結婚相談所には「入会バブル」という物が存在しますが
- 適当に言ってるだけでは?
- 自分にも入会バブルがあるのか
- 実際どれくらい起こるもの?
このような疑問を抱く方も多いと思います。
そこで当記事では
- 入会バブルが起きる確率
- 入会バブルが起きた時の注意点(デメリット)
- 入会バブルが起きなかったときの対策
これらを
- 結婚相談所を10か月で成婚退会
- 入会バブルが起きなかった
- 恋愛相談を500件以上回答(BA200件以上)
このような経歴を持つ筆者が解説します。
入会バブルが起きる確率
入会バブルはありますが、基本的にハイスペックの人にしか起こりません。
因みにわたしにはありませんでした。
それぞれ詳しく解説していきます。
100人以上の人から声がかかる確率
新参者というだけではバブルは起きません。
100人以上に申し込まれる人はかなり高い水準のスペックがあると予想されます。
具体的には、9割以上の異性が満足するスペックであること。
こちらの記事(結婚相手に求めるものランキング)で調べた基準を当てはめると
男性 | 容姿が良い 大卒以上 年収600万円以上 身長170㎝以上 |
---|---|
女性 | 容姿が良い 20代 体重50~55kg |
100人以上から声をかけられるには、このような条件が必ずと言っていい程含まれます。
結婚相談所の会員データや厚生労働省のデータなどから、これらに合致する人は
男性
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
容姿が良い | 20% | 体感(参考記事) |
大卒以上 | 89% | IBJ会員データより※ |
年収600万円以上 | 61% | IBJ会員データより※ |
身長170㎝以上 | 59% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
容姿が良い | 20% | 体感(参考記事) |
大卒以上 | 89% | IBJ会員データより※ |
年収600万円以上 | 61% | IBJ会員データより※ |
身長170㎝以上 | 59% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
全ての条件を満たす男性は6%。
女性
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
容姿が良い | 20% | 体感(参考記事) |
20代 | 18% | IBJ会員データより※ |
体重50~55kg | 33% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
容姿が良い | 20% | 体感(参考記事) |
20代 | 18% | IBJ会員データより※ |
体重50~55kg | 33% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
すべての条件を満たす女性は1.1%
つまり、IBJの新規入会者5602人(2024年10月)の内
- 女性は31人(2801人中)
- 男性は179人(2801人中)
これくらいの人が100人以上から声がかかる可能性があります。
ただし、自分の理想の人かはまた別の話
10人以上の人から声がかかる割合
10人以上の人から声をかけられる割合はもう少し基準を低く見ることができます。
体感、5割以上の異性が支持するスペックであれば達成できると思いますので、こちらの記事(結婚相手に求めるものランキング)で調べた基準を当てはめると
男性 | 普通以上の容姿 高卒以上 年収450万円以上 身長165㎝以上 |
---|---|
女性 | 普通以上の容姿 34歳以下 体重60kg以下 |
先ほどと同じように結婚相談所の会員データや厚生労働省のデータなどから、これらに合致する人は
男性
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
普通以上の容姿 | 70% | 体感(参考記事) |
高卒以上 | 95% | IBJ会員データより※ |
年収450万円以上 | 91% | IBJ会員データより※ |
身長165㎝以上 | 76% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
普通以上の容姿 | 70% | 体感(参考記事) |
高卒以上 | 95% | IBJ会員データより※ |
年収450万円以上 | 91% | IBJ会員データより※ |
身長165㎝以上 | 76% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
全ての条件を満たす男性は45.9%。
女性
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
普通以上の容姿 | 70% | 体感(参考記事) |
34歳以下 | 57.4% | IBJ会員データより※ |
体重60kg以下 | 61.5% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
項目 | 割合 | 根拠 |
---|---|---|
普通以上の容姿 | 70% | 体感(参考記事) |
34歳以下 | 57.4% | IBJ会員データより※ |
体重60kg以下 | 61.5% | 平成28年国民健康・栄養調査より |
※2023/12/31時点
すべての条件を満たす女性は24.7%
つまり、IBJの新規入会者5602人(2024年10月)の内、
- 男性は1286人(2801人中)
- 女性は692人(2801人中)
これくらいの人が10人以上から声がかかる可能性があります。
数人しか声がかからないスペック(筆者)
わたしの婚活当時のスペックは以下の通り。
- 写真の見た目は悪かった(自己評価)
- 専門卒
- 年収420万円
- 身長170㎝以上
これで月に1、2件くらい申し込みが来る。という状況でした。
入会バブルは「全て」の条件を満たす必要があります
入会バブルとは何か?
入会バブルとは新規入会した直後に、異性から申し込みが殺到する現象のことです。
具体的には
- 入会直後、異常に申し込みが殺到する
- しばらくすると急に申し込みが来なくなる
という一連の現象を表したワードです。
名前の由来
元ネタは1980年後半~1990年前半に起きた「バブル景気」「泡沫景気」から来ています。
実体経済から乖離して資産価格が一時的に大幅に高騰し、その後急速に資産価格の下落が起こる様子を、中身のない泡が膨れて弾ける様子に例えて「バブル」と呼ばれる。
(出典:ウイキペディア)
要するに、最初は過大評価される。ということ
結婚相談所では「入会バブル」はよくある現象のため、業界関係者も当たり前のように使っていますが、個人的には「古い」というイメージを抱いてしまいます。
明確な定義はない
入会バブルに明確な定義はなく、各自が持っている基準によります。
例えば
街を歩いているだけでナンパされる女性にとって、100人から申し込みされるのは「普通のこと」。
全くモテたことが無い人なら10人の女性からアプローチを受けただけで「モテ期が来た」と思う。
そのため、バブルが弾けて初めて「あれがバブルだったんだ」と実感する人も中には居ます。
なぜ入会バブルは起きるのか?
一言で言うと、新規入会者は申し込みの成功率が高いため。
その理由は以下の通り。
順番に解説していきます。
気になる異性が居ないため
新しく入会した会員は、まだ誰からもアプローチされていない状態。
そのため
- キープされる可能性が低い
- 100%時間を割いてくれる
- デートに誘ってもOKをもらいやすい
このように、申し込みの成功率が高いです。
ただし、ハイスペックな人なら1日、2日で申し込みが殺到するため、翌日にはキープされる恐れがあります。
自分のスペックに自信が無ければ、「ちょっといい人」くらいを狙う方が成功率は高いです。
質の良い会員の可能性が高い
例えるなら、パン屋やスーパーに並んだ商品。
人気の商品はすぐに売り切れてしまいますが、微妙なモノは売れ残って夕方に値引きをしたりしますよね?
恋愛も早い者勝ちの世界ですから、早くに手を付けないといい人はどんどん取られてしまいます。
何年も結婚相談所に在籍している人を見ると
- 内面に問題がありそう
- 理想が高そう
- やる気が無さそう
と悪いイメージを抱きがちです。
婚活疲れを起こしていない
これは婚活をしていて思ったことですが…
長期間、結婚相談所に在籍していると、メンタルが削れていきます。
- 申し込みをしても無言スルー
- プロフィール詐欺
- ドタキャン
- 自己中な態度
会社ではあり得ない対応や、ありとあらゆる不義理を目の当たりにして人間不信に陥ることも珍しくありません。
その結果
- 自分も塩対応になる
- 人を信用しなくなる
- 自分のことを第一に考える
このように、同じ考えに染まりがち。
何者にも染まっていない入りたての時期が最も素直で謙虚です。
入会バブルはいつまで続くのか
早いと2週間程度
その理由は、2週間も経てば、ある程度気になる人が絞られるため。
例えば1週間の間に100人から申し込みが来たとすると
- 数人良さそうな人がピックアップされる
- 実際にメッセージのやり取りが始まる
この時点で相手のリソース(空き時間)はいっぱいになっている可能性が高いです。
それ以降は、メッセージをしている人たちを上回るスペックでない限り相手にしてもらえませんから
- 申し込みをしても基本的に反応してもらえない
- 「もう遅い」と見切りをつける人が続出する
- その結果、申し込みが落ち着く(バブルが弾ける)
という構図が出来上がります。
長くても1か月程度
超絶人気のある会員の場合は2週間経ってもアプローチが減らないこともあります。
ただし、1か月経過すると次の新規入会者が入ってくるため、皆の意識はそちらに向き、見向きされなくなってきます
厳密には本来の評価に戻っただけ。ボーナスタイムが終わっただけ。ですが…
また、1か月も経てば2,3回デートをして、真剣交際の候補をある程度絞っている可能性も十分あるため「今更声をかけても遅い」と高嶺の花のように思われることもあります。
申し込みの回数も決まっていますから「明らかに勝算の無い戦いは挑まない」という人も一定数居ます。
入会バブルのデメリット
入会バブルは一見、良いことづくめに見えますが、デメリットもあります。
ここではそのデメリットについて解説していきます。
自意識過剰になる
入会バブルの欠点は「自分はこんなにモテる人間だったんだ」と誤認してしまうこと。
- 本来の評価はバブルが弾けないと分からない
- 人は自分を過大評価するもの
このようなことから「自分はモテる」と勘違いをして、上から目線になったり、もっといい人を探そうとしてバブルが弾ける。
ということは往々にしてあります。
例えば
- 過去の栄光にしがみつく上司
- 30代、40代になっても学歴を自慢する
- 過去に何十人の異性から告白された
輝かしい実績は自信を与えてくれますが、時に人を高慢にさせます。
過去のことは過去のことと割り切り、今に目を向けましょう。
理想が高くなる
異性からの申し込みが殺到すると
- 「もっといい人がいるかもしれない」
- 「まだまだ上を望めるかもしれない」
このようにどんどん欲が出てきます。
これはお金持ちあるあるだそうですが…
その結果
- バブルが弾ける
- 理想だけが高くなる
- 中々相手が見つからなくなる
そして、結果的に婚期を逃してしまう。という悪循環に陥る可能性があります。
基本的に、入会した時以上に申し込みが殺到することはありません。
その理由は今が一番若い時だから。
年齢を重ねるごとに理想を落とすのが婚活では重要な考え方です。
時間が足りなくなる
申し込みが殺到するとプロフィールを見て返事する。という工程だけでも何時間もかかってしまいます。
そして次第に(自分にとって)重要な項目しか見なくなり、写真・年収・年齢 といったスペックの部分しか見てくれなくなります。
そうなると、いくらプロフィールを作りこんでも門前払い
相手も早く結婚したいと思っているため、待ってはくれません。
良さそうな人は沢山いるのに時間が無いから対応できない。
その結果、苦渋の選択を強いられることになります。
入会バブルが起きなかった時の対処法
入会直後に異性から全く申し込みが無い場合、何か原因があることは明らかです。
とにかく何かを変えることを意識してください。
よくある躓(つまづき)ポイントは
この5点。
以下、順番に解説します。
現状維持は衰退していくだけです
写真を見直す
男女に共通して言えることは見た目。
女性の見た目が大事なのはわかると思いますが、男性も見た目の影響は大きく受けます。
わたしは写真を撮り直しただけで申し込み件数が5.4倍に跳ね上がりました
見た目はマッチングの成功率に大きく影響するところですから、お金をかける価値は十分あります。
ポイントは疑われないギリギリのラインを攻めること。
その良い塩梅を知っているのがプロ(写真館)です。
お金をケチって自分で写真加工をすると、不自然さが目立ちますからおすすめしません。
写真検索で周りと比べると一瞬で見抜かれます
自己PRを見直す
とにかく失点が無いプロフィール作成を心がけてください。
スペックは簡単に変えることができないため「文章では負けない」くらいの気概を持たないと勝てる要素がありません。
大前提として
- 時間をかけてじっくり考える
- 経験が無いならアドバイザーや経験者に聞く
これらは必須レベル。
コミュニケーションは自分でやるしかありませんが、文章は他人の力を借りれます。
とにかく手を抜かず、100点満点の物を書き上げてください。
話しかける言葉を見直す
異性に話しかける時の言葉遣いも気にしてみてください。
- きちんと挨拶しているか
- ちゃんと名乗っているか
- 相手のプロフィールに関わる話題をしているか
- 会話のキッカケを与えているか
【例文】
はじめまして。○○と申します。
猫可愛いですよね。
わたしも猫を飼っていたので懐かしいと思いました。
宜しければ、もっとお話しを聞かせてください。
よろしくお願い致します。
このように「初めまして」「お願いします」と誘うだけでなく、一言コメントを添える方が
- 定型文っぽさが無くなる
- ちゃんと見ていることをアピールできる
- 信用度が上がる
と誠実な印象を与えることができます。
相手に求める条件を見直す
結婚相談所では出会いを求める異性が沢山います。
そのため「せっかく高いお金を出したんだから」という心理が働き、自分よりハイスペックの人を求めがち。
自分では普通と思っていても、それが普通でないことは往々にしてあります。
例えば「30代男性の年収の平均は450万円だから500万円を条件にする」といった場合。
平均が450万円ということは
- 半分以上は450万円以上の人が居る
- 少しくらい高くしても大丈夫だろう
と思いがちですが、実際には
- 大富豪が平均値を引き上げている
- 平均値450万円はすでに上位陣
基準を知りたいなら平均値ではなく中央値を見るべきです。(出典:duda)
他にも見直したほうが良い条件は
- 学歴(高学歴=良い人とは限らない)
- 長男(7割は長男)
- 年齢(若くても必ず妊娠するとは限らない)
- 身長(170㎝以上はやや高望み)
- 容姿、体型(劣化する)
見つかるのは「いい人」ではなく「自分に近い人」です。
致命的な欠点を無くす
例えば
- 病気は治療する
- タバコは止める(電子タバコでも印象は同じ)
- 就職する(無職は男女ともに不人気)
- 一人暮らしをする
- 標準体重を維持する
- ギャンブル、浪費癖を無くす
これらはフラれる可能性が非常に高い要因です。
欠点を無くすのは簡単なことではありませんが、不可能ではありません。
(身長や年齢と違って努力次第で何とかすることはできます)
そのため、可能な限り欠点は改善する方が良いです。
まとめ:バブルが無くても成婚できる
入会バブルは一過性のものですから、一喜一憂しないことが大事です。
- バブルが起きても浮かれないこと
- バブルが起きなくても諦めないこと
わたしは入会バブルは起きませんでしたが、そこから写真を撮り直して巻き返しを図りました。
諦めずに、次の施策を打ち続けていればいずれ正解にたどり着けます。