デート代は誰が出すべきか。
この論争は
- 猫派か犬派か
- キノコタケノコ戦争
- 政治、宗教、野球
これらのように、お互いが分かり合うことが無いもの。
ですが、多くの異性から支持を得たければおごるべきだと思います。
当記事では、結婚相談所を10か月で成婚退会した筆者が
- おごった方が良い理由
- どうしてもおごりたくない場合の対処法
- 筆者の個人的な見解
これらについて解説します。
デート代はおごった方が良い理由
わたしの意見としては「男性でも女性でも自分からおごった方が良い」ですが、どうしてそう思うのか。
おごった方が良い理由について説明します。
- おごって嫌われることはまずない
- 経済力をアピールすることができる
- 器の大きさをアピールすることができる
- 本気度が伝わりやすい
- ライバルとの差別化になる
- 良い人と思ってもらいやすくなる
- 自分のやる気が上がる
- 断られにくくなる
おごって嫌われることはまずない
基本的に、おごられて嫌いになる人はいません。
態度(渡し方・伝え方)が悪いと逆効果になることはあり得ますが、お金をもらう行為そのものは誰もが歓迎することです。
- 女性無料の婚活パーティー
- 女性無料のマッチングアプリ
- 成婚料を男性から徴収する結婚相談所
- パパ活アプリ
このように、ビジネスでも男性が支払う形態のサービスは沢山ありますから、おごりは最も確実な方法です。
おごるときの態度については(デート代をおごるときにしてはいけないこと)で解説しています。
経済力をアピールすることができる
割り勘を提案すると
- お金が無いのかな?
- 浪費癖があるのかな?
- 貯金が無いのかな?
このようにあらぬ疑いをかけられる恐れがあります。
人の本性を知るには「行動が伴っているか」を見るのが基本。
いくらお金持ちアピールをしても、「おごり」という行動が伴っていないと「口先ばかり」と思われてしまいます。
器の大きさをアピールすることができる
初デートならワンドリンクで一人1000円前後。
2回目、3回目のデートなら一人5000円程度。
この金額を快く出せないなら
- ケチ臭い
- 守銭奴
- 自己中心的
このように思われてしまう恐れがあります。
わたしも職場で色んな男性を見てきましたが、ケチ臭いと思う人に限って自分に対してはルーズなことが多い印象。
- 時間が勿体ないから早く歩く
- 後輩に対しておごることは一切無い
上記のように、自分が無駄と思うことには一切リソース(時間やお金)を割かないのに
- 早く会社についてタバコを吸う
- 休日はパチンコに行っている
このように、恋愛では不利益なことにバンバンお金を使う。
つまり、「自分さえ良ければいい」という自己中心的な性格の表れなのだと思います。
恋愛はお互い尊重する関係を築くことが重要。
自己中心的な考えではモテないのは当たり前です。
本気度が伝わりやすい
お金が全てではないですが、好きな人にはお金を出そうと思うもの。
「おごる」という行為には「あなたとの付き合いを真剣に考えていますよ」と示す効果もあります。
ただ
- (自分が)好きかどうかわからない
- まだ(相手から)好かれてもいない
- フラれるかもしれない
このような理由から「お金を出したくない」と思う人も一定数居ます。
確実性を求める気持ちは理解できますが、人の印象は初めが肝心。
初デートで「ナシ」と思われたら、関係はそこで終ってしまいますから、リスクを受け入れる心を持つことも大事です。
- 試験に落ちる
- 就職先を間違える
- 付き合う友達を間違える
- 引越し先を間違える
今までも、色んなリスクがあることを受け入れた上で行動してきたはずです。
フラれた理由がお金ではないことが分かる
もし、おごったにも関わらずフラれたのなら、少なくともお金が原因でないことは分かります。
- 自分の性格、内面
- お店選びのセンス
- おごった時の態度
フラれる原因は様々ですが、数ある要因の内の一つを潰せたのなら御の字です。
婚活は基本的に試行錯誤の連続。初めから上手くいく方がまれです。
ライバルとの差別化になる
最近は、男女共割り勘に抵抗を感じない人が多いです。(参考:ツヴァイ)
当ブログでも女性100人にアンケートをとったことがありますが、割り勘を提案されて不快感を感じる女性は3割未満。という結果でした。
ということは、デート代を割り勘にする人は今後増えていく。
つまり「自分がおごる人になれば、ライバルよりも一歩抜きん出た存在になれる」ということ。
おごるときの態度には気を付けなければいけませんが、数千円の出費で相手の評価を得られるなら安いものです。
直接お金を渡すと卑しく思われますが、物やサービスなら受け取ってくれることは多いです
良い人と思ってもらいやすくなる
本気度が伝わりやすいと似ていますが…
「お金を出したくない」という人には自己中心的な、卑しい心を感じるもの。
深田えいみさん(女優)のツイート騒動がそのことを如実に表しています。
何の打算も無く、純粋に、初めての相手に敬意を示せる人は、それだけで評価が一段と上がります。
自分のやる気が上がる
例えば、無料セミナーよりも有料セミナーの方が参加意識が高まるのと同様。
自分が「自らの意思で」「身銭を切ってやること」はモチベーションも上がりやすく
- 遅刻しにくくなる
- 自分の言動に気を使うようになる
- 相手のプロフィールを念入りに見る
- 積極的に自分磨きをするようになる
このように手間を惜しまない考えになりやすいです。
断られにくくなる
デート代を全額負担すると返報性の法則が働き、次回のデートのお誘いも断られにくくなります。
何かを貰ったら「お返しをしなければいけない」と思う心理。
「割り勘でもいい」という人の中には
- 借りを作りたくない
- 気を使いたくない
- 断り辛くなるから嫌
このような考えを持っている人も居ます。
もしおごりを拒否されたら相手の提案(割り勘)を受け入れればいいだけ。
- おごりの姿勢を見せて嫌われることはまずない
- 相手の意見を尊重しているように見える
なので、誰に対しても評価を悪くすることはありません。
どうしてもおごりたくない場合の対処法
おごるのが良いのは分かるけど、毎月10人も会っていると出費も馬鹿にならない。
今月だけでデート代に5万円も使っている。
など、出費を抑えたいという人も中にはいると思いますので、ここでは出費を抑える方法について解説します。
個人的には、事情を伝えたうえで自分が多めに払うのが最良の方法だと思います。
自分が多めに払う
これが最もスマートなやり方。
割り勘を提案するけど、自分の方が若干多めに払うと不満も与えにくいです。
例えば、2人分の会計が
- 3980円なら1000円だけ相手に払ってもらう
- 2150円なら1000円だけ相手に払ってもらう
- 3万円なら1万円だけ相手に払ってもらう
1日中デートをしたのなら
- 合間で立ち寄ったカフェの分だけ払ってもらう
- 次のデートは相手に払ってもらう
のも良いです。
ただし、自分が多めに払ったからといって「おごってあげた」と偉そうな態度を取らないこと。
また、高額なお店を選んだ場合は全額出したほうが良い場合もあります。
金銭感覚がズレていると「そんなに高い所じゃなくてもいいのに…」と思われることもあります
次回のデート代を払ってもらうなら、前回よりも少額な場所を選ぶこと。
合間のカフェで払ってもらうなら、全体の半分以下に抑えること。
など、総合的に見て相手が損をしないように配慮をすることも大事です。
事情を伝えて割り勘を申し出る
正当な理由があると納得してもらえることが多いです。
例えば「過去メシモクに遭って嫌な思いをしたことがあるため、割り勘でお願いします」など。
ただし、これを伝える際には誠意ある対応を心がけること。
突然音信不通になったりすると「お前も同じことしてるじゃん」を思われてしまうため
- お断りする時は誠意あるメッセージを送る
- 遅刻や言い訳をしない
- 疲れさせない(20分以上歩かせない)
- 迷わせない(返答に困る質問・ボティータッチ)
- 恥をかかせない(身だしなみ・場所選び)
このような対応をすることが前提となります。
因みに「お金がないから割り勘にして」は
- 経済力が無い
- 計画性が無い
- お金が無いのはみんな同じ
このように思われる恐れがあるため避けた方が無難です。
食券スタイルのお店に行く
割り勘を言い出しにくいなら、システムで対策しましょう。
券売機のあるお店なら自分の欲しい物だけを買うため、自然と割り勘になります。
メジャーどころだと英国屋(正式には英國屋)など
ただ、券売機を導入しているのはチェーン店が殆ど。
特別感は演出しにくく、本気度は伝わりにくい。というデメリットがあります。
割り勘がルールの相談所に入会する
例えば、結婚相談所のパートナーエージェントはお見合いは割り勘。というルールになっています。
ただ、口コミの中には「割り勘というルールになっているのに、わざわざ念押ししてくる男性が嫌」と不満を漏らす人も居るため、念押しはしない方が良いです。
してもしなくても、不満を漏らす人は居ますけどね
また、結婚相談所のIBJでは、初回は男性がおごるルールになっているため、女性にとっては気兼ねなくデートができます。(男性の場合は受け入れるしかありません。)
ハイスペがウリの相談所ですからね
ツヴァイという結婚相談所では、支店でお見合いすることも可能なので、30分程度で終わらせるなら実質デート代は交通費のみで済みます。
遠方の場合には通用しませんが
事前に言う
あまりスマートではありませんが、突然言われるよりはマシです。
わたしは過去、友人に招待されて、奥さんの手料理を振る舞ってもらったことがあるのですが、食べ終わった後で「3000円な」と言われて「は?」となったことがあります。
続けて「飲み屋より安いからいいでしょ」とも言われましたが
- 誘ったのはそっち
- こちらは交通費と時間がかっている
- そもそも手料理は求めてない
- お店に比べると美味しいとは言えない
- 親しいなら普通はおごるものじゃない?
奥さんの面目もあるので、何も言わず払いましたが「そういうことは事前に言えよ」とか「それなら普通に飲み屋に行った方が良いわ」と内心思ったりしました。
相手にお金を負担してもらう時は事前に言うのはもちろんですが
- どこに行くか
- かかる金額
も併せて伝えておき、納得してもらうことが重要です。
納得してもらえなければ別の案を考える方が良いです
安い店に行く
例えば
- チェーン店に行く
- テイクアウトして外で食べる
- コンビニで飲み物を買ってドライブ
特別感のあるお店は得てして、場所代・チャージ料が含まれているもの。
地価が料金に反映されている飲食店も往々にしてあります。
そこで、安いお店やチェーン店で原価を抑えつつ、特別感のある場所(観光地や海辺など)で飲食すれば総合的に安く抑えることができます。
また車があるなら、道中のコンビニなどで飲み物を買えばドリンク代はかなり安くできます
(ガソリン代はかかりますが…)
ただし、おすすめはしません
お店に行かない
例えば
- 公園デート
- ドライブデート
- 相談所(ツヴァイ)のブースを借りる
このような場所で、30分くらいの短い時間で切り上げればお金は殆どかかりません。(交通費くらい)
ただ、できる状況が限られること。
何度もしていると不信感を抱かれることから、あまりおすすめはできません。
デート代をおごるときにしてはいけないこと
せっかくデート代を払っても、その時の態度次第では悪いように捉えられてしまうことがあります。
以下のような点に注意してください。
おごったことをアピールしない
せっかくデート代を払っても
- おごれるのは俺が稼いでいるからだよ
- おごったお礼に何かしてくれるんだよね?
- 俺って優しい
こんなことを言うと、せっかく上がった株が急降下。どころか、マイナスになってしまいます。
結婚で重視するものは男女ともに人柄がトップ(出典:厚生労働省)
1回や2回ご飯をご馳走しただけで好意を寄せてくれるほど、人の心は単純ではありません。
たとえ住む場所を提供したり、借金を建て替えたりしても、内面が悪ければ「それとこれとは別」となってしまいます。
わざわざ言わなくても相手は分かっています。
何度もアピールすることで「ほめてほめて」と言ってくる子供のように、稚拙な印象を与えてしまいますから、触れない方が無難です。
嫌な顔をしない
せっかくお金を出しても
- ため息をつく
- 「おごりますよ」と言いながら苦笑する
- 口数が少なくなる
- 「ありがとう」と言われるのを待つ
- 財布を出す動作が遅い
など、あからさまに機嫌の悪そうな顔をすると、人格を疑われます。
婚活は総合力であり、結婚相手に求めるモノのトップは人格。(出典:厚生労働省)
「一緒に居て居心地のいい人」「不快感を感じない人」は昨今の婚活で求められる重要な要素ですから
- ネガティブな態度、ネガティブな言葉は出さない
- イライラしても人や物に当たらない
など、気まずい空気にならないよう努めるべきです。
文句を言わない
例えおごったとしても
- おごられるのが当然だと思ってない?
- こんなにおごったのに全然楽しくなかったな
- こういうお店でおごるとお金かかるんだよね
といった不平不満は口に出さないようにしましょう。
言った所で何の解決にもなりませんし、聞いている人の気分を下げるだけです。
愚痴や不満が多い人は自分に原因がある、という発想を持っていません
恩着せがましい
- じゃあ、次は払ってね
- こんな高いもの、初めておごったよ
- 普通の人ならもっと喜ぶけどね
- おごったんだから次はどこか連れて行ってよ
- 俺がおごったんだから当然でしょ
おごったことにかこつけて、相手に無茶な要求をしたり、せっかくおごってあげたのに…と恩を押し付ける行為は関係を著しく悪化させます。
おごりは見返りを求めるためではなく、純粋な好意として行うのが理想。
心のこもっていないプレゼントや誠意のない謝罪を無理矢理引き出しても、お互い嫌な気分になるだけです。
世間を騒がせたツイートに対して思うこと
デートや割り勘。といった話をすると、あるツイートが有名です。
デート代、なんで男が払わなくちゃいけないのって言葉 女性はそのデートの為に準備して洋服、メイク、美容代も入ってると思う 全部安くない。
リップだってブランドなら4000円はする 可愛いって言って欲しくて、その為に凄く早起きして準備してる それを考えた上で、女性に出してあげて欲しいって思う!
これは2023年2月12日に深田えいみさん(女優)がツイートした内容。
これに対して個人的な見解を述べていきます。
違う、そうじゃない
まず思ったのは「考えがズレている」ということ。
「女性の方がお金がかかっているから男性がおごるべき」は一理あります。
ですが、男性も
- 美容にお金をかけている人は居る
- 車やブランドにお金をかけている
- 整形、歯科矯正、AGAなどにお金をかけている
- 準備や下調べに時間もかけている
(わたしは初めて行く場所はロケハンしていたし、デートも30分前には来ていた)
このような人もいるため、一概に「男が」とか「女が」とは言えないこと。
また、おごる・おごらないは札束の殴り合いで決まるものじゃない。
純粋に「あなたとの付き合いを真剣に考えています」と思えるかどうか。
思えるなら「おごろう」という気になるし、思えないなら「おごりたくない」と思うもの。
婚活では相手から信頼を得ることが大事なので「男女関係なく、自分からおごるべき」というのがわたしの意見です。
考え方がテイカー
彼女の言いたいこととしては
「女性の方が時間やお金を沢山かけているから、男性がデート代を出さないと公平じゃない」
だと思いますが、それはマッチャ―の考え。
わたしは、人から好かれたいならギバーの立ち振る舞いをするのが良い。と思います。
- テイカー:
- もらうことばかりを考える人
- 自己中心的で目先の利益を追求しがち
- 割合としては2割程度
- マッチャー:
- 公平を重視する人
- 与えられたら与えるし、やられたらやり返すという考え
- 最も多い(6割)と言われている
- ギバー:
- 無条件に与える人
- 悪く言うと自己犠牲
- 割合としては2割程度
(出典:GIVE and TAKE(アダム・グラント))
翌日に公開された謝罪動画(Youtube)も見ましたが
「コンカフェで酔っ払ってしまって、その酔っ払いのテンションでツイートしてしまいました」
「やっぱり酔った状態でツイートするものではないですね」
と、お酒のせいにしている所が他責思考でテイカー気質に見えます。
そもそも、お酒が入っている時は本性が見えるものですので、彼女にとっては
- 女性が公平に扱われていない
不遇だと思っている - 女性はおごってもらうのが当り前
このような価値観を持っているのだろうなと思います。
どう思うかは人次第
わたしは彼女が特別悪い人とは思いません。
他責思考(お酒のせいにする)は誰にでもある感情ですし、「自分を優遇して欲しい」は誰もが思うこと。
以前勤めていた会社の上司(女性)も
- 自分のミスは話題転換して話を逸らす
- 部下のミスは部下から言わせて自分は触れない
と、中々の他責思考っぷりでしたし、作業着の色がピンクなことに対して「差別されていると思った」と中々の強者だと思いました。
ですが、「この人と付き合いたいか」と聞かれたら「No」です
- 人によって考えが違うのは当たり前
- 何を言おうとその人の自由
- ただし自由には責任が伴う
考えが違う人と議論をしても話は平行線をたどるだけですから、距離を置くか、関わらないようにする方が良いです。
不毛な言い争いに時間を費やしても、人生に何もプラスにはなりません。
それよりも、もっと有意義なことに時間を使う方が良いです
まとめ:結局は自分次第。わたしは誰にでもおごる
デート代はおごった方が良い理由は
- おごって嫌われることはまずない
- 経済力をアピールすることができる
- 器の大きさをアピールすることができる
- 本気度が伝わりやすい
- ライバルとの差別化になる
- 良い人と思ってもらいやすくなる
- 自分のやる気が上がる
- 断られにくくなる
ですが、おごったからといって必ずモテるわけではありません。
おごりは数あるモテ要素の一つ。
割り勘を提案しても7割以上の女性は「何とも思わない」という結果(参考記事)もありますので、上記が腑に落ちないなら割り勘を提案しても構わないと思います。