結婚相談所の連盟をユーザー目線でガチで調べてみた

結婚相談所の上には連盟と呼ばれる団体が存在します。

この団体は全国の「結婚したい」と思っている会員を集め、そのデータを結婚相談所に提供することで利益を上げています。

今回は、そんな連盟についての解説。

  • そもそも連盟とは何か
  • それぞれの連盟の特徴
  • 連盟についての注意点

これらを、結婚相談所を10か月で成婚退会した筆者が解説します。

結論:2024年現在はIBJ一強。時代の波に乗れない所は淘汰されている

目次

連盟とは何か

連盟とは何か

結婚意欲のある人を集めて紹介する団体

小売業で例えるなら、結婚相談所は小売店、連盟はメーカー。という位置づけ。

結婚相談所に入会することで、関連する連盟に自分の情報が登録され、その連盟に所属する会員にアプロ―チできる(される)ようになります。

会員は結婚相談所に会費を払う事でサービスを受ける。結婚相談所は連盟に加盟料を払う事で会員を紹介してもらえる

連盟の歴史

1970年に全国仲人連合会が発足したのが始まり。

その後、1972年に株式会社BIU(日本ブライダル連盟)、1974年に株式会社日本仲人連盟(NNR)が設立するなど、連盟の歴史は大手結婚相談所よりも長いものが多いです。

因みに大手結婚相談所は

  • オーネット(1980年)
  • サンマリエ(1981年)
  • ツヴァイ(1984年)

が老舗。

世間的には

1995年Windows95が発売され、インターネット環境が確立
2000年代出会い系サイトが流行
2007年「婚活」というワードが流行
2008年「改定出会い系サイト規制法」が施行され、出会い系サイトは淘汰される
2012年マッチングアプリ「ペアーズ」や「omiai」がリリース
1995年Windows95が発売され、インターネット環境が確立
2000年代出会い系サイトが流行
2007年「婚活」というワードが流行
2008年「改定出会い系サイト規制法」が施行され、出会い系サイトは淘汰される
2012年マッチングアプリ「ペアーズ」や「omiai」がリリース

2010年頃には大手の結婚相談所が連盟と同じくらいの会員を抱えていましたが、マッチングアプリが台頭してからはシェアを奪われ続けます。

大手相談所 自社会員数の推移

そんな中、2006年に設立したIBJは、厳しい入会条件を売りにしたハイスペ向けのブランドイメージが定着し、個人経営の開業ビジネス(連盟)を展開。

また、マッチングアプリのように、システム開発やマーケティングにも力を入れたことが功を成し、年々会員数を増やし続けています。

今までの相談所や連盟は従来のやり方を貫いていて、ITにはあまり力を入れていなかった印象

今ではIBJに差を付けられまいと、低価格で加盟店を募集したり、他の連盟と提携して会員数を増やす動きが加速しています。

その様子はさながら吸収・合併を繰り返す銀行みたいです

連盟のビジネスモデル

連盟はFC(フランチャイズ)契約のようなもの。

会員を紹介する代わりとして、結婚相談所からお金をもらって運営しています。

具体的にかかる費用(結婚相談所が連盟に払うお金)は

加入時30万~350万円
毎月1万~3万円
会員の登録料1000~5000円
(1人あたり)

加盟店が1000を越えればそれだけで毎月1000万円近い利益が出せ、会員も自動的に集まってくる(各相談所が集めてくれる)

そのため、連盟にとっては都合の良いシステム。

連盟の概要

結婚相談所の連盟は普通のFC契約と違って

  • 利益の数%を徴収する。ということは無い
  • 特別な資格は不要(医師免許や営業許可など不要)
  • 店舗も不要

なので、副業ビジネスとして相性がよく、年々増加傾向にあります。

それぞれの連盟の特徴

それぞれの連盟の関係を簡単に示すと以下のようになります。

連盟・団体相関図

ここでは、それぞれの連盟について深掘りして紹介します。

名称会員数加入事業所
IBJ(旧:日本結婚相談所連盟)9万5736人4300
TMS(全国結婚相談事業者連盟)4万4459人1936
日本仲人連盟(NNR)1万2700人750
全国結婚相談所連盟(JBU)9843人231
CONNECT-ship(コネクトシップ)2万6164人11
BIU(日本ブライダル連盟)2万1482人649
日本結婚相談協会(JBA)1万8803人336
日本仲人協会約7000人約1000名
良縁会(株式会社デンファレ)7249人315
全国仲人連合会
名称会員数加入事業所
IBJ(旧:日本結婚相談所連盟)9万5736人4300
TMS(全国結婚相談事業者連盟)4万4459人1936
日本仲人連盟(NNR)1万2700人750
全国結婚相談所連盟(JBU)9843人231
CONNECT-ship(コネクトシップ)2万6164人11
BIU(日本ブライダル連盟)2万1482人649
日本結婚相談協会(JBA)1万8803人336
日本仲人協会約7000人約1000名
良縁会(株式会社デンファレ)7249人315
全国仲人連合会

IBJ(旧:日本結婚相談所連盟)

IBJについて
運営株式会社IBJ
設立2006年
会員数9万5736人(2024年11月時点)
加入事業所4484(2024年11月時点)
URLhttps://www.ibjapan.com/kaisetu/
会員データ39歳以下:男性71% 女性89%

大卒以上:男性89% 女性77%

男性年収600万円以上:61%
IBJメンバーズより)
(2023年12月時点)
運営株式会社IBJ
設立2006年
会員数9万5736人(2024年11月時点)
加入事業所4484(2024年11月時点)
URLhttps://www.ibjapan.com/kaisetu/
会員データ39歳以下:男性71% 女性89%

大卒以上:男性89% 女性77%

男性年収600万円以上:61%
IBJメンバーズより)
(2023年12月時点)

連盟の中では最も規模の大きい団体。

結婚相談所と言えばココ。と呼べるくらい知名度は抜群にあります。

入会条件が高めで、ハイスぺ向け。

具体的には

  • 20代男性:年収400万円以上
  • 30代男性:年収500万円以上
  • 40代男性:年収600万円以上

直営店のIBJメンバーズではこのような入会制限が設けてあります。

また、連盟以外にも

  • 結婚相談所
    直営店の「IBJメンバーズ」
    グループ会社の「ツヴァイ」「サンマリエ」
  • 結婚相談所の開業ビジネス
  • 婚活パーティー「PARTY★PARTY」
  • 婚活サイト「ユーブライド」

等々、婚活事業に幅広く手を出しています。

IBJは IT Bridal network of Japan の略で、その名の通り「IBJS」というアプリを通じて婚活をしていくのが特徴。
システム内にはチャット機能もあり、担当の仲人に気軽に質問できる体制が整っています。

なおIBJSにはマッチングアプリのような課金システムがあります。(参考記事

加入事業所4300は、連盟の中ではダントツの数字です。

現在は「IBJ」が正式名称となっています。

TMS(全国結婚相談事業者連盟)

TMSについて
運営株式会社TMS
設立2003年(創業は1985年)
会員数4万4459人(2023年11月時点)
提携を含めると8万7460人
加入事業所1936(2023年11月時点)
URLURL:https://www.nakoudonet.com/
会員データ39歳以下:男性30% 女性48%

大卒以上:男性61% 女性52%

男性年収600万円以上:38%
SCRAMのデータ)
(2024年2月時点)
運営株式会社TMS
設立2003年(創業は1985年)
会員数4万4459人(2023年11月時点)
提携を含めると8万7460人
加入事業所1936(2023年11月時点)
URLURL:https://www.nakoudonet.com/
会員データ39歳以下:男性30% 女性48%

大卒以上:男性61% 女性52%

男性年収600万円以上:38%
SCRAMのデータ)
(2024年2月時点)

TMS(全国結婚相談事業者連盟)は大阪に拠点を置く連盟。

良縁ネット(Rnet)と2024年10月に合併したり、関連団体に「一般社団法人 仲人協会連合会」があり、TMSだけで4万人を超える会員数があります。

提携先のNNR(日本仲人連盟)やCONNECT-ship(パートナーエージェント)の会員を含めると8万7460人とそれなりに大所帯。

TMSは西日本に強いですが、NNRは関東に強く、お互いを補完し合う関係として2021年に「SCRAM」という団体を設立

これにCONNECT-shipが加わる形になるという、少々複雑な関係になっています。

これは複数の連盟と提携する弊害

なお、TMSは Total Marriage Support の略で、グループ会社に「フィオーレ」という結婚相談所があります。

また、TMSコネクト(Connect-ship会員にアプローチするためのシステム)は有料です。

日本仲人連盟(NNR)

NNRについて
運営株式会社 日本仲人連盟
設立1974年
会員数1万2700人(2023年11月時点)
提携を含めると8万7460人
加入事業所750(2023年11月時点)
URLhttps://www.nakodo.co.jp/index.php
会員データ39歳以下:男性30% 女性48%

大卒以上:男性61% 女性52%

男性年収600万円以上:38%
SCRAMのデータ)
(2024年2月時点)
運営株式会社 日本仲人連盟
設立1974年
会員数1万2700人(2023年11月時点)
提携を含めると8万7460人
加入事業所750(2023年11月時点)
URLhttps://www.nakodo.co.jp/index.php
会員データ39歳以下:男性30% 女性48%

大卒以上:男性61% 女性52%

男性年収600万円以上:38%
SCRAMのデータ)
(2024年2月時点)

日本仲人連盟(NNR)は東京に拠点を置く連盟。

東日本に強みがあり、創業は1974年と連盟の中では古め。

TMS(全国結婚相談事業者連盟)と共にSCRAMという団体を設立(2021年)し、そこにCONNECT-shipが加わることで、現在の8万人という会員規模になっています。

NNR単独だと1万2700人程度

検索システムはNNR会員専用のアプリと、加盟相談所用WEBサイトの2つがあります。

公に公表されておりませんがNNRは Nipponn-Nakodo-Rennmei の頭文字をとったものだと思われます。

全国結婚相談所連盟(JBU)

JBUについて
運営ムスベル株式会社
設立2014年
会員数9843人(2024年10月時点)
加入事業所231(2024年10月時点)
URLURL:https://jbu.ne.jp/
会員データ39歳以下:男性24% 女性52%

大卒以上:男性39% 女性35%

男性年収500万円以上:39%
JBUホームページより)
(2024年10月時点)
運営ムスベル株式会社
設立2014年
会員数9843人(2024年10月時点)
加入事業所231(2024年10月時点)
URLURL:https://jbu.ne.jp/
会員データ39歳以下:男性24% 女性52%

大卒以上:男性39% 女性35%

男性年収500万円以上:39%
JBUホームページより)
(2024年10月時点)

全国結婚相談所連盟(JBU)は大手結婚相談所のムスベルが運営する団体。

他の連盟とは提携を結んでおらず、独自で事業を展開しています。

会員の年齢層は高め。他の連盟に比べると規模は小さいですが、その分加盟にかかる費用は安く、毎月1.1万円の会費だけ。

加盟している相談所を見ると、ホームページを持ってない相談所が多く、インターネットにあまり馴染みがない高齢世代がメインターゲットと思われます。

()運営元のムスベルも新聞広告やTVCMといったアナログな手法を用いてますしね

なおJBAは JAPAN BRIDAL UNION の略。

運営元のムスベルでは、JBU会員に対する申し込み数が無制限なため、極論、会員全員にアプローチすることが可能です。

CONNECT-ship(コネクトシップ)

CONNECT-shipについて
運営タメニー株式会社
設立2017年
会員数2万6164人(2024年12月時点)
提携を含めると9万5115人
加入事業所11(2024年12月時点)
URLURL:https://www.c-ship.jp/
会員データ39歳以下:60%(男女合わせて)
大卒以上:非公開
男性年収600万円以上:非公開
コネクトシップホームページより)
(2024年1月時点)
運営タメニー株式会社
設立2017年
会員数2万6164人(2024年12月時点)
提携を含めると9万5115人
加入事業所11(2024年12月時点)
URLURL:https://www.c-ship.jp/
会員データ39歳以下:60%(男女合わせて)
大卒以上:非公開
男性年収600万円以上:非公開
コネクトシップホームページより)
(2024年1月時点)

CONNECT-shipは婚活事業者間での会員相互紹介プラットフォームで厳密に言えば連盟ではありません
(ですが、利用者側から見ればやっていることは同じなため、ここで紹介します)

平たく言うと、

連盟結婚相談所同士が繋がる
運営の方針に従う
教育などのサポートもある
連盟の加盟金がある
CONNECT
-ship
法人同士が繋がる
お互い対等な立場
システムの提供が主
システム利用料がある

このような違い。

「会員のマッチングは自社内でのみ、または連盟内でのみ行う」という常識を覆す業界初の試みとして開発に至りました。

とありますが、「うちの会員を紹介しても良いですよ」と許可を得る行為が「連盟と変わらないんじゃ…」というのが個人的な感想。

また、タメニ―株式会社が運営するパートナーエージェントは元々IBJに加盟していましたが、CONNECT-shipを立ち上げたことで2016年6月に除名処分となっているため、恐らくIBJが許可してくれることは無いのではないか。
(よっぽどIBJよりも力をつけなければ)

そう考えると、前途は多難だなと思います。

因みにCONNECT-shipを利用するには別料金がかかります(オプション扱い)

BIU(日本ブライダル連盟)

BIUについて
運営株式会社BIU
設立1972年
会員数2万1482人(2023年10月時点)
提携を含めると6万6000人
加入事業所649(2023年10月時点)
URLhttps://konkatsu-tobira.jp/list
会員データ39歳以下:男性22% 女性36%

大卒以上:非公開

男性年収600万円以上:52%
BIU会員データより)
(時期不明)
運営株式会社BIU
設立1972年
会員数2万1482人(2023年10月時点)
提携を含めると6万6000人
加入事業所649(2023年10月時点)
URLhttps://konkatsu-tobira.jp/list
会員データ39歳以下:男性22% 女性36%

大卒以上:非公開

男性年収600万円以上:52%
BIU会員データより)
(時期不明)

BIUは最も歴史の長い連盟。

全国仲人連合会の方が歴は長い(1970年設立)ですが、NNRに事業を譲渡したため、現存する団体ではBIUが最も歴の長い連盟となりました。

BIUは

  • 一般社団法人日本結婚相談所協会(JBA)
  • 株式会社デンファレ(良縁会)
  • 株式会社結婚情報センター(ノッツェ)

これらと提携を結んでおり、「ネットクラブ」という独自のシステムを組んでいます。

  • BIUは関東に強い
  • JBAは関西に強い
  • 良縁会は東海に強い

それぞれこのような特徴があり、TMS(関西に強い)とNNR(関東に強い)の関係に似ています。

また、BIUのブログではシングルマザーの婚活への取り組みについて、成婚料を男性から徴収することを提案しています。(参考記事

そのことから、高年齢層の方や片親をターゲットにしていることが分かります。

日本結婚相談協会(JBA)

JBAについて
運営一般社団法人日本結婚相談協会(JBA)
設立1999年
会員数1万8803人(2023年10月時点)
加入事業所336(2023年10月時点)
URLhttps://jba-e.com/
会員データ39歳以下:非公開
大卒以上:非公開
男性年収600万円以上:非公開
運営一般社団法人日本結婚相談協会(JBA)
設立1999年
会員数1万8803人(2023年10月時点)
加入事業所336(2023年10月時点)
URLhttps://jba-e.com/
会員データ39歳以下:非公開
大卒以上:非公開
男性年収600万円以上:非公開

日本結婚相談協会(JBA)は関西に拠点を置く団体。

検索システムには「JBAおあいてネット」があり、以下の団体が提携しています。

  • BIU(日本ブライダル連盟)
  • 株式会社デンファレ(良縁会)
  • 株式会社結婚情報センター(ノッツェ)
  • CONNECT-ship

BIUや良縁会との違いはCONNECT-shipともつながりがある点。

出会いの数だけで言えば、BIUや良縁会よりも多いと予想されます。

ただ、CONNECT-shipと繋がるシステムはオプション扱いのため、多少料金がかかること。

また検索システムが複雑になることは免れません。

日本仲人協会

日本仲人協会について
運営日本仲人協会
設立1984
会員数約7000人(2022年以前の情報)
加入事業所約1000名(2022年以前の情報)
URLhttps://www.omiaink.com/
会員データ39歳以下:男性28% 女性51%

大卒以上:非公開

男性年収600万円以上:非公開
日本仲人協会の実績より)
(2022年以前の情報)
運営日本仲人協会
設立1984
会員数約7000人(2022年以前の情報)
加入事業所約1000名(2022年以前の情報)
URLhttps://www.omiaink.com/
会員データ39歳以下:男性28% 女性51%

大卒以上:非公開

男性年収600万円以上:非公開
日本仲人協会の実績より)
(2022年以前の情報)

こちらは連盟というより、人に焦点を当てた団体。

加入事業者も法人や団体ではなく、仲人という一個人。

他の連盟や団体と提携を結んでいるということもありません。

どちらかと言えば仲人同士のコネやツテ、といったアナログ的な手法で集客しているイメージ。

料金体系も非常にシンプルで

  • 入会金:4万4000円
  • 月会費:1万1000円
  • お見合い料:1万1000円
  • 成婚料:33万円

これらを越えることは無い。と明言されております。(参考記事

ただ、会員データについては情報が限定的、かつ鮮度が不明

あまり期待はしない方が良いと思われます。

良縁会(株式会社デンファレ)

良縁会について
運営株式会社デンファレ
設立1998年
会員数7249人(2023年12月時点)
提携を含めると4万8684人
加入事業所315(2023年10月時点)
URLhttps://www.ibjapan.com/kaisetu/
会員データ39歳以下:男性30% 女性52%

大卒以上:男性45% 女性50%

男性年収600万円以上:非公開
良縁会公式HPより
(時期不明)
運営株式会社デンファレ
設立1998年
会員数7249人(2023年12月時点)
提携を含めると4万8684人
加入事業所315(2023年10月時点)
URLhttps://www.ibjapan.com/kaisetu/
会員データ39歳以下:男性30% 女性52%

大卒以上:男性45% 女性50%

男性年収600万円以上:非公開
良縁会公式HPより
(時期不明)

良縁会は株式会社デンファレが運営する連盟。

本部は愛知県にあることから、東海に強いと言われています。

  • BIU(日本ブライダル連盟)
  • 一般社団法人日本結婚相談協会(JBA)

この2つの団体と提携関係にありますが、ノッツェとは提携関係にありません

ノッツェと提携しているのは良縁会ではなく良縁ネット。そして良縁ネットはTMSに合併・吸収されています

良縁会の規模は他の連盟に比べると小さく、加盟金もその分少な目。

他の連盟に比べると出遅れている感は否めません。

全国仲人連合会

全国仲人連合会について
運営株式会社全国仲人連合会
設立1970年
会員数非公開
提携を含めると8万人以上
加入事業所非公開
URLhttps://e-nakoudo.net/
会員データ39歳以下:非公開

大卒以上:非公開

男性年収600万円以上:非公開
運営株式会社全国仲人連合会
設立1970年
会員数非公開
提携を含めると8万人以上
加入事業所非公開
URLhttps://e-nakoudo.net/
会員データ39歳以下:非公開

大卒以上:非公開

男性年収600万円以上:非公開

通称「全仲連(ぜんちゅうれん)」

最も歴史の長く、今の連盟の先進となった団体。

業界関係者の中では有名ですが、世間一般の認知度は低め。

CONNECT-shipとNNRに加盟しておりましたが、2022年に日本仲人連盟(NNR)に事業を譲渡しました。

主要な連盟

主要な連盟

現在、勢力の強い主要な連盟としては以下の3つが挙げられます

IBJ

IBJ

現在最も勢力の強い連盟

その資本力は強大で、マッチングアプリや婚活パーティー事業にも進出し、そこから結婚相談所に勧誘する手法(アップセル)も取られています。

また、副業ビジネスにも力を入れており、結婚相談所を開業したい経営者に向けて、ノウハウや運営についてのコンサルティングを実施。

全てにおいて隙の無い戦略が功を成し、未だ右肩上がりの成長を続けています。

30代で平均年収以上のスペックの人はとりあえず候補に挙がる連盟です。

SCRAM(TMSまたはNNR)

SCRAM

IBJの次に勢力の強い連盟。

TMS・NNR・CONNECT-shipが提携を結んでおり、会員規模はIBJとほぼ同じ。

高年齢の方やIBJの掲げる入会条件に合致しない人。

IBJ以外の選択肢が欲しい人などが、次に考える候補として上げられる連盟です。

JBAまたはBIU

BIUまたはJBA

CONNECT-shipの会員にもアプローチしたいならJBA。避けたいならBIU。

どちらもSCRAMと同じ規模の会員数にアプローチできるので出会いの幅は大差ありません。

会員のレベルに関してはSCRAMと同じか、少し劣るかな。という印象。

ネットよりアナログ広告が多い印象で、若い世代より、高齢者向きなイメージはあります。

大手結婚相談所との関係性

大手結婚相談所との関係性

ここでは当ブログで紹介している大手相談所と連盟との関係性を解説します。

IBJメンバーズ

IBJメンバーズ
加盟連盟IBJ(約9万人)

その名の通りIBJの直営店

特に連盟を掛け持ちしているわけでもなく、IBJ一本で相談所を運営しています。

料金は高めですが、都市部にしかなく、本家本元なのでスペックの高い会員が集まりやすいです。

それを売りにしている所もあります。

少し裏の話をすると…

結婚相談所の評判が悪いと、仲人の判断でお見合いを断られる場合があります。

例えば素行の悪い会員が居た場合。

普通は相談所の仲人を通じて本人に伝えられるのですが、仲人がそれを怠ると…

  • 「あそこの相談所は話が通じない」
  • 「何を言っても無駄」

と思われ、積極的にお見合いを組んでくれなくなる場合があります。

ですが、IBJメンバーズの場合は直営店になるため、そのように思われることはありません。

オーネット

オーネット
加盟連盟IBJ(約9万人)
自社会員(約4万人)

ずっと自社会員のみで運営し続けた相談所。

2010年代から、会員数4万人以上を維持し続け、結婚相談所の中でも知名度は抜群でした。

ですが、ここ数年は会員数は右肩下がりで、2024年1月には会員数が3万9000人にまで減少。

それを危惧してか、2023年12月にIBJと業務提携を結び、IBJ会員にもアプローチできるようになりました。

ツヴァイ(ZWEI)

ツヴァイ
加盟連盟IBJ(約9万人)
自社会員(約1万人)

ツヴァイは元々イオングループに属していましたが、2020年にIBJの子会社(グループ企業)となりました

当初はオーネットと同じく自社会員のみで運営してましたが、相次ぐ競合の出現(マッチングアプリ)によって徐々に会員数が減少。今に至ります。

ゼクシィ縁結びエージェント

ゼクシィ縁結びエージェント
加盟連盟CONNECT-ship(約3万人)
自社会員(約1万人)

ゼクシィ縁結びエージェントはリクルートが運営するサービス。

会員数こそ少ないですが、大手結婚相談所の中では破格の安さと、抜群の知名度で一定の利用者がいます。

サンマリエ

サンマリエ
加盟連盟IBJ(約9万人)
自社会員(約1万人未満)

サンマリエはオーネットに続く老舗の結婚相談所でしたが、2019年にIBJの子会社(グループ企業)となりました

それまでは(2015年~2019年まで)良縁ネットに加盟していましたが、IBJに加盟したことで良縁ネットを脱退。

今はIBJ一本で運営しています。

パートナーエージェント

パートナーエージェント
加盟連盟CONNECT-ship(約3万人)
SCRAM(約6万人)
JBA(約2万人)

パートナーエージェントは2016年まではIBJに加盟していましたが、CONNECT-shipを作ったことでIBJから除名処分を受け関係が悪化。(裁判もしています)

その後、2021年にSCRAMに加入し今の会員数に落ち着いています。

ムスベル

ムスベル
加盟連盟JBU(約1万人)
BIU(約6万人)
TMS(約6万人)
IBJ(約9万人)

ムスベルはとにかく数を重視した相談所。

加盟連盟は4団体ですが、TMSはNNRと提携関係にあり、BIUはJBAや良縁会と提携関係にある…。

そのため、ほとんど主要な連盟とつながりがあると思って差し支えありません。

その分料金は高額なのと、地域によっては利用できない連盟もあるのが玉にキズ。

人口の多い都心エリアなら問題ありませんが、地方になるほど勢力は弱まります。

地方に弱いのはどの相談所も同じですが、利用できない連盟が出てくるのはインパクトが大きい

なお2024年現在、CONNECT-shipと提携はしておりません。

連盟についての注意点

連盟についての注意点

名前間違えに注意

例えば

  • IBJ(日本結婚相談所連盟)
  • BIU(日本ブライダル連盟)
  • JBA(日本結婚相談協会)
  • JBU(全国結婚相談所連盟)
  • 日本仲人協会
  • 全国仲人連合会
  • 良縁ネット
  • 良縁会

とにかく似たような名前が多すぎで、初見にはどこが何だか分からない。

これは誰もが思うことではないでしょうか。

わたしもそう思います

何が何だかわからん!

という方はとりあえず、IBJの名前だけ覚えておいてください。

連盟・団体相関図

各連盟が公表している数字を鵜呑みにしない

例えば

TMSが公表している8万人には「NNR」や「CONNECT-ship」の会員が含まれている。

BIUが公表している6万人には「JBA」や「良縁会」「ノッツェ」の会員が含まれている。

結婚相談所が「会員数約20万人!」と言っていても、お互いの連盟が重複している可能性が大いにありますから、その数字を鵜呑みにしない方が良いです。

個人的に鵜呑みにしない方が良いと思う数字は「会員数」と「成婚率」と「男女比」

また、「2024年12月時点」など、いつのデータなのか明記されていない数字はあってないようなものです。

1年も経てば会員の2~3割は入れ替わりますからね…

重複会員が居る

スマホや銀行と同じで、連盟を掛け持ちしている人も一定数居ます。

そのため、出会える人数は単純な足し算で考えない方が良いです。

会員分布のイメージ

特に複数連盟を掛け持ちしている相談所は注意が必要で、実際に出会える会員数は公表している数字よりも1~2割は少ない

と思った方が良いです。

連盟を掛け持ちすると料金は高くなりがち

連盟に加入するにはお金がかかります。

毎月の利用料は1万円程度のものですが、加入時には数十万円というお金がかかるため、それを料金に上乗せすることは十分考えられます。

実際に結婚相談所のムスベルは、大手の中では沢山の連盟に加盟しており、紹介数・料金も群を抜いて高いです。

システムの使いわけが面倒

各連盟はそれぞれデータベースを持っていますが、異なる連盟の場合。別の検索システムを使うことになります。

例えるなら複数のマッチングアプリを使う感覚

写真やプロフィール文章は使いまわしができますが、相手を検索して声をかけるという行為はそれぞれの検索システムで必要になるため、相手探しに時間がかかるというデメリットが発生します。

また、CONNECT-ship会員にアプローチするには別緑金が発生するなど、利用者側にかかる負担も地味にありますので、入会前によく確認しておくことをおすすめします。

連盟により強いエリア・弱いエリアがある

例えばスクラム(TMS+NNR)は、お互い関西・関東に強みがあるため、出会える人は単純な足し算にはなり得ません

極端に言えば下図のようなこと。

極端な例

全国どこでも嫁ぎに行けるなら気にしなくても良いですが「関西が良い」「都内が良い」など、エリアにこだわりがあるなら、合併の恩恵はそれほど感じない(1割~3割増くらい)かもしれません。

裏でお断りされる可能性もある

連盟の検索システムは、結婚相談所側が操作することもできます。

具体的に明言している所はありませんが、いくつかの相談所の情報を見ていると

「こちら(仲人)からお断りをした」

という旨の記事があったりするので、申し込みやお返事について仲人が介入することは可能だと思われます。

あまりに問題行動を起こす会員を野放しにするわけにはいきませんからね

過去にはIBJが公正取引委員会から独占禁止法の疑いを受けたことがあります。(参考記事

2ちゃんねるでは

マッチングアプリで知り合った女性から「IBJの検索システムであなたを見かけたことがあったけどお断りされた」と言われた。でも自分はお断りした記憶がない。結婚相談所に聞くと「当方のミスですが理由はお答えできません」と言われた。

このような話もあります。

真偽は不明ですが、ネットワークの管理者ならいくらでもできると思います。

まとめ:どの連盟もビジネスモデルに大差はない

まとめ:どの連盟もビジネスモデルに大差はない

ここまで連盟について解説しましたが

  • 現在はIBJ一強
  • やっていることは何処も同じ
  • いずれ3つくらいの勢力の落ち着くのではないか

このように感じます。

結婚相談所は基本的に1回利用したら終わりのサービス。

人生で何度もリピートをするようなサービスではないため、常に顧客を獲得し続けなければいけません。

そのため、いつまでも古い体制を貫くような所はいずれ淘汰されてしまう。

そんな気はしています。

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この記事を書いた人

✔ 32歳まで恋愛経験無し
✔ 結婚相談所を10か月で成婚退会
✔ 恋愛相談に500件以上回答(BA200件以上)
✔ 10代からネトゲにハマり、ギルマス経歴7年
✔ 恋愛メディアを2022から運営(SEO検定2級)

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