婚活に同棲は必要か?同性の注意点を成婚退会した筆者が解説

婚活に同棲は必要か?同性の注意点を成婚退会した筆者が解説

結婚を前提としたお付き合いをしているけど、

  • 結婚をしたら態度が変わるんじゃないか
  • 日常生活の価値観が知りたい
  • 一緒に暮らしたほうがお金が貯まる
  • もっと一緒に居たい

このような悩みから同棲を考える人もいるのではないでしょうか。

ですが、同棲は一人だけで決めれるものではありませんし、ネガティブな意見も聞くことが多いと思います。

そこで、この記事では

  • 同棲したほうがいいか
  • 同性のメリット・デメリット
  • 同棲する時の注意点

これらを

  • 結婚相談所を10か月で成婚退会
  • 同棲賛成派
  • 妻に同棲を提案したが結局同棲せずに結婚

このような経験のある筆者が解説します。

結論:リスクを抑えるなら同棲する方が良い。ポイントは信頼関係

目次

そもそも同棲したほうがいいのか

そもそも同棲は必要か?

これはケースバイケースで一概には言えません。

ですが、個人的には「したほうが良い」と考えます。

以下では同棲について世間の考えを解説します。

慎重になるのも当然

わたしが当時同棲を考えていた理由は展開が早すぎたため。

結婚相談所の婚活では、条件が合うとトントン拍子に話が進みますが

  • 1日や2日のデートだけでは内面は分からない
  • おしゃれをしていない姿の方が過ごす時間が長い
  • 家事や育児能力はデートでは分からない
  • 離婚歴はフラれた履歴よりも重い
  • 離婚は両親や相手の親族にも迷惑がかかる

なので、同棲して裏の顔を確かめたいのも十分わかる話です。

これから一生涯、同じ屋根の下で暮らすのだから慎重にもなります

中には料理を他人に作ってもらっていたり、借金を隠したりして、結婚まで凌ぐ猛者も居る程です。

女性には不利な要素が多い

同棲を望む声は男性の方が多いです。

その理由は

  • 結婚後に別れようとすると財産分与が発生する
  • 子供が居る場合、親権は母親の方が強い
  • 離婚歴を付けたくない

このように結婚すると色んなリスクが発生し別れにくくなるため。

一方、女性が同棲を望まない理由は、同棲して上手く行かなかった場合

  • 体の関係だけ求められて捨てられる
  • 仕事を辞める
  • 住む場所を失う
  • 時間の無駄になる(婚期を逃す)

このような事態に陥る可能性があるため、男性よりも反対する声が多いです。

結局はお互い「自分の身」が一番ということ

親世代の人は反対派が圧倒的

理由は

  • 昔はモラルが低かった
  • 「捨てられた」という女性の話を沢山聞いている
  • 自分たちはそんな甘い考えで生きていなかった
  • 娘が傷つけられて捨てられる
  • 相手を妊娠させたら責任が発生する
  • 許すと相手の家から「そんな家か」と思われる

総じて言えることは

  • 義を重んじる心
  • 「どうせズルズル結婚を先延ばしにする」
  • 「人の意思はそんなに強くない」

このような人間の本質を今までの人生の中で体験しているため、否定的な意見が多いです。

もしかすると両親自身が苦い思いを経験しているのかもしれません

昔は男尊女卑が当たり前の時代。

DVまがいのことをしている家庭なんて珍しくなかったですし(我が家でもありました)、耐え忍ぶことが美徳とされている時代でしたから、ワンクッションおいてリスク回避しようとする姿を

  • 「意気地が無い」
  • 「覚悟が無い」
  • 「甘え」

と思ってしまうのでしょう。

退職代行や無痛分娩などにも通ずる話ですね…

そのような時代背景も相まって「同棲=悪」というイメージが定着しています。

統計的には同棲をした方が満足度が低い

論文を調べてみると「同棲をすることが必ずしも結婚満足度を上げるとは限らない」ということが示唆されています。

アメリカの研究でも「同棲をしたカップルの方が離婚率は高い」というデータが上がっていましたが、その理由を調べると

  • 相手との相性が悪い場合に結婚を避けられる
  • 反面、惰性で結婚してしまうことがある

このように推測されていました。

特に女性の方が家庭内の人間関係に敏感であるため影響がより顕著に現れる。とのこと

ですが、交際期間が長いほど、結婚後の満足度が高い傾向があります。

このことから

  • 長く付き合っているほど結婚後の満足度は高い
  • 同棲経験をすると結婚満足度が上がることもあれば下がることもある

という、ある種当然のことが裏付けされています。

そのため、同棲は「人による」「ケースバイケース」

同棲のメリット・デメリット

同棲のメリット・デメリット

ここでは同棲のメリット・デメリットについて解説します。

メリット

離婚歴よりも傷が浅く済む

同棲の最大のメリット。

万が一、価値観が合わず「別れたい」と思ったときに、口頭で簡単に別れることができるのが同棲の魅力です。

恋人と別れた、という話は珍しくありませんが、離婚したとなると

  • 「訳ありなのかな?」
  • 「よっぽどのことがあるに違いない」

と重く捉えられることがあります。

また、離婚歴は戸籍に残るため隠すこともできません。

お互いの価値観・本性がより分かる

人の本性は

  • 口よりも行動
  • 余裕が無い時
  • 安心している時
  • 身内と接している時

このような時に垣間見えます。

(参考:相手の内面や本性を見抜く方法

同棲をすると

  • 家事能力がある程度わかる
  • 本性を覗けるシーンに遭遇しやすい
  • リラックスして本性をさらけ出す

このような状況が増えるため、お付き合いをするより相手の本性が分かりやすいです。

経済的に楽になる

一般的に、お互いが一人暮らしするよりも同居する方が生活費が安くなります。

財務省統計局によると、毎月の支出額は

人数毎月の支出
単身者16万7620円
2人以上世帯
(平均2.9人)
10万1378円
(1人あたり)

このようになり、一緒に生活した方が結婚資金・生活資金を貯めやすいということが分かります。

家賃はキッチンや風呂・トイレなどが共有になるため、お互いが一人暮らしするより安くなりますし、料理を作る手間は一人の時とさして変わりません。

お互いの目があるため無駄遣いをしなくなる。という心理的な効果もあります

一緒に過ごせる時間が増える

日常生活を共に過ごすため、お互い顔を合わせる機会が増えます。

遠距離恋愛をしていたり、恋人と長い時間一緒に居たい。

という人にとってはこれ以上のメリットはないと思います。

また、一緒にいることで

  • 防犯対策になる
  • 孤独感を感じにくい
  • 帰宅時、電気がついている事に幸福感を覚える
  • 風邪をひいても看病してくれる

このように、存在自体がメリットに感じます。

将来の結婚生活を体験できる

実際に結婚生活を始めると様々な課題が見えてきます。

  • 家事は誰がやるのか
  • 料理の味の好み
  • 食材の管理
  • 洗濯をするときのルール
  • インテリアの配置
  • 私物の扱いについて
  • お金の管理

同棲する前には思いもつかなかった点を事前に知れることは、豊かな結婚生活を送る上でとても重要なことです。

気に入らない点があれば改善を促し、改善の兆しが見られなければ別れる選択を取る。

このような事も同棲中にしかできないメリットです。

デメリット

同棲に慣れて結婚に踏み込めなくなる

初めは刺激的だったら恋愛も、慣れるとダレていくもの。

同棲生活に慣れると目新しさが無くなり「このままでいいや」と思ってしまう男性が多いです。

最悪、刺激を求めて浮気に走るケースも

こうなってしまうと、結婚の約束を取り付けるのは至難。

女性の場合は性行為は結婚するまでしない方が無難です。

簡単に別れにくくなる

論文によると「同棲をすると惰性で結婚してしまう」とあるように、長く一緒に暮らしていると、なかなかNoを言い辛くなります。

その理由は

  • 情が移る
  • 今まで費やした時間を無駄にしたくない

このようなものが挙げられます。

特に「今まで費やした時間を無駄にしたくない」という心理はサンクコスト効果と言い、ギャンブル依存の要因としても有名です。

そのため、長い期間同棲するのはおすすめできません。

周囲から反対される

これは実家暮らしでよくあること。

近年は同棲を賛成する人が増えてきた印象ですが、まだまだ反対の声は根強くあります。

特に顕著なのは親世代で、同棲は基本的に許可してくれないもの。と思った方が良いです。

もし周りに相談する時は肯定してくれるがどうかを予想すること。

微妙なら、しっかりと作戦を立てて上手く立ち回るようにしましょう。

参考:同棲する時の注意点(内部リンク)

自由な時間が減る

同棲すると毎日一緒に居られるようになる反面、自由に使える時間は減ります。

ですが

  • 友人と遊ぶ
  • 趣味の時間に費やす
  • 頻繁に飲み会に行く
  • 異性と遊ぶ

このように、自分のことばかりに時間を使っていると不信感を抱かせてしまい、破局の原因になってしまいます。

一人の時間と一緒にいる時間のバランスを上手くとるのが円満の秘訣

江崎グリコの調査(2019年、1000人の夫婦にアンケート)によると、夫婦が満足する会話時間は1日で平均80.6分という結果が出ています。

この時間を参考にして、バランスを取るようにしましょう。

片方が損をする仕組み

お互い一人暮らしをしていると、同棲する時に片方は家を出ます。

そのため、職場から遠くなり交通の便が悪くなる可能性があります。

そして、万一別れてしまった場合。

家を出た側はもう一度賃貸契約を結んで、引っ越しの準備をすることになります。

引越するのもタダではありませんし、収入がカツカツだと、出るに出れない状況になります。

そのため、お金の話は同棲する前にきちんとしておくほうが良いです。

同棲をしたいならやった方が良いこと

同棲をしたいならやった方が良いこと

同棲には賛否がハッキリ分かれています。

人によっては同棲の提案をしただけで「そういう人か」と軽蔑のまなざしで見られることも。

そこで、もし同棲を考えているならやっておくと良いことを以下に解説します。

覚悟を決める

覚悟といっても色んな解釈がありますが、主に以下のようなことを指します。

  • 振る・フラれる覚悟をする
  • 同棲期間をハッキリ決める
  • 期日を過ぎたら同棲を解消するor結婚する
  • 身体の関係は求めない

覚悟とは「最悪の事態を想定して受け入れる」こと。

同棲においての最悪の事態とは

  • 別れること
  • 時間を無駄にすること
  • 傷物にされる(女性の場合)

このようなこと。

そのため、被害を最小になるようなルール作りをすることが重要です。

初めのうちに伝えておく

お付き合いをしている相手は同棲が嫌いな人かもしれません。

もし「いずれは同棲したい」と考えているなら予め伝えておくほうが良いです。

ただし、初デートで話すには重い話題ですので、2~3回目のデートの時にそこはかとなく伝えるのが無難。

将来の話や結婚観の話になった時に

「1か月くらい一緒に暮らしてみてから結婚を考えたい」

と、期日も併せて伝えることがポイントです。

信頼関係を重ねる

  • 1か月で結論を出す
  • 同棲中は身体の関係は求めない

いくら覚悟を持っていても、しょせん口約束。信じてもらえなければ意味がありません。

信用を得るには見た目と行動が大事。

  • 清潔感を保つ
  • 普段から誠実な対応をする

この2点には細心の注意を払ってください。

清潔感や誠実な対応について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

同棲を断られたらどうすれば良いのか

同棲を断られたらどうすれば良いのか

現実では上手く行かない事も当然あります。

ここでは、もし同棲を断られたらどうすれば良いか。

今後の選択肢について解説します。

理由を聞く

まずは断られた理由を聞きましょう。

これには2つの目的があります。

  • 悩みを解消して同棲に持ち込む
  • 相手の信頼を得る

悩みを解消して同棲に持ち込む

どうにもできない理由もありますが、譲歩することで解決することもあります。

例えば

  • 職場までの距離
  • 友達を呼べなくなる
  • 自分も家事をやる

結婚すると共に暮らすことになるため、この辺りはいずれ解決しなければいけないこと。

時間やお金は有限ですから、何かを得ようとするなら何かを捨てなければいけません

大抵は友達付き合いと自分の時間が減り、妻や子供に使う時間が増えます

相手の信頼を得る

円満の秘訣はコミュニケーション。

どんな内容であっても、相手の話を聞くという行為が相手に寄り添う姿勢となり、結果的に信頼を得ることに繋がります。

ポイントは「否定しない」「口を挟まない」こと。

これらをしているといずれ「話しても無駄」と思われ、話すらしてもらえなくなります。

悩みや不安は口に出すだけで解消することもあります。

代替案を提案する

同棲が無理なら、以下のようなことをして相手の内面を探りましょう。

  • 外泊する
  • お泊りデートをする
  • 料理を振舞ってもらう
  • 相手の家に上がる

わたしは同棲はしませんでしたが、上記は全てしました

相手にばかりさせていると不公平だと思われてしまうため、自分も家に招く・自分も料理を振舞う。とすると良いです。

結婚相談所に入会している場合、宿泊すると婚前交渉とみなされ退会処分となることがあります。しっかりルールを確認してから実施してください。

日常の態度から内面を探りたい人は以下の記事をご覧ください。

諦める(相手の考えを受け入れる)

「諦める」と聞くと印象が悪いですが「相手の考えを受け入れる」とも言えます。

  • 信頼関係が不足していた
  • 経済的な問題があった
  • タイミングが悪かった

同棲を断る要因には色んな理由があるため、意見の食い違いはあって当然。

大事なのは「これからどうするか」という考えを持つことです。

自分の考えを主張してばかりだと相手に不満が溜まります。

そのため、

「ここでは一歩引いて借りを作っておき、結婚する時に自分に優位な条件を飲んでもらう」

という考え方もできます。

普段から厚意にしていると「お願いごと」が通りやすくなります

筆者の意見

筆者の意見

ここからは、同棲否定派がよく言う言葉について。

個人的な見解を述べていきます。

結論
・根底にあるのは「自分が第一」
・逃げる手段を持っておくのは現実的
・でも相手に対する配慮も必要
・話が通じないときは相手の意思を尊重する
・隠れてやるのも一手

お試しみたい

お試しですよ

「好きになった相手ならお試しはいらないはず」

同棲否定派からよく聞く言葉ですが、結婚してから騙される人が居るのも事実。

世の中、きれいごとだけで生きていけない」というのがわたしの見解です。

結婚は車を買う・家を買う、よりも大きな決断。

車を買うなら試乗しますし、家を買うならモデルハウスを内覧します。

でも、それだけでは信用できないから口コミや体験談を見たりします。

同棲は言わば、口コミにあたる部分。

お試ししないで結婚するなんて、博打のようなもの。

自分を幸せにできるのは自分だけなんだから、お試ししたくなる気持ちもわかります。

「お試し」の言葉に隠れた真意

根強い批判があるのは、人を物扱いしているような考えのためだと思います。

誰だって、自分や子供(娘や息子)をリスクとして見られたらいい気はしないでしょう。

ですが、人は自分のことを第一に考える生き物。

常に他人を第一に考えられる人はもはや「神」です。

自信が無い・覚悟が無い

大きな決断なんだから当然

自信が無い・覚悟が無いのは悪いことではありません。

人は誰しも保証が欲しいもの。

  • 結婚相談所の成婚率を気にする
  • 「○○さんならどうしますか?」と聞く
  • 物を買う時に有名メーカーの商品を選ぶ
  • 万が一に備えて保険に入る

同棲を反対する両親も

  • どこの馬の骨かもわからない人間に娘はやれん
  • でも婚約しているなら良い
  • 相手の娘さんを傷つけたら責任を負えない

このように保証がないことを気にしています。

全ての未来を予想することは不可能なので、最終的には覚悟は必要

でも「未然に防げるものは防いでおきたい」と思うのは自然なことです。

男として責任が無い

時代錯誤

「男らしさ」「女らしさ」を掲げる考えは古いと個人的には思います。

男だって女々しい時、逃げたい時はありますし、男勝りでざっくばらんな女性も居ます。

「頼りがいがある人間」としてなら同意しますが、そもそも立ち向かうだけが「頼りがいのある人」ではありません。

  • 人を完全に信じない
  • 現実もある程度見据える
  • リスクを回避する柔軟さ

これらも生きていく上では必要です。

悪い所も良い所も受け入れる

その考えは同意。だけど…

「知らない」と「知っている」とで話が変わってきます。

そして問題は、その悪い所が一緒に暮らさないと分からないという点。

例えば、借金があることを隠していたら?浮気していることを隠していたら?

お付き合いをしているだけでは、家事能力や相手の裏の顔まで分かりません。

同棲をしていても分からない事もありますが、リスクは減らせます

安易に別れる決断をしない

別れるハードルが高すぎるのが問題

「結婚をすると何かトラブルがあった時に安易に別れる事を考えない。まずは前向きに考えるようになる」

「まず前向きに考える」という姿勢は良いと思います。

ただ、一緒に暮らしていると

  • 情や愛着が湧く
  • また引越しをしなければいけない
  • 別れたという傷がつく(離婚よりは浅いが)
  • 今まで過ごした時間が無駄になる

このように、同棲でも別れるハードルは高くなり、十分前向きな検討はします。

そもそも価値観の違いを解消するのは難しいから、同棲で見極めようとしているのに「何かあってから前向きに考える」は軽率じゃないか。

個人的にはそう思います。

同棲のメリットは?

「別れる」という選択肢が取りやすい点

  • 「同棲のメリットは?」
  • 「結婚と何が違う?」
  • 「それなら結婚すれば?」

これは結構、意地悪な質問だと思っています。

そう思う理由は

  • 感情論だと納得してもらえない
  • 人に言い難い理由も多分に含まれている

わたしの個人的な見解を述べると

「同棲のメリットは?」

もし合わなかったときに別れる選択をすぐにとれる。

「結婚と何が違う?」

結婚は場当たり的な対応で理想論
同棲はリスクに備えた対応で現実的

「それなら結婚すれば?」

結婚してダメだった時に生じるあらゆる責任を取れるのか?

すぐに逃げるという考えに批判的な意見が多いですが、生涯を共にするパートナーとなるわけですから、裏の顔を知りたいと思うのは当然の気持ち。

我慢を美徳とする文化はもう手離しても良いと思います。

女性が傷物にされるだけ

婚前交渉禁止にすればいい

  • 「同棲して美味しいところだけを味わう」
  • 「エッチの出来る母親と暮らしているのと同じ」

これに関しては同意。

ですが誠実な男性もいる中で、同棲を100%悪と決めつけるのは如何なものかと思います。

個人的には

  • 婚前交渉を禁止
  • 家事はお互い自分のことは自分でやる

というルールを設ければいいと思っています。

婚前交渉とは

未婚の男女が身体の関係を持つこと。
結婚相談所では成婚退会前に「宿泊」「同棲」など一夜を明かすと婚前交渉したと見なされる。

それを守ることができれば覚悟や誠意を見せることにもつながるし、信用されるようになります。

30を前にした女は早く子供を産みたい

同棲期間を短くすればいい

これに関しても同意。

なので、同棲期間は短ければ短いほど良く、個人的には1か月~3か月くらいで良いと思っています。

1年以上も同棲すると新鮮味が薄れますし、ズルズルと期限を延長しやすいです。

同棲の過去が傷になる

離婚の傷の方がもっと大きい

同棲の過去は隠せますが、離婚は隠すことができません。

そしてバツがついていると、無条件でマイナスのイメージを持つ人が一定数居ます。

「そんな人間の事は捨て置け」と言いたくなりますが、婚活市場はライバルとの比較。

例え性格に問題が無くても、バツがついているだけでスペックは低く評価されてしまいます。

だらしない、中途半端、無責任

感情論なので割愛

このような言葉が出てくるのは今まで述べてきた理由のため。

そもそも「同棲」という言葉を聞いただけで、頭ごなしに否定するところが

  • 柔軟な考えを持っていない
  • 自分の考え、経験が正しいと思っている

このような証明になってしまい「頑固」「話が通じない」印象を感じてしまいます。

経験談は確かに信用できる部分が多いですが、信憑性は8割くらいだと思っています。

家事をやる男性も普通に居ますし、同棲中でも全く手を出してこない、鉄の意志を持っている男性も少数ながら存在します。

人は変わらない

合わない人とは距離を置く方が良い

同棲を否定する人はどんな言葉で取り繕っても説得できない。と思った方が良いです。

理由は今まで自分が見聞きしてきた経験によって導き出された結論のため。

特に両親世代なら尚更。

親という立場上、また人生経験の多さから、説得するのは難しいです。

そのため、考えが合わない人とは「この人はこういう価値観の持ち主」と割り切り(受け入れ)ストレスを感じないような付き合いをすると良いです。

例えば

  • 考えない
  • 距離を置く
  • 仕事だけの付き合いに留める
  • 別れる・縁を切る

考えても仕方のないことは考えない

これがストレスを抑えるコツです。

同棲をするときの注意点

同棲をするときの注意点

ここでは同棲をするときの注意点を以下に解説します。

覚悟を持つ

具体的には

  •  決めたルールは必ず守る
  •  相手の結婚の意思があるかを確認する
  •  生活習慣が変わるかもしれない覚悟
  •  別れる覚悟を持つ

このようなを覚悟すること。

「一緒に居たいから」という気持ちだけで同棲すると失敗に終わる可能性が高いです。

同棲を提案された場合、相手の覚悟を知る方法は

  • 両親に挨拶を済ませているか
  • 期日を明確に定めているか
  • 具体的なルールの提案があるか
  • 今まで手を出されたことが無いか

このようなことをチェックしてみて下さい。

期日やルールを明確にしていると、先のことを考えているようにも思えますが、破られる可能性があるため信用度は少し低め。

それよりは、両親への挨拶は済ませている。の方が行動が伴っているため信用度は高いです。

相手の内面・本性についてもっと知りたい方は以下の記事をご覧ください。

相手の意見を尊重する

恋愛も一種の人間関係なのでお互いを尊重することが大事です。

自分の意見を押し通すだけでは同棲反対派と同じ。

もし意見が割れた時に毅然とした態度を取ると、話は平行線を辿るだけです。

  • 代替案を提案する
  • 時には譲歩して借りを作る

これらのバランスが大事。

そのためには日頃からコミュニケーションを取り、

  • 相手の考えを知る
  • 信頼を溜める

必要があります。

十分な信頼関係にあると、どんな意見でも肯定的に見てくれるようになります。

信頼については以下の記事で詳しく解説しています。

ルールを決めておく

具体的には

  • 期日
  • 家事分担
  • 生活費
  • ケンカしたときのルール
  • 一人になる時間

このような事を決めておくと良いです。

特に、時間・家事・お金については揉めやすいので必須レベル。

以下、詳しく解説します。

期日はなるべく短くする

女性は妊娠・出産の適齢期があるため決断を早く下す方が良いです。

そのため、同棲期間はなるべく短めにしましょう。

個人的には1か月くらいが妥当と思っていて、遅くとも3か月以内には結論を出すべきだと思います

1か月の根拠は

  • 4週間も家事の替え玉はできない
  • 1か月程度なら元の住まいを解約せずにできる
  • 新生活に飽きる(慣れる)前に結論を出せる
  • 1か月も隠し通せるなら1年経っても見つけにくい

3か月の根拠はないですが、結婚相談所が3か月ルールを設定しているため。

3か月ルールとは

IBJ加盟店のルール。お相手の方と仮交際・真剣交際に発展したとき、3か月以内に付き合うか・お断りするかを決めて相談所に連絡しなければいけない。返事をしないと成婚したと見なされ、成婚料を徴収される。事情を説明すれば6ヵ月に延長する事も可能。

恐らく、3か月以内のスピード感でやるのが現実的なラインなのだと思います。

そして期日を過ぎても結論を出せないなら「別居する・別れる」のどちらにするかも予め決めておくこと。

延長は絶対にダメです。

家事分担は任せない・押し付けない

基本的に「自分のことは自分でやる」「曜日で分ける」「作業で分ける」と明確に分けたルールにする方が良いです。

理由は人は楽をしようとするため。

初めは善意で、喜んでもらいたい一心で引き受けていた家事も、慣れると甘えてくるようになり、次第に「当たり前」と思われます。

ありがとうの反対は当り前

そうなると、家事の有難味を感じなくなり「有難う」という言葉も言わなくなります。

特に揉めやすいのは「早く帰った方が料理を作る・洗濯をする」

一見、公平な気がしますが、飲み会で遅くなった場合「自分だけいい思いをして…」と反感を買いますし、残業するのは上司や自分の能力の無さが原因。パートナーには関係の無い話です。

生活費はうやむやにしない

お金の話はうやむやにせず、必ず決めておくこと。

どう分けるかは人次第ですが、個人的には

  • 誘った方が多く負担する
  • 招かれる側は今の住まいを解約せず残しておく

が、良いと思います。

因みに我が家は共有財産制。いくら入れるかは個人の判断にゆだねていますが、年収は公開しています

ケンカしたときのルールも決めておくほうが良い

具体的には

  • 翌日に持ち越さない(24時間以内に謝罪する)
  • 無視しない
  • ケンカをしても挨拶・感謝はする
  • 手を上げない

具体的に明文化しなくても良いですが「口頭で言う」「自分がまず徹底する」これらはしておいた方が良いです。

そして、もしケンカになった時は、きっかけを作った事に対して謝罪すること。

価値観は違って当り前なので「自分の考えが間違っていた」ではなく「怒らせてごめん」と謝るのが良いです。

そして次からは、そのきっかけとなった行動をとらないように努めること。

これが人間関係を円満にするコツです。

謝罪については以下の記事で詳しく解説しています。

一人になる時間

恋人と一緒に居られるのは同棲のメリット。

ですが、常に一緒にいると疲れてしまいます。

1人になる時間も確保するようにしましょう。

例えば

  • 別々の部屋を作る
  • 23時以降は絡まない
  • 帰宅後1時間はそっとしておく

など。

男性は仕事から帰ってきて矢継ぎ早に愚痴を聞かされるとイライラする。

女性はアドバイスではなく、話を聞いて共感してほしい・味方になってほしい。

と、男女によって捉え方は違います。

男女の考え方の違いについては以下の記事で詳しく解説しています。

女性にメリットを持たせる

同棲と聞くと「女性にとってメリットがない」と思う人が大多数。

そのため

  • 体の関係を求めない
  • 家事を任せない(押し付けない)
  • 仕事を辞めさせない
  • 経済的な援助をする(引っ越し費用など)
  • 女性の職場に近い場所に住む

この辺りを考慮すると良いです。

特に体の関係と家事を押し付けられる不満は根強いです。

プライバシーは尊重する

例え一緒に暮らしていても

  • スマホを勝手に見ない
  • PCを勝手に見ない
  • 裸を見ない
  • 下着を見ない、触らない
  • 化粧している所を見ない
  • 財布に手を付けない

このような配慮はしてください。

相手がオープンにしているなら別ですが、基本的には見ない・触れない方が無難です。

その方が信頼感や誠実さをアピールできます

家は誰にとっても安全・快適なものではなればいけません。

一緒に暮らしているからといって何でも許されるわけではありません。

それは結婚後も一緒です。

両親への挨拶はしておいた方が良い

これも賛否ありますが、ケジメをつけるという意味では、同棲する前にやっておいた方が良いです。

無理に両親と仲良くなる必要はありませんが、挨拶しなかったせいで話がこじれる。

ということはよくあります。

両親は恋人のことをよく知らないので、基本的なマナー(挨拶)で判断するしかありません

結婚すると親族になり、切っても切れない関係になります。

もしパートナーが両親に会うことを拒むるようなら覚悟が無い証拠。

もしかしたら本気ではないかもしれません。

「断られるのがわかっている」という場合、隠れて同棲するのも一手ですが、情報を漏らしてしまうと後々面倒になる。

ということは覚えておいてください。

結婚相談所を退会する

もし結婚相談所に入会しているなら、同棲前に退会(成婚退会)する必要があります。

理由は、大体の結婚相談所は婚前交渉を禁止しているため。

婚前交渉とは

未婚の男女が身体の関係を持つこと。
結婚相談所では成婚退会前に「宿泊」「同棲」など一夜を明かすと婚前交渉したと見なされる。

違反すると罰金を徴収されたり、成婚退会したとみなされ成婚料を徴収されます。

特に以下のような相談所は婚前交渉を禁止していると思って差し支えありません。

  • 仲人型、またはハイブリッド型
  • お見合い料を設定している
  • 成婚料を徴収している

中にはキスをしたら婚前交渉したとみなす相談所もあります。

そのため、どこまでが婚前交渉に該当するのか。

気になる方は契約書やサポートに問い合わせて確認してください。

まとめ:同棲する方が良いが信頼も大事

まとめ:同棲する方が良いが信頼も大事

結論としては、賛否両論。

同棲をしたほうがリスクを抑えられますが、「自分だけが良い思いをしようとしている」と根強い反対意見が多いです。

そのため、不安要素を極限まで排除したうえで、賛同してくれるか検討し、それでもダメなら相手の意見を受容する寛容さも大事。

ただ、覚悟やケジメを示す方法は結婚だけではありません。

日々の言動で信頼を集めていれば、同棲に対して肯定的に見てくれることも十分あり得ます。

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