【例文あり】お見合いで盛り上がる話題を成婚者が解説

【例文あり】お見合いで盛り上がる話題を成婚者が解説
  • お見合いの会話が盛り上がらない
  • 「初めまして」以降に何を言えば良いか分からない
  • 自分では喋っているつもりなのに「興味なさそう」と言われた

お見合いの会話は、あなたの印象を決める大事なものです。お互いの距離感や雰囲気に合った話をしなければ、「価値観が合わない」「興味なさそう」と思われて、交際をお断りされてしまいます。

わたしは喋るのが苦手で、婚活を始めたばかりの頃は相手に興味を持つことができませんでした。気まずい沈黙も何度か味わいましたが、そんなわたしも今では1児の父となっています。

この記事ではお見合いの時に話すと良い話題や、好印象を与えるための方法など。結婚相談所を10か月で成婚退会した筆者が解説します。この記事の内容を実践すれば、相手から好感を得ることができ、交際OKをもらいやすくなります。

お見合いの話題で大切なことは、相手が興味を持ちそうな話題を提供すること。自分の話題は、相手の話を引き出す呼び水として使うのが良いです。

目次

お見合いで「話題が続かない」と悩む原因

お見合いで「話題が続かない」と悩む原因

お見合いで話題が続かない原因は、意識の向き方が原因になっていることが多いです。

例えば、「好意を得たい」という考えは、相手のことを考えているように見えます。ですが、実際には「自分がモテたい」という、自分寄りの思考になってしまうこともあります。

ここでは相手のことを考えているように見えて、実は無意識に自分の考えが強くなっている事柄について解説します。

相手への関心が薄く、良い質問や話題が浮かばない

相手への関心が薄いと質問や話題は浮かびません。人が最も興味・関心を持つのは自分のこと。脳は自分にとって興味関心のあることを無意識で取捨選択しています。

  • 歯が痛くなったら歯医者の看板が目に付くようになる
  • 車を買ったら同じ車種の車を見かけるようになる
  • 子どもが産まれたら街でベビーカーを押している人を見かけるようになる

これらは全て、自分にとって関心のある話題になったために目に付くようになったもの。実は以前から目に入っていたけれど、脳が「関係ない情報」と判断したため、記憶されていなかっただけです。

お見合いも同じで、相手のことを自分事として見ていれば、質問は自ずと出てくるものです。

自分が興味ある話題ばかりを一方的に話してしまう

自分が興味を持っている話題が、相手に刺さる話題とは限りません

  • 「KPIが~」「リード獲得が~」など、仕事の話を止まらず続けてしまう
  • 昔の栄光や武勇伝を、「この試合で俺が~」「リーダーとして~」と長々続ける
  • アルバムを延々スクロールしながら、1枚1枚に細かいエピソードを語ってしまう

自分の話が長引くと、「他人に合わせる気が無い」「話の通じない人」と思われてしまいます。
お見合いは人柄を確認する場であり、アピールよりも同調(歩調を合わせる)のほうが大事です。

  • 自分から話すのは良い
  • ただし喋る量は相手と同等以下にする
  • 相手の反応が薄い時はすぐに話題を切り替える

上記を守っていれば、大きく印象を損なうことは少なくなります。

ネガティブな話題を選んでしまう

見合いの場でネガティブな話題を選ぶということは、「相手がどう思うか」に気付けていないポイントでもあります。ネガティブな話題は、聞いている方もネガティブな気分にさせます

  • 職場や上司の愚痴
  • 前の恋人や婚活の失敗談
  • コンプレックスや自虐ネタ
  • お金の不安や貯金の少なさ
  • 健康不安や身体の不調
  • 社会や政治の不満
  • 将来への悲観的な予想

気持ちに余裕がないと、次のような発言をしがちです。

  • 「何で怒ってるの?」
  • 「泣いても状況は変わらないよ」
  • 「そんなことで喜べるの、逆にすごいね」

これらは相手にとって、「火に油を注いでいる」ように見えることがあります

YesNoの二択で答えられる質問ばかりする

「何を話そうか」ということばかりに気を取られていて、深掘りが無いパターン。相手のことを深く理解していないとやりがちです。

  • 料理ってしますか?
  • お酒は飲みますか?
  • 旅行は好きですか?

深掘りしているつもりでも、2択で答えられる質問はすぐに会話が終わります。YesNoで答えると逆に不自然な聞き方に変換しましょう。

二択で答えられる質問二択で答えられない質問
毎週やっている感じですか?

その資格、取るの大変でした?

仕事が忙しいのって今だけなんですか?
どんなペースで楽しんでるんですか?

資格を取るまでの過程って、どんな感じだったんですか?

お仕事って、時期によって忙しさに波があるんですか?
二択で答えられる質問二択で答えられない質問
毎週やっている感じですか?

その資格、取るの大変でした?

仕事が忙しいのって今だけなんですか?
どんなペースで楽しんでるんですか?

資格を取るまでの過程って、どんな感じだったんですか?

お仕事って、時期によって忙しさに波があるんですか?

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お見合いを成功に導く!盛り上がる話題選びと会話のコツ

お見合いを成功に導く!盛り上がる話題選びと会話のコツ

お見合いを成功に導く会話のコツは、「相手の目線で考えること」です。

「面倒」「恥ずかしい」「興味がない」などは、全て意識が自分に向いている証拠。それらのことは一旦端に置いておき、「どんなことをされたら相手が喜ぶか」を最優先にすると、人から好かれる人になります

ここでは、人から好かれるための具体的な方法について解説します。

最初の挨拶で好印象を与え、話題につなげる

初めて人と会う時は、出会って数秒で第一印象が形成される、と言われています。対面する瞬間は特に言動に気を付けましょう。

STEP
姿勢を正して温和な表情を作る

初めて会う時のポイントは次の通りです。

  • 顎を少し引いて背筋を伸ばす
  • 会った瞬間に笑顔になる
  • 声は半音上げる

外で会う場合は、待っている間も姿勢を正すのがポイントです。

もしあなたが待ち合わせ場所に先に到着した場合、相手は遠くからあなたを見ることになります。そんな時に、猫背で、頬づえをつきながら、スマホをいじっている姿なんて見られたら、印象は最悪です。

お見合いで待つ男性

家を出た時点で「見られている」という意識を持ちましょう

STEP
初めの挨拶は「短く・明るく・相手に絡める」

単に挨拶をするだけでは機械的・事務的で、「私に興味がないのかな…」と思われてしまいます。「明るく・相手に絡める」発言をして、「感情的で・温かみのある」印象を与えましょう。

  • 「はじめまして、○○と申します。今日はお会いできて『嬉しい』です」
  • 「はじめまして、○○と申します。今日は会えるのを『楽しみ』にしてました」

※『』が感情部分

STEP
席に着く前に軽い共通話題を入れる

移動中や店内で待っている間に、軽く共通の話題を入れましょう。お見合いで鉄板の話題は「場所・天気・移動」です。

移動の話題

自分「無事お越しになれました?このあたり、少し道が分かりにくくて」
相手「ちょっとだけ迷いましたけど、無事着きました」
自分「そうだったんですね、来ていただいてありがとうございます」
自分「普段はどのあたりに行かれることが多いんですか?」

天気の話題

自分「外、思ったより暖かいですね。服装迷いませんでした?」
相手「はい、少し迷いました。朝は寒かったので悩みました。」
自分「わかります。朝と昼で気温差がありますよね」
自分「今日のその服装すごく素敵ですね。普段はどんな格好が多いんですか?」

場所の話題

自分「ここ(ホテルやカフェ)、初めて来られましたか?」
相手「はい、初めてです。慣れない場所なのでちょっと緊張してます」
自分「わかります。わたしも初めて来たときは入口が分からず右往左往してました」
自分「普段、お一人でカフェに行ったりされますか?」

わたしも移動の話題(迷いませんでしたか?)はよく使っていました。

女性からよく行くお店の話題を聞いておくと、ネタの引き出しが増えて、別の女性とお見合いをする時につかえたりします。

相手のプロフィールから話題のヒントを見つける

相手のプロフィールに絡めた話題をすると、「ちゃんとプロフィールを見てくれている人」と好感に繋がります

例えば以下の通り。

「○○さん(相手の名前)は読書がお好きなんですね。最近何か夢中になった本はありますか?」

共感や肯定(○○なんですね)と質問(夢中になった本はありますか?)をセットにすることで心理的ハードルを下げる。「何を言っても否定されない」と思われると、相手も話しやすくなる。

「旅行がお好きとのことですが、今までで一番印象に残っている場所はどこですか?ちなみに私は○○(自分の行った場所)がとても良かったです」

自己開示(ちなみにわたしは~)を軽く添えることで、一方的な尋問にならずキャッチボールが続く。

「○○さんのお仕事は少し専門的で格好いいなと感じました。どんなきっかけでその道に進まれたんですか?」

ポジティブな姿勢を示す(格好いい)ことで、相手への関心が高いことを示し本気度が伝わる。

人が最も興味を持つのは自分の話題です。お見合い前には必ず相手のプロフィールをチェックして、話題のヒントを探りましょう。

わたしも相手の出身校を見て、「近くに行ったことがないか」など考えていました

共通点を見つけて話題を広げる

共通点が見つかると一気に距離が縮まります。特にマイナーなネタや、少数派とされる意見が一致した時、関係は一気に加速します。

  • 「え、私も小学校の頃、○○線沿いに住んでいました!あの辺の雰囲気って独特ですよね。」
  • 「私もパクチーは絶対に入れたい派です!」
    「そうなんですね!私も大好きで、まさかお見合いで同じ意見の方に会えるとは!」
  • 「え、○○(特定のマイナーな漫画やゲーム)をご存知なんですね!周りに語れる人がいなくて…!」
    「同志ですね!」

このような共通点を会話の中で探っていくのが基本的な戦略です。そのためにも、最初の会話はあっさり目に。特に自分語りは控えて、相手に多くの情報を語らせるのがコツです。

ただし、一問一答になると「興味を持っていないのでは?」と思われる恐れがあります。共感や同調を示しつつ、相手に語らせるのが理想です。

ポジティブな話題を選ぶ

ポジティブな話題は相手を気持ちよくさせたり、前向きな気持ちにさせることができます

例えば次の2人がいる場合、どちらと付き合いたいと思うでしょうか?

Aさん「今の仕事はチームで何かを達成できた時に、大きなやりがいを感じます」
Bさん「今の仕事は本当に残業が多くて大変で…正直辞めたいと思っています」

Aさん「これまでの経験から、お互いの時間を大切にすることが重要だと学びました」
Bさん「前の人は本当にだらしなくて、私のことより趣味ばかりでした」

Aさん「昔、大きなプレゼンで失敗した経験があるのですが、そこから準備の重要性を学びました」
Bさん「私、本当に不器用で、何をやってもダメなんです」

一緒にいて楽しくない人とは、「交際したい」と思いません。

ここで言う「楽しい」とは「相手を前向きな気持ちにさせる」という意味です。「楽しい=ユーモア」と捉えていると、相手を弄ったり、コンプレックスに触れることを言って、相手に不快感を与えます。

1つの話題を深掘りする質問力を意識する

質問力を上げるためのヒントは子供のような心を持つことにあります。

子供と大人の違いは「好奇心」と「素直さ」。子供は知らないことがあると素直に「あれ何?」「なんで?」と聞いてきます。ですが、大人になるにつれて知識がつき、プライドが生まれると人に聞くことに抵抗感が生まれます。

  • 何でも人に聞くな
  • 少しは自分で考えろ
  • 無知は恥

このような、ある種のすり込みを受け、「聞くことは恥ずかしいこと」と思う人も少なくありません。ですが、素直さがあると色んな人から可愛がってもらえるようになります

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お見合いで好印象を与えるおすすめの話題

お見合いで好印象を与えるおすすめの話題

お見合いで好印象を与えるためのポイントは「深掘り」と「距離感」の2点。深掘りの質問は、「あなたに興味を持っています」というアピールに繋がります。しかし、家族や恋愛の話を初対面でしてしまうと「距離が近すぎる」と思われてしまいます。

本気度を知ってもらうため深い質問をすると同時に、込み入った話にならない適度な距離感を意識することが大切なのです。ここではどのような話題が「深く」「適切な距離感」のある話題なのか、順を追って解説していきます。

趣味や休日の過ごし方

趣味や休日の過ごし方はお見合いでは鉄板の話題です。必ずと言っていいほど聞かれるため、初対面でも積極的に聞いていきましょう。

  1. 「休日はどんなことをされているのですか?」
  2. 「どれくらいの頻度でされているのですか?」
  3. 「どうしてその趣味に興味を持ったのですか?」

単に事実確認(1と2)だけでなく、興味を持った経緯(3)まで聞くと、相手の内面を詳しく知ることができます。

個人的には「趣味は何ですか?」と聞くよりも「休日は何をされていますか?」と聞く方が良いと思っています。
理由は潰しがききやすいため。

  • 趣味と言えるほどのものはない
  • 休日でゴロゴロするのは趣味とは言えない
  • 友達とお喋りするのも趣味とは言えない

このように「趣味」という言葉は回答の幅を狭めます

仕事のやりがいや面白さ

仕事の話題もお見合いでは必ず聞かれる話題です。積極的に聞いていきましょう。

  • 「お仕事は何をされているのですか?」
  • 「どこにやりがい(面白さ)を感じていますか?」
  • 「どうしてその仕事を選んだんですか?」

単に事実確認(1)だけでなく、やりがいや選んだ理由(2や3)まで聞くと、相手の内面が詳しく知ることができます。

ただ、矢継ぎ早に聞くと「面接のような尋問感」を与えます。自分の話も織り交ぜ(キャッチボールをしながら)、「ほぐれてきたかな?」と思うタイミングで次の質問に移ってください。

好きな食べ物や行ってみたい場所

好きな食べ物や行ってみたい場所に関する話題も鉄板ですが、どちらも扱いには注意が必要です。

  • 男性と女性で食の好みは違う
  • インドアな人は外の世界に関心が薄い傾向にある

趣味が「旅行」「食べ歩き」「BBQ」など、アウトドアや食に関することが書かれていないなら、触れない方が無難です。

好きな食べ物の話題は相手に合わせる

好きな食べ物は広がりにくい話題で、あまり聞かれることもありません。男性は「ガッツリ」「油もの」、女性は「彩り」「ヘルシー」を好む傾向にあり、共通点が生まれにくいためです。ただし、デート場所の参考にしたり、異性の食に精通しているなら聞くのもアリです。

男性が好む食べ物女性が好む食べ物
寿司
焼肉
ラーメン
カレー
唐揚げ
寿司
パスタ
パン(専門店)
和食
スイーツ
  1. 「好きな食べ物は何ですか?」
  2. 「最近食べたもので美味しかったものは何ですか?」
  3. 「おすすめのお店ってありますか?」

最近食べた中で美味しかったものや、おすすめのお店まで聞けると良いです。自炊派の人や、インドアな人には通用しにくい話題なので、相手のプロフィールをよく確認しましょう。

お見合いでは相手にとって興味のある話題を提供することが大切です。

行ってみたい場所は自己開示した後で聞く

行ってみたい場所は誰でも通じる話題ですが、いきなり言われてもどう答えればいいか分かりません。そこでおすすめなのは、まず自分から回答すること。回答例を見せることで、「この程度の情報で良いよ」「これくらいの粒度で良いよ」という指標が分かり、ハードルが下がります。

「私は、食いしん坊なので、北海道に美味しい海鮮を食べに行く旅に惹かれます!○○さんは、食を目的に旅をするなら、どこに行ってみたいですか?」

「○○さんのプロフィールに『アウトドア』とありましたが、私も自然が好きで、次は○○山の登山に挑戦したいんです。○○さんが今、行きたい場所はありますか?」

相手の回答には基本的に同調すること。共感を示したりポジティブな返答をして下さい。

  • 「いいですね!」
  • 「そんなところもあるんですね」
  • (相手が返答に困っている場合)「すみません!急に聞かれても困りますよね」と言って話題を変える

相手の意見をいったん受け入れて(同調して)から「なぜそこに行ってみたいと思うのですか?」と理由を聞くと良いです。

最近ハマっていること(ドラマ・音楽など)

エンタメに興味がある人は、「最近ハマっていることは?」と聞くと何かしらの反応をくれます。すでにプロフィールに書かれていることもあるため、まずはプロフィールを事前にチェックしておいてください。

もしプロフィールに書かれているなら以下のように聞くのが良いです。

「プロフィールでは○○にハマっていると書かれていましたが、どんな所が魅力ですか?」

他の話題と同様に、好きな理由や好きになった経緯を聞くと、相手の内面がより分かります。

  • 「どんなところが好き(魅力的)なんですか?」
  • 「いつ頃からハマってるんですか?」
  • 「何がきっかけで知ったのですか?」

深掘りの質問は相手の内面を知るのと同時に、「興味を持ってくれている」と思わせる効果があります。

子供の頃や学生時代の思い出

昔の思い出は初対面でも話しやすい話題です。ただし、昔の記憶は思い出すのに時間がかかることもあるため、自己開示をしてヒントを与えるのが良いです。

「私たちの時代は、○○(具体的なゲームや流行りの物)が大流行していて、みんなで夢中になっていましたね。○○さんの学生時代に流行していたもので、特に思い出深いものはありますか?」

「私、兄弟がいるんですが、リモコンの取り合いで毎日激しい争いをしていました。今思うとくだらないですが(笑)。○○さんはご兄弟はいらっしゃいますか?どんな『あるある』がありましたか?」

どんな価値観を知りたいのかによって切り口を変えると、より理解が深まります。

知りたいこと質問内容
金銭感覚が知りたいお小遣いの使い道の話
家族の仲良さが知りたい兄弟の話
相手の普通が知りたい親からどのようにしつけられたか
知りたいこと質問内容
金銭感覚が知りたいお小遣いの使い道の話
家族の仲良さが知りたい兄弟の話
相手の普通が知りたい親からどのようにしつけられたか

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お見合いの雰囲気を壊すNG話題リスト

お見合いの雰囲気を壊すNG話題リスト

お見合いでは、「相手の身になって考えていない」話題はお断りされてしまいます。ここでは、どのような話題が「相手の身になっていない」話題なのかを解説します。

過去の恋愛や婚活状況

お見合いでは過去の恋愛話や婚活状況の話は避けた方が良いです。理由はネガティブな話題になりがちなため。

  • 過去の恋愛話は最終的に別れ話(ネガティブな話題)に繋がる
  • 婚活状況が順調とは限らない
  • 恋愛経験がない、というコンプレックスに触れる恐れもある

テストで悪い点を取ったら隠したくなるもの。友達や家族にでさえ言い辛い話題を、見ず知らずの他人に言うにはなかなかハードルの高いことです。

リクリートブライダル総研の調査によると「婚活していることを堂々と言える」と答えた割合は約28%。婚活の話題は、一般的に人に言い辛い話題です。

年収や貯金

お金の話は、結婚を前提としたお付き合いになって、初めて出てくる話題です。お見合いという初対面の場面で、お金のことについて聞くのは「相手よりお金の方が気になっている」とも取れます。

確かに、一緒に暮らす上でお金は大事です。愛だけで生活することはできません。ですが、人の心(信用)は時間の積み重ねで築かれます。お見合いの数時間の会話で、腹を割って話せるような関係にはなりません。

お金の話は長い交際期間を経て、もうお互いのことを十分知り尽くした後でようやく出てくる話題です。

わたしも数人の女性とお見合いをしたことがありますが、お金について聞かれたことは一度もありません。

繊細な話題(政治・宗教など)

日本では政治や宗教の話題はタブーとされていますが、お見合いでも同じです。

理由は思想が強く出やすいため。政治や宗教は、価値観や信念に直結する話題で、非常にデリケートなものです。時には感情的な衝突になることもあり、事件に発展することもあります。望まない勧誘行為も昔から根強くあり、「関わりたくない」と思われることが多いです。

過去にとったアンケート(理想の条件)では、「無宗教」と答えた方が圧倒的に多かったです。

ネガティブな話題(悪口など)

ネガティブな話題は、相手を不快な気分にさせてしまいます

  • さっきのお店の店員、水の出し方が雑すぎましたよね
  • 実は昨日もお見合いだったんですけど、話が全然面白くなくて
  • うちの上司、本当に無能で。決断力がないから全部仕事が遅れるんです

悪口を聞かされる方は、「純粋に楽しめない」「フォローを入れなければいけない」で、精神的な負担が大きいです。「わたしの居ないところではわたしの悪口を言っているかも…」と思われてしまうかもしれません。

正直に思ったことを伝えるのは良いことですが、「相手がどう思うか」にも配慮しなければ、お見合いはうまくいきません。

自慢話

自慢話は意識が自分に向いている表れでもあります。

人が最も興味のある話題は自分の話。自分にとってはとても関心の高い話題も、相手にとっては「興味のない話題」となります。

  • え!?知らないんですか?(わたしの努めている会社は上場企業なのに)
  • 最近車を買ったんですよ(と言って新車の画像を見せてくる)
  • 正直、年収は同世代ではトップクラスで。だから専業主婦でも大丈夫ですよ

意識が自分に向いていると喋ることに集中し、相手が置き去りになってしまいます。その結果、実は盛り上がっていたのは自分だけだった、となりやすいです。

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お見合いの話題は「相手への関心」を示すことが大切

お見合いの話題は「相手への関心」を示すことが大切

お見合いの話題は「相手が関心を持つ話題」にすることです。相手が関心を持つ話題か分からない場合は、「プロフィールに書かれている情報」や「相手が質問した話」を選ぶと良いです。

  • 相手に語らせる(自分が最も興味を持つのは自分の話題)
  • 相手を気持ちよくさせる(ポジティブ・相手の興味のある話題)
  • 自分の話は相手の話を引き出す呼び水として使う(しゃべり過ぎない)

以上の点を押えておけば、お見合いの会話が原因で振られることはそうそうありません。

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この記事を書いた人

✔ 32歳まで恋愛経験無し
✔ 結婚相談所を10か月で成婚退会
✔ 恋愛相談に800件以上回答(BA300件以上)
✔ WWS認定ライター
✔ SEO検定2級 所持
✔ JLC認定恋愛アドバイザー3級

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