。
すぐに子供を授かるとも限りませんしね
- 貯金が貯まったら結婚する
- 仕事が落ち着いたら結婚する
- 覚悟が決まったら結婚する
ではなく
- 1年後に結婚する
- 春頃に結婚する
と時間軸を基準に結婚の時期を決めると良いです。
周囲の意見と自分の意志のバランスを考える
結婚に関しては、家族や友人、同僚など周囲から様々な意見を受けることがあります。
これらの意見は参考になりますが、自分自身の意志を尊重することが最も重要です。
自分を幸せにできるのは自分だけ。
周囲の期待に応えるために結婚を急ぐのではなく、自分の気持ちや状況を優先しましょう。
ただし、周囲の意見を完全に無視するのではなく、バランスを取ることが大切です。
信頼できる人々のアドバイスを聞くことで、新たな視点を得たり、自分の考えを再確認したりすることができます。
その上で、自分自身が納得できる結婚適齢期を見つけることが理想です。
結婚適齢期を過ぎてからの婚活のポイント
結婚適齢期を過ぎたからといって絶望するのはまだ早いです。
成功の鍵はしっかりとした計画と前向きな姿勢。
以下、詳しく解説します。
目標を設定する
婚活を成功させるためには、明確な目標を設定することが重要です。
まず、自分がどのようなパートナーを求めているのか、どのような結婚生活を送りたいのかを具体的にイメージしましょう。
これにより、自分の理想に合った相手を見つけるための方向性が明確になります。
旅行をする時も、目的、予算、時間、の条件を定めないと決めれませんよね
また具体的な目標を設定することで、婚活で迷いそうになったときに自分を再確認する基準ができます。
例えば
- 1年間で5人の新しい人と出会う
- 毎月1回は婚活イベントに参加する
このように、数字に落とし込むことが効果的。
実際にどれくらい行動したのか。数字で見える化することで達成感を得られ、婚活のモチベーションも維持しやすくなります。
行動量が足りているかどうかも客観的に判断できます
ポジティブな姿勢で臨む
結婚適齢期を過ぎてからの婚活は、不安やプレッシャーを感じるかもしれません。
しかし、不安やプレッシャーは無意識に態度に出るもの。
- 異様に腰が低い
- 嘘の上塗り
- 自虐ネタ
- 失敗を恐れて消極的
- 弱みを見せまいと虚勢を張る
このような言動が多く表れます。
「とりあえず謙遜しておけば角が立たない」と思っていると、頼りない・見ていてイライラする。とマイナスに捉えられることもあります。
そのような人に限って、目下には偉そうにするのも特徴
個人的に、年齢を重ねた人は謙遜する必要はないと思います。
- 「凄いですね」→「ありがとうございます」
- 「お上手ですね」→「嬉しいです」
このように、素直に受け止る方が大人な印象を与え、頼りがいがある、とポジティブな印象を与えやすいです。
感情は伝染します。
笑顔や明るい表情、過度に謙遜しない態度を心がけることで、自然と周囲の人にも良い印象を与えることができます。
落ち着いた態度を見せる
具体的には
- マナーを守る
- すぐ感情的にならない
- 素直になる
- 相手を立てる
年齢が高い人は様々な人生経験を積んでいることがアピールポイント。
そのため年甲斐のない言動や稚拙な思考はマイナスイメージになります。
稚拙な思考とは以下のようなもの。
- 謝ったら負けと思っている
- 理屈や正論を振りかざす
- 自分の方が絶対正しいと思っている
- 輝かしい実績のアピール
- 外面が良い
これらは小学生と同じ思考で、使っている言葉が複雑なだけ。
大人になると注意してくれる人は居なくなりますし、輝かしい実績を持っているとプライドが高くなり、そもそも人の意見を聞き入れません。
そのため高年収の経営者や、有名企業・医者といったエリートに多い印象
ポイントは子供にはなかなかできないことをやる。ということ。
- 相手の身になって考える(マナーを守る)
- キレない、ムキにならない(感情的にならない)
- プライドを捨てる(素直になる)
- 相手を心から褒めたたえる(相手を立てる)
このような事ができると「大人な対応」「落ち着いている」と言われるようになります。
現実的な視点を持つ
結婚適齢期を過ぎているということは、若さという大きな武器が無い状態。
そのため、現実的な視点を持つことが重要になってきます。
人生経験が豊富になると様々な場面で理想と現実があることを知ります。
婚活ジャンルでの現実は
順番に解説します。
自分のスペック以上の人を求めることはできない
婚活サービスでは沢山の異性が居ますが、人が沢山いると
- 「一人くらい振り向いてくれる人が居るはず」
- 「これだけ出会いにお金をかけたんだから少しでもいい人を見つけたい」
このような思いから、ハイスペックの人を探そうとします。
ですが、相手も同じ事を考えているため、この考えではマッチングしません。
真に出会いを求めるのであれば
- 理想の基準を下げる
- 自分のスペックを上げる
のどちらかをする必要があります。
これをしないといつまでも運に頼ることになります
正直なカミングアウトが良いとは限らない
例えば
- 過去に犯罪歴がある
- 持病を患っている
- 浮気が原因でフラれたことがある
このような事を正直にカミングアウトするとフラれた。
というケースも間々あります。
本人にとっては「正直に伝えたのだからその誠実さを買ってほしい」と思いたくなるものですが、人は自分のことを第一に考える生き物。
正直に伝えることが相手にとって必ずしも良いこととは限りません。
もちろん、結婚するといずれバレるものは事前に伝えておいた方が良いですが
- 今は改善しているもの、治っているもの
- 言わなくても支障がないこと
- パートナーには関係ないこと
これらは言わなくても良いと思います。
人には隠しておきたい秘密の一つや二つはあるもの
内面が最重要だが見た目も良くないと会えない
結婚相手に求める条件の第一位は男女ともに「性格・価値観の一致」
これは言わずもがなですが、見た目も良くないと出会いのチャンスは訪れません。
婚活サービスの流れは
- スペックで検索
- 見た目で選ぶ
- プロフィールを見て声をかける
の順番に進んでいきます。
これは、スペック・見た目・プロフィールの3か所で及第点をもらえなければ、内面をアピールする場面にたどり着けない事を意味しています。
例えるなら企業面接の書類選考のようなもの
「人は見た目じゃない。中身で勝負する」その考えは良いのですが、見た目も及第点をもらえるくらいには努力する。
これが正しい婚活のやり方です。
若く見えても実年齢が高いと会えない
匿名掲示板でスペック診断をするときに、女性がよく口にする言葉の一つ。
「よく若く見えると言われます」
男性の視点でいうと「美人」は強いですが、「子供を望めない」という条件が加わると論外になることが多いです。
特に初婚の男性は何歳になろうと子供を望みます。
40代の男性ですら平気で20代の女性にアタックします。
そのため、実年齢が高いと出会いのチャンスがガクンと下がるということは覚悟しておいた方が良いです。
男性の場合は経済力や落ち着いた態度を見せるとチャンスがありますが、プライドが邪魔をすることが多いです。
年を取るとどうしても注意する人が減るため
- 「先輩を敬え」
- 「人生経験は俺の方が上」
このような思考が見え隠れする人が多いです。
年の差婚はジェネレーションギャップや若い方が介護をすることになる。ということから、やはり厳しい目で見られます。
自分の年齢±5歳差までが、現実的なラインです。
デート=面接ではない
これは婚活サービスを利用する時の話になります。
婚活サービスは
- 履歴書:プロフィール作成
- 初デート:一次面接
- 2回目デート:二次面接
このようなイメージからよく面接に例えられますが、デート=面接と思っていると失敗します。
理由は、企業面接と婚活では求める人物像が違うため。
コミュニケーション能力や主体性など、共通する部分もありますが
企業で求められるもの | 婚活で求められるもの |
---|---|
今までの実績やセールスポイント | 相手のことを気遣い同調すること |
性格より能力重視 | 能力より性格重視 |
理論的に考える力 | 感情に寄り添う心 |
このように明確に違う所もあります。
この事を勘違いしていると、強気な態度や過度な自己アピールをしてしまい、フラれる原因となってしまいます。
信頼できるサポートを利用する
身の回りの婚活経験者や、仲人をしてくれる知人・友人。
コネが無ければ結婚相談所、婚活アプリ、婚活イベントなど。
今では結婚に関して多くのサポートが存在しますので、効率的に出会いの機会を増やすことができます。
特に、結婚相談所は教育を受けたプロのアドバイザーがサポートしてくれ、会員も本気度が高いため、トントン拍子に婚活を勧めることが可能になっています。
また、婚活イベントでは、同じ目的を持った人々と直接交流できるため、自然な出会いよりもお付き合いに発展する可能性は高いです。
自然な出会いは3~4年、婚活サービスは平均1年半で結婚しています
出会いの手段 | 結婚までのスピード |
---|---|
婚活サービス | 19.8ヶ月 (約1年半) |
職縁 | 36.1ヶ月 (約3年) |
学校・サークル | 48.6ヶ月 (約4年) |
友人紹介(合コン含む) | 33.2ヶ月 (約3年) |
SNS | 37.1ヶ月 (約3年) |
地縁・血縁・お見合い | 24.8ヶ月 (約2年) |
ポイントはとにかくやってみること。
合う・合わないは人によるため、色々やってみることが大事です。
やった結果、全部自分に合わないのであれば、その中でましだったものを選ぶこと。
精神的に負担がかかるなら、日常生活に支障が無い程度にやること。
このようにして、とにかく行動すること・歩みを止めないことを重視してください。
まとめ:結婚適齢期を過ぎても可能性が0になる訳ではない
大事なことは、結婚適齢期を過ぎたからといって、すぐに結婚できる可能性が0になるわけではない。
自分が正しいと思ったタイミングが正解ということ。
そのため
- きちんと計画して迷いや雑念を捨てる
- 求める条件を緩和する、自分磨きをする
- 理想と現実を知る
これらを実施し、宝くじの1等に固執しないのが現実的な考え方です。
世の中の平均値が全てではありません。
是非自分が納得する道を探してください。