結婚相談所には入会するための条件があります。
公開されている条件としては「年収」や「年齢」、「定職に就いていること」など。
ですが、他にも条件は沢山あります。
そこで当記事では、実際にカウンセリングを受けた口コミや、相談所を営んでいる事業者アンケートを元に
- 結婚相談所の入会審査にはどんな条件があるか
- 実際に審査で落とされた人の事例
- 結婚相談所が公にしている条件
これらを考察・解説していきます。
入会審査がある理由
端的に言えば利益につながるから。
「お金が欲しいなら審査なんて設けず沢山の人を受け入れればいいんじゃない?」
こう思われるかもしれませんが、そのやり方では様々なデメリットがあります。
成婚率を上げたいため
入会条件が厳しければ厳しいほど、成婚率は上がります。
仮に入会条件が年収1000万円以上だった場合。
よほど性格が悪くない限り、結婚出来るイメージは湧くと思います。
これに、性格が良い、顔が良い。という条件も加わったら…逆に成婚しない方が難しいですよね。
たまに、個人経営の結婚相談所で「成婚率80%!」などとアピールしているところもありますが、成婚率の高い相談所は入会条件が特殊な可能性が考えられます。
例えば
- アドバイザーの言うことを素直に聞く人
- アドバイザーの言うことに共感を示す人
- アドバイザーと同じような経歴を持つ人
アドバイザーと同じような境遇・価値観を持っている人は教えやすいですし、成功する確率(再現性)も高いことが多いです。
そうして成婚率が上がれば「成婚率80%!」とアピールすることができ、沢山の人が注目する。
その中から「この人は結婚出来そう」と思う人だけを迎え入れれば、好循環が生まれます。
これは抱える人数が少ない個人経営の相談所だからこそできる芸当
ブランドイメージを上げたいため
仮にハイスペックをウリにしている相談所で低スペックな会員を紹介されたらきっとこう思うでしょう。
- 「思っていたほどじゃなかった」
- 「期待外れだった」
「不満を持っている人は、満足している人の3倍以上の文字数を使って不満の理由を訴えている」という調査結果もあります。(参考記事)
大手企業になると信用の低下は致命的。
沢山の人を受け入れると一時的には大きな利益を得られますが、「会員の質が低い」という口コミが広がり、それがブランドイメージの低下につながる。
そうすると「結婚相談所に入会しよう」と思う人は徐々に減っていきます。
強引な勧誘もまさにこの典型
早く手離れしたいため
結婚相談所には月会費がありますが、早く成婚退会してもらったほうが得られる利益は大きいです。
例えば
- 入会費20万円
- 月会費2万円
- 成婚料20万円
このような結婚相談所があった場合。
婚活が長引く会員から徴収するお金は毎月2万円だけですが、6か月で成婚できる会員の場合、成婚料で10ヶ月分の会費が一気にもらえる。
なおかつ、次の会員を迎えることができるため、入会費で更に10か月分の会費がもらえる。
2年経つ頃には収益は3倍ほど変わってきます。
水だけ注文して店に居座る客よりも、高い料理を食べてサッと帰る客の方が、店としてはありがたいと思うものです
早く退会してもらうにはハイスペックな人を迎え入れるのが簡単で確実な方法。
そのため、成婚の見込みの無い人を無闇に入会させることはありません。
顧客満足度を上げるため
早く結婚できるのは利用者側にとっても大きなメリットです。
一般的に、入会条件が厳しいと
- 成婚率が上がる
- 早く結婚できる
また、相談所の評判も良くなり新規入会者が増える。
その結果「アプローチできる人が尽きない」というメリットも生まれます。
ただ、ハイスペックの人は上位層に限られるため、もともとの数が少ないこと。
また東京など地価が高いところに集まるため、地方には向かない。といったデメリットも存在します。
入会審査にはどんなものがあるのか
平成21年度サービス産業生産性向上支援調査事業 29ページ(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
「(1)入会を断る理由」より
収入 | 年収200万円以下 男性のみ条件を設けている場合、年収300万円以下の人を断るケースが多い |
---|---|
年齢 | 下限:20歳未満 上限:50歳、60歳、70歳が多い |
職業 | 特に男性に制限することが多い 「定職についていない」「非正規雇用」を断ることが多い |
結婚歴 | 複数回の婚姻歴がある場合、断ることがある |
異性に求める条件 | 理想が高すぎるなど 男性の場合、自身の年齢よりあまりにも若い相手を希望する時 |
性格など | 「自己中心的な性格」「誠実さに欠ける」などとカウンセラーが判断した時 |
負債が無い | 「支払いはクレジットカードしか受け付けていない」など |
その他 | 「心身の健康」「国籍」「宗教」「反社会勢力ではない」 これらの条件をつけることが多い |
収入 | 年収200万円以下 男性のみ条件を設けている場合、 年収300万円以下の人を断るケースが多い |
---|---|
年齢 | 下限:20歳未満 上限:50歳、60歳、70歳が多い |
職業 | 特に男性に制限することが多い 「定職についていない」 「非正規雇用」 を断ることが多い |
結婚歴 | 複数回の婚姻歴がある場合、断ることがある |
異性に求める条件 | 理想が高すぎる 自身の年齢よりあまりにも若い相手を希望する時 |
性格など | 「自己中心的な性格」「誠実さに欠ける」 などとカウンセラーが判断した時 |
負債が無い | 「支払いはクレジットカードしか受け付けていない」など |
その他 | 「心身の健康」「国籍」「宗教」「反社会勢力ではない」 これらの条件をつけることが多い |
このようなものが代表的。
以下に詳しく解説します。
収入
代表的な条件。
結婚相談所や連盟の会員データを見ると、以下が最低条件な印象。
- 男性の場合:年収200万円以上
- 女性の場合:なし
ただ、年齢や住まい・求める条件によっても変わるため一概には言えません。
個人的な肌感では
男性の場合:年収300万円以上を条件にしている相談所が多く、若いと(20代前半だと)年収200万円でも許される印象。
女性の場合:30歳を超えると年収100万円~200万円くらいないと断られる印象。
男女とも年を重ねると求められる収入も上がります。
また、東京は物価が高いため、都内在住の人は求められる収入が更に厳しくなる恐れがあります。
年齢
- 下限:20歳
- 上限:50歳、60歳、70歳
下限は法律の観点から。
上限は各相談所の戦略によります。
最近は20歳~60歳までが主流だと思います。
職業
これも良く言われる条件。
男性は定職についていない、或いは非正規雇用だと入会拒否する相談所が大半。
女性でも、30歳以上で定職についていない場合は入会拒否される恐れがあります。
結婚歴
「複数回の婚姻歴がある場合は入会を断る」と回答する相談所が多いです。
明確な数字は示されていませんが「複数回」と表現されていることから、2回以上の離婚歴があると断られる恐れが出てくると思われます。
本人に問題があると思われるからでしょうね
ただし、「死別」などの理由もありますから、経緯もきちんと説明されるのが良いです。
異性に求める条件
求める条件は多種多様なので一概には言えません。
ただ資料では「特に男性の場合、自身の年齢よりあまりにも若い相手を希望する場合」と付け加えられていたため、若い女性を希望する高齢男性は多いと思われます。
10歳以上年下の女性は年収1000万円でもない限り、不可能だと思った方が良いです
性格など
これも具体的に言えるものではありませんが
- 自己中心的な性格
- 誠実さに欠ける
このような人は入会拒否される可能性があります。
例えば
- 上から目線な態度
- 差別的な発言
- 直ぐ感情的になる人
- 自分の考えが絶対正しいと思っている人
婚活は相手の気持ちを尊重する心が大事ですから、当然と言えば当然のこと。
実際に入会を断られた人の書き込みを見ると
- 「古い価値観の押し付け」
- 「優生思想を堂々と行う」
- 「チビ・デブ・ハゲのオンパレード」
- 「この時代に、理解できません」
このように、相手に対する配慮がないように感じます。
負債が無い
これは実際にアドバイザーの方から聞いた話ですが、クレジットカードの支払いを推奨しているのは負債が無いかを確認する意味もあるようです。
わたしは当時カードを持っていなかったので、近所のATMでお金を下ろしてきましたが
「○○さんは誠実そうな方ですし、信用しています」
このようなことをアドバイザーの方から言われた記憶があります。
現金払いでもOKというルールなのに、なんで「信用してます」と言われるんだ?と思いながら
その他
資料では
- 心身の健康
- 国籍
- 宗教
- 反社会勢力ではない
「これらを条件とする相談所が多い」と記載されていました。
例えば
- 子供が産めない
- 外に出れない
- 外国籍
- 特定の宗教を信仰している
- 刺青(タトゥー)をしている
このような場合、仲人にはどうにもできない問題なので、入会を断られる可能性が高いです。
実際に入会拒否された人の事例
ファッションタトゥー
Website には載ってないんですけど、実際オンライン面談してみたら、隠せる程度の大きさのファッションタトゥーも入ってたら審査的にNGらしいです。
せめて事前にわかってればオンライン面談すら設定しなかったのに。時間の無駄でした。
このご時世、小さなタトゥーもダメなの?どんな古い価値観を押し付けてきてるんでしょうか…(みん評)
刺青(タトゥー)は「悪魔の証明」と同じで、暴力団員でない証明ができないため。
確かに一般人が刺青を入れることも十分ありますが、刺青のある人を拒否すれば一定のリスクは排除できる。
企業は信用が大事。
「刺青のある人を入会させた」となれば、ネガティブな印象を抱く人は10人や20人では済まないでしょう。
それを考えると1人から嫌われる方が企業にとっては損失は少なく済みます。
確かに「刺青=暴力団」という認識は昭和や平成の価値観ですが
- 人は確証が欲しいもの
- 企業はリスクを嫌う
- 100年経っても暴力団は無くなるとは思えない
- 昨今はコンプライアンスに対する風当たりが強い
このような要因から「刺青=危ない人」というイメージは色あせることはないと思います。
刺青と同じで、簡単に消えるものではありません
精神疾患
精神疾患があると問答無用で入会拒否です。
もちろん状態が悪ければ納得ですが寛解していてもだめなようで入会審査落ちです。
令和で優生思想を堂々と行う姿勢には脱帽しました!(みん評)
これはどちらも悪くないと思います。
ただ、優生思想と入会拒否は別問題。
相談所は成婚できる可能性が低いと思ったから拒否しただけで「悪質な遺伝的形質を淘汰する」といった崇高な思想は持ちあわせていません。
むしろ、そのまま入会したら更に時間とお金を浪費してしまう可能性が高いため、良いカウンセラーだったと思います。
だれかれ構わず入会させて、お金をむしり取ろうとする相談所よりよっぽど健全だと思います
クレーマーと思われた
会員の質は悪いです。やりとりブッチは日常茶飯事で、チビ・デブ・ハゲのオンパレードです。
恋愛経験が全くない人もいるのか気持ち悪いメッセージをしてきた人もいました。
アドバイザーにそれらを報告したら、クレーマーのような扱いを受けました。
普通に考えて社会マナーのない人と結婚しようなんて思わないのにこんな仕打ちを受けなきゃいけないのか、悲しくなりました。(みん評)
チビやハゲは当人に責任がありませんから、言っても仕方のないこと。
デブも体質上仕方の無い人も居るかもしれません。
それを一概に悪と決めつけるこの方の思想の方が問題があるように感じます。
結婚するのに必要な素養はお互いを尊重する心。
この方はこのままだと結婚は難しい。素人目でもそう思ってしまいます。
36歳 無職の女性
そろそろ結婚したいなと思い結婚相談所へ登録しに行ったところ、無職という理由で入会を拒否されてしまいました。
ネットの情報だと女性は誰でも入会できると聞いていたのですが、実際には女性にも審査がありました。
そこの結婚相談所は女性会員が男性の倍以上おり、現在女性の入会制限、つまり厳しい審査を通った人しか入会できないようです。
客観的に見て厳しいと思います。
今は夫婦共働きが主流の時代。
そんな中、無職で婚活をするということは専業主婦を希望するのと同義。
働いている女性と働いていない女性が居るなら、男性は当然前者を選びます。
25歳で無職なら若さで評価されることもありますが、35歳を超えると、ある程度の経済力が求められます。
情緒不安定
私が入会拒否された理由が、情緒不安定だからという事でした。
言葉を選んで最後伝えてくださったのですが、私が誤解だけ正したいという思いから色々言ってしまったんですけど、
相手の方も子供じゃないのでという言葉聞いて、何言ってもダメだなと思い、心の中がざわざわしたまま帰りました笑
相手の方も安くない入会金を払ってお会いになる訳ですから、トラブルになる可能性が高いという事でした。(みん評)
結婚で重要なのはお互いを尊重する心。
基本的にカウンセラーはお客さんに対して懇意(こんい)に見てくれます。
そんな人から「子供じゃないので」と言われるということは、よほど変なことを言ったのではないかと思われます。
「誤解だけ正したい」という発言も見方によっては「自分の意見を押し付けている」と捉えられますから、売り言葉に買い言葉とならないよう会話を降りたり、受け流す心を持つ。
これらが大事だったのかもしれません。
38歳 非正規雇用の男性
40歳になるまでに絶対に結婚したいと思い立ち、結婚相談所の入会説明会に行ったところ、男性は正社員でないと入会できないと言われました。
今の時代は女性も働いており、男女平等が進みつつあるこの時代に、理解できません。(発言小町)
確かに、男性にだけ年収の制限があったり、定職に就いていることを前提としていることには不快感を覚えます。
男性だけ有料のマッチングアプリもありますしね
ただ、現実を見てみると
- 男性の方が収入は多い
- 男性の育休を認めてくれない会社の方が多い
- 男性の保育士は信用されにくい
- 主夫の割合は低い
このように、男女平等となっていないのが実情。
トピ主さんの仰る通り「進みつつある」なので、今は現状を受け入れるしかありません。
仮に男女平等が進んだとしても「女性も正社員でないと入会できない」になると思います
入会審査について筆者の意見
ハードルはそれほど高くない
ここまで聞くと結婚相談所に対してハードルを感じるかもしれませんが、大抵の人は入会できます。
普通に正社員として働いている人なら「定職に就いていること」はクリアできますし、30代になれば年収300万円はそれほど高いハードルではない。頑張れば年収400万円も達成できます。
また、社会人経験を通じて誠実な対応も身についてきますし、自己中心的ではいけないことを自然に学びます。
3年くらい会社に勤めている人なら十分素養はあります
持病は避けられないことではありますが、それ以上に魅力的な要素を持っていれば入会や結婚することも可能。
個人的には
- 楽をしない(手間を惜しまない)
- ケチらない(お金をかける)
- 文句を言わない(ポジティブな態度)
これらができていれば、十分結婚できると思います。
お店も客を選ぶ権利はある
企業は営利団体ですから、自分たちの利益にならないことはやりません。
ですから、入会拒否されるのはある種仕方のないこと。
入会拒否された人の書き込みを見ると
- 「常識的に考えておかしい」
- 「世間一般の考えとズレている」
- 「自分の意見が正しい」
このような主張が見受けられますが、企業(結婚相談所)にとってはトップの考え(経営方針)に合っているかが重要であって、世間一般の認識や一個人の意見は関係ありません。
人の考えは千差万別。
例えば
- キノコタケノコ戦争
- ヴィーガン論争
- 野球やサッカーのサポーター同士の衝突
- 支持する政党の話
など、話が平行線を辿ることは珍しくなく、どんな意見でも必ず批判する人は現れます。
そのため、企業としては「○○を対象としたサービス」を展開し、それにそぐわない人とは取引をしない。
と、当たり前の対応をしているに過ぎません。
これが結婚相談所のメリット
入会審査があるということは、会員の質が担保されているといえます。
たった数時間のカウンセリングで相手の全てが理解できるわけではありませんが
- 明らかに性格の悪い人
- 大きな障害を抱えている人
- 反社会勢力に属している可能性がある
このように、明らかに問題がある(と思われる)人は入会拒否されます。
マッチングアプリは身分証明書さえ送ればすぐに会員登録できますが、気軽に登録できる反面、人格に問題がある人もノーチェックで通過できてしまうため、時間を無駄にしてしまうことも少なくありません。
個人的には、これだけでも結婚相談所を利用する価値はあると思います
大手結婚相談所の入会条件まとめ
ここでは公式HPなどで入会条件が公にされている大手結婚相談所を紹介します。
男性の入会条件
名称 | 独身 | 年齢 | 経済力 | その他 |
---|---|---|---|---|
IBJメンバーズ | 独身 | 25歳~49歳 | 定職 東京 20代:400万円以上 30代:500万円以上 40代:600万円以上 地方 20代:300万円以上 30代:400万円以上 40代:500万円以上 | – |
とら婚 | 独身 | 20歳以上 | 定職または安定収入 | – |
ツヴァイ | 独身 | 20歳以上 | 定職 年収200万円以上(推測) | – |
サンマリエ | 独身 | 20歳以上 | 定職 | – |
オーネット | 独身(再婚OK) | – | 定職 年収200万円以上(推測) | 日本在住 |
ゼクシィ縁結びエージェント | 独身 | 20歳~54歳(推奨) | 安定収入 年収200万円以上(推測) | – |
パートナーエージェント | 独身 | 20歳以上 | 安定収入 年収200万円以上(推測) | – |
ムスベル | 独身 | 20歳以上 | – | – |
名称 | 独身 | 年齢 | 経済力 | その他 |
---|---|---|---|---|
IBJメンバーズ | 独身 | 25歳~49歳 | 定職 東京 20代:400万円以上 30代:500万円以上 40代:600万円以上 地方 20代:300万円以上 30代:400万円以上 40代:500万円以上 | – |
とら婚 | 独身 | 20歳以上 | 定職または安定収入 | – |
ツヴァイ | 独身 | 20歳以上 | 定職 年収200万円以上 (推測) | – |
サンマリエ | 独身 | 20歳以上 | 定職 | – |
オーネット | 独身 (再婚OK) | – | 定職 年収200万円以上 (推測) | 日本在住 |
ゼクシィ縁結びエージェント | 独身 | 20歳~54歳 (推奨) | 安定収入 年収200万円以上 (推測) | – |
パートナーエージェント | 独身 | 20歳以上 | 安定収入 年収200万円以上 (推測) | – |
ムスベル | 独身 | 20歳以上 | – | – |
女性の入会条件
名称 | 独身 | 年齢 | 経済力 | その他 |
---|---|---|---|---|
IBJメンバーズ | 独身 | 20歳~39歳 | 定職 | – |
とら婚 | 独身 | 20歳以上 | – | – |
ツヴァイ | 独身 | 20歳以上 | – | – |
サンマリエ | 独身 | 20歳以上 | – | – |
オーネット | 独身(再婚OK) | 記載なし | – | 日本在住 |
ゼクシィ縁結びエージェント | 独身 | 20歳~54歳(推奨) | – | – |
パートナーエージェント | 独身 | 20歳以上 | – | – |
ムスベル | 独身 | 20歳以上 | – | – |
名称 | 独身 | 年齢 | 経済力 | その他 |
---|---|---|---|---|
IBJメンバーズ | 独身 | 20歳~39歳 | 定職 | – |
とら婚 | 独身 | 20歳以上 | – | – |
ツヴァイ | 独身 | 20歳以上 | – | – |
サンマリエ | 独身 | 20歳以上 | – | – |
オーネット | 独身 (再婚OK) | 記載なし | – | 日本在住 |
ゼクシィ縁結びエージェント | 独身 | 20歳~54歳 (推奨) | – | – |
パートナーエージェント | 独身 | 20歳以上 | – | – |
ムスベル | 独身 | 20歳以上 | – | – |
記載のない欄は触れられていないだけで、何か基準が存在する可能性があります。
IBJメンバーズ
- 独身
- 定職に就いている
- 25歳~49歳
- 年収条件あり(地域・年齢により異なる)
- 東京以外
- 20代:300万以上
- 30代:400万以上
- 40代:500万以上
- 東京
- 20代:400万以上
- 30代:500万以上
- 40代:600万以上
- 東京以外
- 独身
- 定職に就いている
- 20歳~39歳
出典:IBJメンバーズ
パッと見た印象は「なかなかのハイスぺ」。
男女とも定職に就いていることを条件とし、年齢も結構シビア。
年収に至っては、大手企業か役職についていないと中々もらえない金額だと思います。
ただ、入会条件にそぐわなかったとしても、IBJ加盟店を紹介されることもありますから、興味があれば話を聞いてみるのが良いです。
とら婚
- 独身
- 20歳以上
- 定職または安定収入がある
- 誠実な活動態度も求められる
- 独身
- 20歳以上
出典:とら婚
とら婚も他の相談所と同じ基準ですが
- ルールとマナーを守る
- アドバイスを聞く
- 誠実に活動する
このような条件も付け加えられています。
とら婚道場
また、とら婚よりも厳しいとら婚道場では
- 独身
- 20歳~60歳
- 定職または安定収入がある
- 年収
- 20代:400万円以上
- 30代:500万円以上
- 40代:600万円以上
- 独身
- 20歳~60歳
出典:とら婚道場
- アドバイスを守り行動に移せる
- 婚活を優先できる
- 日本に住居し、日本語の読み下記が可能
- 反社会的勢力ではないこと
- 債務超過、自己破産状態でない
とかなり詳しい条件を記載されています。
公表していないだけで、どこの相談所でも設けていると思いますが
ZWEI(ツヴァイ)
- 独身
- 20歳以上
- 定職に就いている
- 年収200万円以上が基準と推測
- 独身
- 20歳以上
出典:ツヴァイ
ツヴァイは必要最低限のことしか触れていない印象。
男性の年収については言及されておりませんが、会員データを見ると年収300万円未満は3.6%。
そのため、オーネットと同じく年収200万円がボーダーラインである可能性が高いです。
そもそも定職に就いていて年収200万円未満なんてほぼ無いですが…
サンマリエ
- 独身
- 20歳以上
- 定職に就いている
- 詳細条件はIBJに近い可能性
- 独身
- 20歳以上
出典:サンマリエ
こちらもツヴァイと同じ言い回し。
必要最低限のことしか触れていない印象で、会員データはIBJのデータ。
そのため詳しい条件(年収など)もIBJに準じたものである可能性が高いです。
オーネット
- 独身
- 日本在住
- 再婚OK
- 定職に就いている
- 年収200万円以上が基準と推測
- 独身
- 日本在住
- 再婚OK
出典:オーネット
オーネットは割と条件が緩めな印象。
Q&Aでは年収について触れられておりませんが、年収200万円未満の男性は居ないことから、年収200万円未満の男性は入会を断られる可能性が高いです。
ゼクシィ縁結びエージェント
- 独身
- 20歳~54歳(推奨)
- 安定した収入がある
- 年収200万円以上が基準と推測
- 独身
- 20歳~54歳(推奨)
ゼクシィ縁結びエージェントも必要最低限のことしか触れていない印象。
ただ、54歳程度までを推奨としており、それ以上の年齢になると成婚の可能性は低いと思われます。
また会員データを見ると、年収200万円以下の男性は1%のため、男性の年収は200万円以上がボーダーラインである可能性が高いです。
パートナーエージェント
- 独身
- 20歳以上
- 安定した収入がある
- 年収200万円以上が基準と推測
- 独身
- 20歳以上
出典:パートナーエージェント
ゼクシィ縁結びエージェントと同じ言い回しで、最低限のことしか触れていない印象。
年収について特に言及されていませんが、会員データを見ると男性の年収300万円未満は2.2%。
そのためオーネットやツヴァイと同じく、年収200万円以上がボーダーラインとなっている可能性はあります。
また、同社が運営しているブログ記事を見ると
年収が200万~300万円台であっても結婚相談所に登録をする分には問題ありません。
派遣社員や、契約社員の非正規雇用であっても定職に就いていれば入会できます。
と書かれていることから、年収は200万円以上。非正規雇用でも入会できる可能性が高いです。
ムスベル
- 独身
- 20歳以上
- 安定した収入がある可能性
- 独身
- 20歳以上
出典:ムスベル
ムスベルは他の相談所に比べると、入会条件に明確な数字を提示していません。
ですが、同社が運営しているブログ記事を見ると
安定した収入は必ずしも高収入な訳ではなく「生活ができるだけの収入」が毎月あることなので、誤解はしないでください。
と書かれていることから、安定した収入も条件にあると思われます。
ただ「生活ができだけの収入」で考えても、年収200万円はないと厳しいと思います
入会審査に落とされたらどうすればいいか
もし何らかの婚活サービスを利用したいと思うなら以下の方法を検討してください。
別の結婚相談所に行く
結婚相談所によって入会条件は異なります。
特にIBに加盟している相談所で入会拒否されたのなら、別の連盟に加盟している相談所を検討することをおすすめします。
複数の結婚相談所と会員を共有している団体。
結婚相談所は加盟料を支払うことで連盟に所属でき、連盟の会員を紹介することができる
IBJは入会条件が他より厳しいです
大手相談所を入会条件が厳しい順に並べると
このような印象で、連盟の方針でおおよその入会条件が定められます。
マッチングアプリをやる
マッチングアプリは身分証とお金さえあれば誰でも入会することが可能です。
その分、会員の質は低下し詐欺にあうリスクは増えますが、背に腹は代えられません。
会員数で言えば圧倒的にアプリの方が多く、料金は結婚相談所よりもはるかに安いですから、悪いことばかりではありません。
原因を解消する
解消できない問題もありますが
このような問題は解決できる可能性があります。
高望み
相手に求める条件は成婚率に直結します。
極端な話
- 女性:若くて美人で気立てが良い
- 男性:若くてお金持ちで尊敬できる
このように、絵にかいたような理想の人は100人に1人も居ないと思った方が良いです。
婚活サービスには出会いを求める沢山の異性がいますが、奇跡は基本的に起きません。
みんな自分の人生がかかっていますから、真剣に相手を吟味します
「1人くらい振り向いてくれる人は居るはず」などと希望的観測を持たない方が良いです。
人格
人格は潜在意識に関わるものなので簡単に変えられませんが…変えることができれば状況を改善できる可能性があります。
入会を拒否される人格というのは
- 自己中心的
- 誠実さがない
これらのため、相手に対して尊敬(リスペクト)する心が大事になってきます。
自己中心的な人・誠実さが無い人は以下のような言動が見受けられます。
- 自分の話が多い
- プライドが高い
- 自分が損することを徹底してやらない
- 自分の価値観を押し付ける
職業
男性ならまずは就職。
女性ならパートでもいいので働きに出ること。
無職(男性なら非正規雇用)は誰からも見向きされません。
婚活は定職に就いている人でも苦労することがあります。
その中からわざわざ無職の自分を選んでくれる人がどれくらいいるのか。
結果は火を見るよりも明らかです。
まとめ:結婚相談所も営利企業。理想と現実がある
ここまで結婚相談所の入会審査について解説しましたが、結婚相談所も企業であり、その主目的は利益を上げることが前提としてあります。
「お金に執着するのは卑しいこと」と思われがちですが、サービスを受けるにはお金がかかるのは当然のこと。
そのうえで結婚相談所選びをされると良いと思います。